2017/04/01 のログ
ご案内:「クローデットの私宅」にクローデットさんが現れました。
クローデット > 午後。
クローデットは、先日図書館から借りて来た本の内容のまとめを作成しながら、静かに時を過ごしていた。
時折「大切な人」に身体の主導権を明け渡しさえすれば、クローデットは人の多い場所に行かなければ比較的安定した日々を過ごすことが出来ている。

元々公安委員会の活動やらで稼いだ単位があるため、進級や卒業などの問題はそこまで切実ではない。
検査を受けた医療機関からは「対処方法が分かるまでの休学」も薦められたが、断った。

出来るだけ早く「復調」をアピールし、禁書庫の蔵書も利用した研究に戻らなくてはならないのだから、「体調不良による休学」などというラベルを貼られるわけにはいかないのだ。

クローデット > 少しずつ、「大切な人」が自分に要求する時間は増えているように思う。
それでも、今のところは要求に応えた方が、自分の自由になる時間は多い。
そもそも、「大切な人」の要求を拒むなど、クローデットには考えたくもないことだった。

…自分のやりたいことと、「大切な人」の望みの間に「葛藤」が発生していることからも、クローデットは必死に目を背け続けている。
「目を背けている」という事実すら、意識に上らせる前に否認して。