2016/09/25 のログ
ご案内:「男子寮 部屋」に滝川 浩一さんが現れました。
ご案内:「男子寮 部屋」に鬼灯花蓮さんが現れました。
■滝川 浩一 > 先ほどの道路でのやり取りから数分後。
道端で喋っているのも何かと思い、男子寮の自分の部屋へと移動した。
ここに来るのも何だか久々な気がする。
まずは台所へ寄り、冷蔵庫から麦茶を入れているピッチャーとコップを二つ持ってリビングへ行く。
机にコップを置けば、それぞれに麦茶を注いで行く。
「っはぁ~~…」
机の前に座れば、麦茶を一飲みしてそのように声を出す。
喉でも乾いていたのか、何故だか生き生きとしている。
■鬼灯花蓮 > 男子寮の際の自分の立ち位置は基本 水槽の中で蜥蜴が多い。
その筈なのだが、今宵の姿は人型を取っている、つまり、もしも抜き打ちで とかの場合は 少々拙い事に成り得るのだ。
まぁ そうなったとしても 物理的に如何にかしてしまいそうな表情と感情が読みにくい女子の形をした何かがいる。
「………」
何とも喋らない。麦茶注がれたグラスを黙って持ち上げ
ちびちびと飲み、静かに机の上に置くのだ。所作がとてつもなく静かであった。
序に言えば 気配も静かすぎる。主が生き生きであればこちらはその逆を行く始末。
■滝川 浩一 > 「……」
麦茶を飲み干し、コップを机の上に置くと静寂が訪れる。
目の前で麦茶を飲んでいる彼女の所作が聞こえるほどその部屋は静かだった。
しかし、目の前の少女、こんなに静かだっただろうか。
彼女のすべてを知っているわけではないが少なくとも、自分の知りえている限りではこんなに静かではなかった。
というか彼女の本性はこのように所作も気配も静かな物なのだろうか?
頭を抱え、少し苦い顔をする。
彼のとってこのような状況はあまり精神衛生上良くない。
どのような話題を切り出そうか考える。
■鬼灯花蓮 > 静かな場所に 一人放置しても恐らく平気そうな存在はまさしくこれだろう。
一つ一つの仕草が音のたてぬひっそりとした恐らく隠居の様な状態。
独り言を呟く事でもなく、寧ろ空気の一つでも思って頂ければという具合にまでに気配も薄かった!
今までが本性隠していたんです 寧ろ 本性はこうなんです、という位にしっくりくる無理のない動き。振舞。
今までが無理をし過ぎて 普段とはなんぞを全開にしつついたとしたらこんな状態。
やがて 麦茶の注がれたグラスの中身が空になった…
意外と飲む方であったという。 然し 依然として無言過ぎる。
■滝川 浩一 > 「あー……」
何の話題を出そうか必死に考え込む。
やはり話題と言えば今後の事についてだろうか。
意を決し、拳を握り彼女を見据える。
「あぁ、そうだ。アパートへの引っ越しなんだけど…さ。お前の宝石があれば簡単に済むかも…」
静寂に我慢しきれずそのように口を開く。
その額には若干汗を掻いており、追い詰められていることがわかるだろう。
とは言え、何も緊張することも無ければ追い詰められる事もない。
「その流れで生徒登録も出来る…かも」
最後の方はなぜか弱弱しく声が小さくなる。
静寂という本性を現した彼女の感情がわからず、怒っているのか悲しんでいるのか全く分からない。
いや、そもそも感情が希薄なら怒る悲しむもないのでは?
■鬼灯花蓮 > 本当に喋らない。彼が喋ろうと口を開いた時に
じっと彼の顔を見つめる様に見定める始末。
特に怒っているとか 機嫌が悪いとかではない。これが素であり、これが本性である。
やや間があり ひそひそ声ではないが 傍にいて聞こえる範囲位の声を発し始めるのだ。
なんでそんなに声も小さいのか たぶん指摘もしないと其の内念話で通話もし兼ねない位に。
「 塒替え。 宝石 金剛石か石英、翡翠なら少々。
宝石相場が崩落しない程度に 出すなら 宜しいか。 」
何故追い詰めた顔をしているのだろう 少女自身の態度で追いつめているとは気づいておらず、
淡々とした読みにくい声で 机の上に 何処からともなく 金剛石(ダイヤ)、石英、翡翠を置いていく。
「 それは僥倖 偽りの学業生活 終息。」
生徒登録はこの偽りの男子寮ひっそり同棲生活の終わりであり、堂々と同棲生活の始まりを意味する事。
静寂過ぎるのと口から出す言葉が悉くどうも古臭いのは癖らしい。
「 換金は 此方で行うか 其れとも ? 」
目を細めて獰猛?な赤い目線が 彼へとまっすぐに注がれる。
■滝川 浩一 > 目が完全に泳ぎ、汗も止まらない。
お喋りやお調子者、自尊心の塊はそれなりに慣れているがこうも無口な女性が相手だと調子が狂う。
色々と追い詰められ、思考回路がパンクしそうなところである考えにたどり着く。
(いや、待てよ…これが彼女の本性、だとして…本性を今まで現してなかったって事だよな)
つまり、本性を現した=信頼されていると前向きな発想が出現する。
その考えを信じ、ほっとしたように胸を撫で下ろす。
楽観的な考えではあるが色々と考えて不安になるよりずっといい。肩の力が抜ける。
「あぁ、怪しまれない程度に…だな。偽りの学業生活も終わりだ。堂々と同居出来るぞ」
古臭い言葉の意図を汲みとり的確にそう返す。
アパートに引っ越した後も水槽は必要か?とケージを指さし彼女に聞く。
不安がなくなったお陰で生き生きと発言をしている。
「あぁ、換金は俺がするよ。今のお前だと色々怪しまれちまうしな」
腕を組んで頷く、獰猛な赤い目線ももはや通じなくなった。
■鬼灯花蓮 > 対する此方は目は据わってる、汗もかかない。
無口過ぎて 目で会話しそう いや 念話というスキルがあるので黙ってそれらで会話をしそうなモノ。
言葉数が少ないので圧倒的に 多くは語らないそれが この存在の本性。
特に 語らない時は 肯定を示し、異なる事、間違っている事には最低限伝わればそれでよい的な言葉で伝える。
無駄なき行動で理を発す、ただ これ 問題なのは 信頼関係が高くないと破滅まっしぐらな事。
「 諾 。 静寂が満たされれば 良。
あれは、 必要。 時々 あの場所で 過ごすのに必要不可欠 」
言葉に間は空く。言葉選んでいる節がある。引っ越したとしても部屋がもし少なければ、水槽の中にひっそりといたり、
蜥蜴の時にやっていた 日向ぼっこをしつつ瞑想の時間も取りたい。禅の時間ともいうが、あれを続けたいというものを含めて
少々分かりにくい いや分からないだろう、願いを口にする。
「 諾 。 身分証明出来るものがないからか。 」
では これ等を、とずいっと宝石類を彼の方へと寄せよう。
■滝川 浩一 > 「おぉ、そうかい。じゃあアイツも移動だな」
腕を組んでそのように返す。
相手とは違って、こちらは多くを語るのが本性だったりする。
それ故、相手によく質問や話題を振るだがこれの返答が味気なく質素な物や相手が気分を害するものであれば自粛をする。
しかし、目の前の少女の本性を察したために味気ない返答でも話題を振るようにした。
先ほどは自分の質問に対して、相手が憂鬱や怒りを感じていたと思っていたのだが彼女に限ってそれは無いだろうと考えを改めたのだ。
そういう信頼ができ始めたのである。
「あぁ、そうそう…影打とその主の羽切東華の事だけど…」
病室でした念話の内容を思い出す。
前者の半人半刀の娘はともかく、主の方を紹介してなかったのだ。
という事で紹介してくれと目の前の彼女に頼まれたのだ。
「引っ越し先のアパートってのがアイツらが住んでるところでな。引っ越してから紹介でもいいか?」
そちらの方が都合が良いだろ?と続けて
■鬼灯花蓮 > 「 諾 。 平穏と安らぎ 宿り木 獲得 」
何か喋ろうとはしているが ほぼ 間が空いてしょうもない。
何もなければ 無言を貫いてくるのだ、初志貫徹ほぼやっていそうな気はする。
怒りをするにも憂鬱になろうにも それらに使うエネルギーが勿体ないと言いかねず、それらを使う位なら別に使うと。
それが 家事にしろ ナニにしろ。…自炊出来るかは未知数かも知れないが。
「 諾 」
そんな願いを口にした記憶はある。いや、頼み事をしていた。
あれから経過も何もないため 半ば忘れていた事ではあったが それが何かと目で問いかけて。
「 塒が同じ。 で あれば 引っ越し後で委細問題なし 」
そうですか 同じになるんですか それはそれは、と口には出さないが目がそう言っている。
口に出さない代わりに 赤い瞳が声になっていない声を発してる。
■滝川 浩一 > 「あぁ、プライベートルームは必要だろうしな」
麦茶のピッチャーを手に取り、彼女のグラスへと注いでいく。
しかし、独特な喋り方をする彼女に「これが本性か」と小さく呟く。
今まで無理をさせていたようで唐突に申し訳なさを感じてしまう。
「うん。流石に同じ部屋って訳じゃないぞ?…でもあれだな。隣同士にはなるかも?」
一応、勘違い回避のためにその様に言っておく。
そんなことわかりきっているだろうが一応だ。一応。
「…羽切に惚れるなよ?」
そして何を危惧してかそのように口を開く。
『女殺し』、『人外殺し』と異名を持つ男だ。もしかしてソニアを落として二人目の契約者として迎え入れるかもしれない。
まぁ、目の前の彼女の事だから、それは無いと思うが…
「…さてと、今日はもう寝ようかな。というのも、こう見えて脱走者の身でな。早朝に病院に戻んねぇとこっぴどく怒られちまう」
苦笑いして時計を見ると彼女へそう返す。
■鬼灯花蓮 > 「 … 諾 」
すっごく間が空いた 受諾だった。 彼のプライベートルームに置かれている水槽。アパートの構造は解らないが、
部屋によっては一つの部屋を間仕切りで隔てるのではと思案。
悶々と考えたが なるようになると考えが―纏まって 返事。
「 同じ部屋は あり得ん。 隣…防音魔法必要か…」
ナニに対しての魔法をかける気か。
ぽつりとつぶやくのは 不穏な誰にかけるか分からん魔法。
「 否 あり得ん。」
ンな事はありえん。彼の二つ名は知らないが この目の前の彼が言うのだ ろくでもないと勘づく。
ハーレム気質でないし、主は一人と考えている為 そんな事はありえないと机を軽く 握り拳で ごんっと叩く。
「 … そう。 では 我は 水槽に戻る。 はよ 退院せい」
ぽんと音を立てて 蜥蜴になると のそのそと水槽の中へと這って戻っていったという―
ご案内:「男子寮 部屋」から鬼灯花蓮さんが去りました。
■滝川 浩一 > 「あぁ、諾だな」
間が開いた。すっごい間が開いた。
何か彼女の中で不安なところがあるのだろうかと心配になるが、今は掘り下げないでおこう。
間取りで問題が発生しても、その都度解決すればいい。
「えっと…」
何故防音魔法が必要なのか問いかけようとするが敢えて何も聞かず。
彼女なりに考えがあるのだろう。でもなぜだか嫌な予感がする…
「うおぉ…悪い、そんなことあるわけないよな」
ごんっと机を叩かれ、少しばかり気圧されるとそう返す。
声色も表情も変わらない彼女ではあるがその行動でどのような想いであるかは十分に伝わった。
今後はこういう話は控えよう。そう考える主であったのだ。
「あぁ、お休み。…さっさと退院するさ」
水槽の中に戻る彼女に手を振れば、こちらもベッドへと急ぐ。
早朝、まだ日も登り始めたところで病院へすぐさま戻っていき、服をパジャマに着替え病院のベッドへ潜り込む。
幸い、脱出したことはバレておらず、巡回に来た看護師さんの態度もいつものモノだった。
それから数日後、ようやく退院の許可が出た。
手続きを済ませて、病院から歩き去る。その際に、特別にパーカー等の服をプレゼントしてもらった。
また世話になるかもしれないが今のところはもう入りたくはない。
そんなこんなで滝川浩一の長いのか短いのかわからない病院生活はとりあえず幕を閉じたのであった。
ご案内:「男子寮 部屋」から滝川 浩一さんが去りました。