2016/11/15 のログ
ご案内:「ゲームセンター”御門”(ハメFree)」におこんさんが現れました。
■おこん > 今日もクソゲーするかー。
(ゲームセンターに遊びに来るのは日課のようなものである。
ここはゲームセンター”御門”…まともじゃないゲームのたまり場だ。
個性的なゲームに悶え苦しむのがおこんの楽しみの一つであり、ここはうってつけの場所なのである。
何か新しいゲームはないかとぶらぶらしていると、以前遊んだゲームが鎮座していた。
いろんなゲームに出てくるキャラクターが一同に会して戦う格闘ゲームである。
ちょこんと席に座って100円を投入。 以前猛威を奮っていたキャラクターを選ぶ。)
こやつの超必殺、全画面に判定が出た上に3割確定とか意味わからんもんな…
それに性能も相変わらず意味わからんのう。 昨今アップデートがかかったというし、どんなもんか見てみるかな。
(ぶつぶつつぶやきながらコマンドを確認。 設置と突撃があって移動もあるキャラクターの性能に頭を抱えたけれど、
気を取り直してレバーを握る。 瞳に炎が宿った。)
■おこん > まず、こうじゃろ。 そんでこうで…こうじゃろ。 そのあとこうじゃろ。 ゲージが貯まって…
いいところでガッツポーズするじゃろ。 死んだ。
(CPU戦で肩慣らし。 まずは設置からの、相手をめくるようにして空中から突撃。 攻撃をサポートするストライカーを呼び出し、
設置して置いた攻撃の所に敵を押し込みながらひたすら殴る。手が空いたらまたストライカーを呼んでコンボを継続させ、
ゲージが溜まったので超必殺技。 ダメージ保証がついてるから、コンボの〆に撃っても威力が減衰しにくい。敵は10割溶けて死んだ。)
全然調整されて無いんじゃよ!?アップデートで弱くなりましたみたいなこと言ってたはずなんじゃけども!
(勝っても納得がいかないゲームである。 おこんは困惑した。 とはいえ、次の試合である。
といっていたところにまさかの乱入であった。 相手のキャラクターを見るに、見たことがない相手だ。
つまり、新しく追加されたキャラクターということだろう。なるほど、と頷く。)
まあ?乱入とはいえ? ワシもそれなりに遊んどるから?簡単にわからん殺しなどされるわけがないっていうか?
まあちょっとワシのことわからせちゃうかーみたいな感じで?やる?
(安易な出来る人ムーブと共にレバーを握り直す。 戦いの構えである。)
■おこん > へー、新キャラかー。 足元にネコチャンがいっぱいおって可愛らしいのう。
(新キャラの足元にはねこちゃんがたくさんだ。可愛い。 一瞬見惚れそうになるも、
これは格闘ゲームなのだと思い直す。 ぶるぶると頭を左右にふった。)
そんでねこちゃんが…ははあ、攻撃し早っ、えっ、ちょっとまってなにこれ!
おかしい!こいつおかしい!あっ、死……!!
(猫、猫、ストライカー。 猫、猫、さらに猫とストライカー。 どうやら彼女は、
デフォルトの2体と別に、専用のストライカーを2体備えているらしい、つまり攻撃は…)
2+2+猫たくさんッ……!! なんということじゃ……。
(気づいたときには遅かった。 ガッツポーズの一発もできぬまま、そのままぶち殺されて次のラウンドである。
額を汗が伝う。 一発一発の火力も決して弱くなく、意味不明な択で蹂躙されてそのまま終了。
まったく調整できていない……。おこんは打ち震えた。)
しかし!わしも負けるわけにはいかんのじゃー!! ワシはこれでも、数千歳で、教師で、ロ研の顧問なんじゃよおー!!
ぐえー!!!
(ラウンド2直後、思い切り気合を入れて突っ込んだおこんを待っていたのは空中下段とかいう意味不明な攻撃であった。
そのまま崩されて、さっきと同じ猫猫ストライカーで圧殺である。 パーフェクト勝ちを取られ、がっくりと項垂れた。)
こ、このゲーム……このゲームおかしいじゃろ何もかも…!おまえマジ……ほんと…!!
(負けフォックスである。 9本の尻尾を足の間に通し、ぎゅっと抱きしめながらゲームオーバー画面を睨みつけた。)
■おこん > くそがー! このゲーセンハメなんじゃよー!ウワー!
(その後何度戦ってもダメだった。猫の物量に押しつぶされること数十回…
とうとう堪忍袋の尾が切れ、ぐずりながら立ち上がりゲームセンターを後にするのでした。)
ご案内:「ゲームセンター”御門”(ハメFree)」からおこんさんが去りました。