2015/07/02 のログ
東郷月新 > 少女が急に娼婦になった。
その様に一瞬面くらいながらも――
男はうすら笑う。
どんな手を使ったかは知らないが、やられっぱなしもしゃくだ。

東郷は再び短刀を取ると、少女のストッキングを剥ぎ、尻を露出させる。
その形のいい丸みを撫でたかと思うと――

パンッ!

思いっきり手で叩く。
まるで、子供を叱る時のように。
何度もスパンキングを繰り返す。

鬼道椿 > 「ひぅっ…!ぁ、っく…ぁ…ッ!!」

唐突に尻を叩かれて眉をひそめる
じぃんと熱を持った肌が空気に晒されて心地よい
何度も何度も尻を叩かれて、痛みを感じながらもその衝撃が子宮を揺らし快楽を与える
椿は恥じらうとも痛みに悶える訳でもなく、笑った

「ッ…ぁ『ぱしんっ』あぅ!…ふふ、ははは!『ぱしんっ』んぁ!…ははは!」
「剣と同じだな…旗色が悪いとなると場を乱して仕切り直しをし」
「お前の逃げごしの剣と同じだ…!」
「そんなに私の口が怖かったか?」

東郷月新 > 東郷は答えない。
答えない事が答えだ。
『お前は道具だ』
『お前は便器と同じだ』
『黙って貪られるだけの哀れな存在だ』
『そんな存在に言葉はいらないだろう?』

言外にそう言いながら。
今度は椿の顔に、胸に向かって精液をぶちまける。

さあ、メインディッシュの時間だ。
足を拡げさせ、女自身を晒け出させる。

東郷は楽しみだった。
この女の減らず口が何処まで続くか。
『女』になっても続けばたいしたものだ

鬼道椿 > 内心は焦っていた
純潔を散らされるのも恐ろしかった、だがそれ以上に舌を蠢かし読み取った情報が怖かった
認めたくないが東郷と自分は相性が良い、それも凄く
口で満たそうとしている間も読み取った情報からもたらされる
『その時の快楽』の情報がちりちりと頭を焼いていた
情報、それだかでも緩和されているが実際にそうされるとどれ程の物になるか
それは東郷も同じなのだが…

「何も答えないか…フン」
「自分が上だなんて錯覚…言っていられなくなるぞ」
「精々今の内に勝ち誇ってるんだな」

睨みながらそう言ったが足が震えていた
根競べだ…クズめ

東郷月新 > この少女はまだ分からないのだろうか。
上でも下でもない――料理と食べる人間の違いだと。
もっとも東郷には既に関係の無い事だ。

極上の料理が目の前にあって。
それが良い香りを放ち。
自分は口を開いている。
――思考する時間ではない。貪る時間だ。

足を上げさせ、身体を滑り込ませる。
――俗に言う、まんぐり返しの姿勢で。
男は一切の容赦なく、体重をかけ、一気に貫く。

生娘を初めて貫くという征服欲と。
目の前の極上の女を貪るという肉欲を満たす為に。

鬼道椿 > こう言ったことは痛みを伴うと聞いていた
だが事前に知っていた、この男に貫かれればそれすらないと
最初に指で弄られたときの快感とは違う
熱く内側を満たすそれが呆気なくつぷりと膜を破り奥まで到達した
ぶつりと指を拘束していた紐がようやく千切れた
鬱血した親指を労わるわけでも、東郷を突き飛ばすわけでもなく
結合部を手で隠し赤い顔を逸らした
こうなってしまってはもう遅いのだ、ただ奥に押し付けられるだけ
それだけなのに心の底から満たされて愛おしくなってしまう
『相性がいい』などという情報だけでは読み取れないものが心を満たす

「こんなことで私を征服したとでも思うな、屑が……死ね」

目を合わせずに強がりを言った
ただ、東郷も自分と同じくらい満たされていればいいな…と思ってしまった

腰を少しでも引こうとすれば幾重にも重なったひだがカリを撫で上げて背筋を震わすほどの快感をもたらす
熱い膣の中をもう一度押し広げようと奥へ突き立てれば今度は拒むように絞りながら亀頭を刺激し
きゅぅと竿を締め付ける
何往復ほどで達するだろうか、お互いにそう長く我慢できないだろう

東郷月新 > あぁ、思った通り。
――極上だ。

肩をつかみ、胸に齧りつき、無心に貪る。
そこにはもう、女を見下して物扱いしていた男は居ない。
己の獣欲のままに、男と女のまぐわいをしようとする、獣が一匹居るだけだ。

互いの汗の交わりすら甘美なものとして受け止めながら。
男は女を貪り続ける。
腰を動かし、肌を吸い、ひたすらに交わる。
――果てるのもあっという間で。
――再び貪りはじめるのもあっという間だ。

鬼道椿 > 気が付けば東郷の腰に足を絡め、自分からねだる様に腰を動かしていた
何時からこうなっていたのだろうか、甘く切ない声を上げて醜悪な男の耳に愛を囁いていた
一度突き上げられるたびに脳が揺さぶられるほどの甘い快楽
ぴりぴりとしたものではなく芯から体を温め腕に籠った力を溶かしていく
今はただその凛々しい首筋に唇をはわし、赤い跡をつけていくことしか考えれない
果て、中に性を吐き出されるたびに足に力が入り腰を密着させた
吐き出される熱が割れ目から尻を伝い腰元に垂れていく
その余韻に浸る暇もなく再び突き上げられると高い喘ぎ声が口からあふれた
隣の部屋に聞こえているんじゃないかという発想はもうない
腰が止まれば首に歯を立て拗ねたように睨み
動き始めれば甘い声を上げてすりついた

何が憎かったのかすらわからなくなる
嫌悪も快楽もない相手を求めることしか考えられなくなった

東郷が疲れ動きが鈍くなると今度は自分が上になる腰を振った
もうどれだけ繋がっているのかわからない
本能に身を任せて絡み合い、最後に壁に手をついて腰を東郷に突き出した
結合部からはこぷりととめどなく精液があふれ出し内股を汚す
指で広げ、誘い、突き上げられた
今までで一番深くまで刺さりそして身震いするほどの新鮮な快感
そういえばこの姿勢が一番すごいんだっけ…
霞んだ思考でぼんやりと思い返したが関係なかった
汗で肌が張り付きお互いに一つになっていく錯覚に陥る

枯れた声で東郷の名を呼び続けた
欲しい欲しい…貴方が欲しい、と

東郷月新 > あぁ、この女は底無しだろうか。
東郷の獣欲を受け止め、それを飲み干し、もっととねだって来る。
前から、後ろから、そして果ては自分から。
淫らに腰を振り、精を求めるその動きは、男と同じ一匹の獣だ。

壁に手を突きケツを突き出す女に向かって腰を振る。
浅ましい雌の蜜壷をこれでもかと蹂躙する。
あぁ、足りない。
そう、この感触は――斬りたい。
この生<エロス>溢れる女に死<タナトス>を与え、永久に自分のものにしたい。

その欲求が高まってきたのを感じた東郷は。
何度目か分からぬ射精を子宮にぶちまけると。
未だにおさまらぬ自分のそれを、椿の尻の谷間に押し付ける。

――お前は排泄器官まで自分のものだと宣言するように。
その未踏の菊門を犯そうと。

鬼道椿 > ぞわりと寒気が走る
ああ、そうだ、これでこそだ、嘲りでもない醜悪な欲望でもない
斬りたいと言う殺気がより一層椿を虜にする
そうだ、この男はそうでないといけない
剣鬼なのだ、悪鬼なのだ、斬らねばならないのだ
そして、椿はそれを超えるほどに満たしてあげたいという欲求に憑りつかれていた

「はぁ ぁ…はぁ…けだもの…」

好きにしろ、と言いたげに腰を少し下げる
お前が満たされるのならそれでも良いだろう、と
お互いの粘液で濡れた肉棒が菊門を押し広げていく
足ががくがくと震えた、膣とは違う強く締め付ける感触

こんなところまで奪わないとお前は満たされないのか
本当に救いのない…

こっちの情報は読み取ってはいなかった
まさかここまでされるとは思っていなかったからだ
だが知っている知らないはもう問題ではない
あれだけ吐き出し絡み合ったのにまだ自分を求めてくるこの男が
どうしようもなく愛おしくて仕方なかった、殺したくなるほどに

背を逸らし唇を重ねる
そうすることでより深く犯されている気になった
今止められてしまえば逆に殺してしまいそうだ
脳が焼き切れるほどの快感
声にならない声を上げて幾度となく果てる
前よりも強い感覚に涙を零す
刺激が強すぎる。掴んだ東郷の腕に爪を立てた。

東郷月新 > それが愛おしさなのか殺意なのか。
もう男にも分からなかった。
掴まれた腕は爪を立てられ出血していた。
だが、もう痛みも感じない。

差し出された唇を貪るように吸う。
舌を絡ませ唾液を交換し椿の下を吸いあげる。
貪る。まるで足りないとでも言うように。

菊門にも容赦なくピストンを繰り返す。
こじ開け、征服するように腰を動かす。
この女の全てを奪っていないと、殺気で気が狂いそうだ。

喉をそっと撫で、喉笛を確認する。
撫でるだけの行為だが、もし力を入れれば殺せるかもしれない――
そんな危ういバランスの中。

ただ、このひと時が惜しいとばかりに。
男は動き、精を吐き出し、また動く。

鬼道椿 > 菊門を突き上げられるたびそれまで注ぎ込まれた精液が前からあふれ出る
片手は東郷の首に回し唇を貪り合った
そしてもう片手で陰核を刺激し指に絡みつかせる
なにか他の事をしていないと気が狂ってしまいそうだ

首筋を撫でられた時、死を感じがくがくと体を痙攣させて達した
潮を吹いて体から力が抜ける
甘い殺意に急所を愛撫されて今度こそ本当に体が動かなくなった
東郷に体を預けて貪欲に精を飲み込み続けた下腹部に指を這わせた
霞む視線を窓の外へ持っていくと日が落ちかけていた
1日中貪り合っていたのか、と微笑んだ
本当に好き者だ、娼婦と罵られても反論もできない…
それでも椿はただただ満たされていた

東郷月新 > 首筋を撫でた途端に、椿の身体から力が抜ける。
東郷は一度菊門からそれを抜き。そして――

その手で脇差を取り。
それを女の首筋に当て。

――からん、と脇差が落ちる。
体力の限界だった。
二度の死合と数え切れないまぐわいにより、さしもの東郷の体力も限界を迎えていた。

椿と折り重なるように、床に倒れる。

鬼道椿 > 首筋に滲む血を指で拭い舐めとると唇を重ねた
微睡ながら血の味を舌で絡め堪能しそこでゆっくりと意識が途切れた…

東郷月新 > 男もまた、意識を手放した。

――斬る事なく、ここまで満足したのは、何時ぶりだろうか。

椿が目を覚ませば、代えの服のみを置いて男は消えているだろう。

ご案内:「落第街・安宿」から鬼道椿さんが去りました。
ご案内:「落第街・安宿」から東郷月新さんが去りました。