2016/06/13 のログ
那岐夜車丸汀 > 「ドビュッシーに限らなくても 色々とピアノ曲は分かりますので
ピアノとの兼ね合いは不可能ではないと思いますが、いずれ」
ヴァイオリンを嗜む際はピアノで少しだけ弾いて音程などを確認している。
弾くレベルはプロ一歩手前位。でも本当はヴァイオリン主体でいる。

「色々とありまして 知り合いが出来ましたが、雨宮先輩と…ヨキ先生位でしょうか。
他は風紀の佐伯先輩は何度かお会いしておりますし。立食ぱーてぃは食べ過ぎによる
健康状態悪化が見込まれてしまいましたので飛び込み演奏するしかなくてでして」
目的を果たすためには手段は早々に弾くしかなかったという。感嘆の言葉を聞くといえいえ、と手を振って

「余程お好きなのですね 生の演奏会。って私もですが」
声が楽しそうです弾んでおります。彼女は母親もピアノに詳しいような事が分かった。
そうでしたか、それならピアノの腕前はさぞかし…。

「んー…予算的に 大人買いが出来そうです。では今言って頂いたCD全て各一つずつ買います。財布は此方に。」
そのCD一つずつ選んで頂いて 会計へと連れて行ってもらッタ事だろう。

ご案内:「歓楽街の楽器店」から那岐夜車丸汀さんが去りました。
美澄 蘭 > 「そうね…そのためにはもっと練習しないと」

「やることが多くて大変」と言うが、その声は笑っていた。

実際のところ、蘭のピアノの技術はそれなりの水準だが、プロを目指す…というところには今のところ後一歩足りない。
…好みが定まり過ぎて、レパートリーが偏っているのだ。

「雨宮さんと…ヨキ先生………あ!
異能と金工で同じように作る、美術の先生よね、確か」

先生のことは名前だけは知っていたらしく、そこで声のトーンが少し上がる。

「風紀委員にも知り合いがいるの…
…立食パーティは…私はあんまり多く食べれない方だけど、食べる人は凄く食べるのかしら」

「なぎささん、気がつくのね…」と、これはこれで感心してしまうのだった。

「生の演奏会が好きじゃないクラシックやりなんて、いないでしょ?」

そう言って、くすくすと笑みを零す。
…が、その一方でピアノの腕を随分上に見積もられてしまったことに、蘭はまだ気付いていなかった。大丈夫だろうか。

「え?大人買いしちゃう?」

目をぱちくりと数回瞬かせた後、熊蜂の飛行が収録された(が、他の収録曲はかなりバラバラの)ソリストのCDを4枚ほど取って、汀に渡す。

そして会計のコーナーまで案内して…その後の帰り路、音楽談義を楽しんだとか。

ご案内:「歓楽街の楽器店」から美澄 蘭さんが去りました。