2015/11/30 のログ
美澄 蘭 > ポストカードや文房具などのグッズもある。
目移りしている中で…図録が目に入った。

「………二千円、かぁ………」

図録として考えれば決して高くはない。
だが、バイトなどをしていない学生がポンと出すのは、ちょっと辛い金額だ。

美澄 蘭 > 蘭の脳が算盤を弾き出す(無論、比喩である)。

二千円。
週に一度のぷち贅沢、カフェテラスでお茶しながら勉強の、2〜3回分。
学食で夕飯の、5回分。
クラシックCD、2枚分。

(………二週間カフェテラスを我慢して、夕飯を自炊すれば…カバー出来る金額ね。
家で勉強するようにすればカバー出来るかしら?)

後は、この図録にそれだけ行動制約の価値があるかどうかだ。
ぱらぱらと、サンプルをめくる。

美澄 蘭 > 図録は、図録に留まらず作品背景の解説や作家の紹介も載っており、読み物としても面白そうだった。

(…これだけ充実してるなら、図書館通いを我慢してもしばらくは退屈しないか)

というわけで、気に入った作品をモチーフにしたボールペンと図録を持ってお会計。

美澄 蘭 > 「ありがとうございます」

ミュージアムショップの袋に入れられた図録(とボールペン)を受け取る。

(出費は増えちゃったけど…色々新しいことが知れたし、展示も面白かったし。
来て良かった)

蘭は、満足げに美術館を後にしたのだった。

ご案内:「国立常世新美術館/「異能芸術の現在」展」から美澄 蘭さんが去りました。