2018/03/17 のログ
セシル > その様子を見て、教師が苦笑いをする。

『まずは、自分の心配ですよ。
勉強しなくちゃいけないことが、またたくさん増えますからね』

「あ…はい、そうですね。失礼しました」

思考を見透かされて、気恥ずかしさに視線を彷徨わせるセシルの顔が、わずかに熱を持つ。
顔色に、明確に出るほどでは無いけれど。

『まず自分を救わないと、他の人はちゃんと救えませんからね』

「………肝に命じておきます」

女性としては広めの部類に入らなくもない肩幅を、少し縮めて。
セシルは、教師の後をついて進路指導室を出ていった。

ご案内:「進路指導室」からセシルさんが去りました。
ご案内:「進路指導室」にセシルさんが現れました。
セシル > もう一つ、語らなかった志望理由。
この島で出会った、大切な「友」のこと。
そのことまでは、流石に恥ずかしくて、口に出せなかった。

ご案内:「進路指導室」からセシルさんが去りました。