2016/01/09 のログ
ご案内:「ヨキのアトリエ」にヨキさんが現れました。
ご案内:「ヨキのアトリエ」におこんさんが現れました。
ヨキ > (やかんの湯が沸く音。新しく始まったドラマのテーマ曲を小さく口ずさみながら、二人分のティーセットを支度している。
 いつものソファに干したてのクッション、ローテーブルの上には木のボウルに盛られた焼き菓子。

 たまに学外で――特にヨキの自宅で遊ぶ機会の増えた相手を待ちながら、壁の時計を見る)

「そろそろかな」

(前髪を抑えていたヘアバンドを外して、髪を整える。
 ヨキには平気だが、彼女には些か寒かろう、と、空調の温度を少しだけ上げた)

おこん > ヨッキー、ワシじゃぞー! ヨッキ、あーそーぼー!
(ふわふわのコートに身を包み、手はミトン状の手袋。
 ほっぺたを赤く染めながら、ドアのお外でヨッキを呼ぶ。
 手には小さな紙袋。ヨッキ用の手土産だ。
 約束の時間に間に合うように少し急いできたせいで、
 少しばかり息が荒い。 なんだか体がもこもこしているのは、
 保温用に尻尾を体に巻きつけているからである。耐寒モードだ。)

ヨキ > (外から賑やかな声が聞こえてきて、腰掛けていたソファから立ち上がる。
 玄関の扉を開けておこんを出迎えると、部屋の内外の空気が入り交じるのが肌で察せられる)

「やあ……こんばんは、おこん。今日もようこそ。
 はは、顔が随分と赤いな。よほど寒かったろう?
 そら、入れ入れ。ちょうど熱い茶が淹れられるところだよ」

(おこんの小さな背中に手を添えて、室内へ招き入れる。
 もはや案内するほど、知らぬ仲ではない。
 冷たいなあ、と明るく笑いながら、私室のソファへ向かう)

おこん > おー、邪魔するぞヨッキ! なに、ヨッキの誘いとあれば
例え火の中水の中、ついでに授業もやっちゃるからのう。
暖かくしておったから、そこまで寒くはなかったが…
まあ、おそとは冷えるでな!
(元気よく答えて、ヨッキと一緒に室内へ。 暖かさに思わず表情が緩む。
 尻尾をコートから出し、ふりふりしながら歩く途中で、ヨッキに紙袋を渡した。)

ほれ、ヨッキ。これやる。 紅茶じゃ、お主はよく飲むからのう。
(中には紅茶の缶が入っている。 お茶を出してもらう立場としては、
 たまにはこうして恩返しをしたいのだ。)

ヨキ > (寒さにも萎れることのないおこんへ朗らかに笑いながら、話を続ける。
 そして不意に相手から紙袋を差し出されると、ひととき目を丸くした。
 表情がぱっと輝いて、子どものように中身の缶を取り出した)

「――これを?おこんが、ヨキに?選んでくれたのかね?
 ふはッ……嬉しいな!ありがとう、おこん!」

(しゃがみ込んで、おこんに腕を回す。
 そのままの勢いで、抱きかかえたまま立ち上がってしまおうと。
 おこんの頬に、唇にたくさんのキスをして、ぬいぐるみのように抱き締める。
 最後にはお姫様のように、ソファの上へ優しくすとんと下ろしてやる)

「ふふ、それでは今晩はこれを一緒に飲もうか。
 まだ湯を沸かしたばかりでな、さっそく馳走になろう」

おこん > ワシはあまりわからんから、おぬしが気に入る茶葉だとよいのじゃが…。
んもう、くすったいぞ、どうしたんじゃよー! 
(何だかものすごくびっくりしたヨッキの顔を期待と判断したのか、
 いちおうちょっぴり謙遜?する。 いきなり抱き上げられてお礼とばかりに
 キスの雨、そしてハグを受けると、ふにゃふにゃと照れくさそうに笑った。
 ソファに置いてもらうとご満悦の表情。)

おう、それがよいそれがよい。 やはり茶は皆で楽しむに限る。
ワシも昔はイングランド人と良く飲んだものじゃよ。
砲声をBGMにしながら熱い日光の下で飲む紅茶は…まあ、暑かったな。
(適当に聞こえそうなことを嘯きながら、ヨッキの言葉に答える。
 そそくさとコートを脱いでその辺に置くと、いつもの格好だった。)

ヨキ > 「いや……、まさか君からお土産をもらうとは思わなくてな。
 びっくりしてつい」

(『おこんからプレゼントを貰う』というそれが、ヨキにはよほど大ニュースだったらしい。
 一周回って失礼千万である)

「イングランド人?はは、一体いつの話だ。
 あれか?
 かの『ボストン港をティー・ポットにする』などと叫んだのは、よもや君ではあるまいな。
 君なぞ、風刺画のそこここに紛れていそうだものな……」

(おこんが脱いだコートを手に取って、丁重に壁のハンガーへ掛ける。
 コンロからティーセットを持ってきて、ローテーブルの上へ並べてゆく。
 受け取った茶葉の缶を丁寧に開封して、淹れる支度を整えた)

「さ、菓子も好きに食べてくれ。
 ……ふふ、コートの下はぽかぽかしていたらしいな。君の匂いがするよ」

(戯れにおこんの傍で小さく鼻を鳴らしてから、カップに紅茶を注いでゆく)

おこん > ンモー、そしたら今度来る時もなんか持ってきてやるからのう。
ヨッキの驚く顔が楽しみじゃからな!
(失礼かもしれないヨッキの言葉に、にこにこと相好を崩しながら答える。
 なんだかんだでヨッキは喜んでくれるのでとてもうれしいのである。
 ご機嫌さを表すように、9本の尻尾がゆらゆらと揺れ動く。)

そうじゃのー、80-90年前ぐらいの話じゃな。 ありゃあ不幸な出来事でな…
画家崩れがちょいと方向を誤ってしもうて…、ああ、それはワシではないぞ。
ワシはあの時船に乗っとったからのう。 あやつら、なんだかんだで信心
深こうてな。海の女神だと言って、ワシのことを良くしてくれておったんじゃよ。 
(なつかしいのう、と中空を眺めながらコメントする。コートをかけてくれたり、
 ティーセットを準備してくれたり。 丁寧にもてなしてくれるヨッキに目を細めた。)

うむ、ヨッキのところの菓子はうまいからのう。正直な所、茶を持ってきたのは
このお菓子へのお礼の意味も……これ、恥ずかしいではないか。
ワシどんな匂いがするかのう?やっぱり獣臭かったりするか?
(ヨッキが紅茶をいれてくれる。 カップに張られる紅の液体を見、
 次にヨッキの方を見て問いかけた。)

ヨキ > 「おや、本当に?それならヨキも、おこんがヨキに良くしてくれるように、いっぱい持て成しをせねば」

(言いながら、愉快そうに目を細めた。
 おこんが語る昔の話には、物語をせびるかのように顔を輝かせた。

「ふうむ……君はいろいろ、エピソードには事欠かなさそうだな。
 その金色の髪に尻尾、確かに女神にも見えたろうよ。

 ヨキはただ、自分で納得したものしか人には出してはやれんと思っているだけさ。
 おこんとヨキの舌が相性ピッタリと、そういうことだ」

(くすくす笑いながら、紅茶で満たしたカップを左手に持ち、ソファへ深く座る。
 おこんの隣で、背凭れに身を預けた)

「君の匂いか?
 ああ、毛皮の匂いが少しと……あとは小さな女の子の匂いがたくさん。
 ……だが別に乳臭くはないから、やはり君は妖かしの身なのだろうと思ったな。
 自分の匂いが気になるかね?」

(然したる問題もなさそうな顔で紅茶を啜り、ほっと息を吐く。
 うまい、とにこやかに笑って、右腕で隣の小さな身体をそっと包み込む)

おこん > ふむん、なるほどなるほど! 存分にもてなしてくれると良いぞ!
何しろワシは狐じゃからな、狐といえば稲穂、実りの象徴…
まあヨッキになら持て成されなくても実りを授けてやるがのう!
(ワハハ!と元気よく笑って見せる。 ヨッキの言葉ににやりと笑って見せた。)

そうじゃぞー。大航海時代なぞ、色々な国を渡り歩いてのう…。
なるほど、ヨッキの審美眼ということなんじゃな。
(背もたれに体を預けるヨッキに頷く。 ヨッキの回答を聞くと、
 少しだけ唇を尖らせた。)

だって、生徒がワシのことケモ臭いとか乳臭いとか
太陽みたいな匂いがするとか小便臭いとか言うんじゃよ―。
ワシの骨盤底筋はまだ悪くなっておらんというのになー!
それにほれ、人に会うのに嫌な匂いだと困るじゃろ。
人間なら気にしない匂いも、人でないものなら嗅ぎ分けられるかもしれんし。
(ちょっぴりはずかしいははずかしい。 ヨッキにそう伝えて、
 視線を下ろす。 紅茶を一口頂いてから、おとなしくヨッキの腕に収まった。)

そう言ってもらえるとワシも嬉しいのう。 確かにうまい…
試飲した時よりうまい。ヨッキ効果じゃなー。
(もう一口紅茶を口に運び、しみじみと呟いた。)

ヨキ > 「おお、随分と得な位置に収まることが出来たらしいな、ヨキも?
 君がついていてくれる限り、ヨキは安泰ということだな」

(冗談めかして、不敵に笑い返す。
 言葉はぞんざいなようでいて、身を寄せて笑う顔は親しげだ。

 匂いについて唇を尖らせるおこんを、慰めるようにきゅっと抱く。
 紅茶の熱に温められて、唇が柔らかく解れたような心地がある)

「それは散々な言い草だな。君はこんなに、…………」

(大人びてるとも、女性らしいとも言わず、まじまじとおこんを見る)

「……そうだな、別に小便臭いとか乳臭いなどとは思わんが、
 君は女性というより、やはり女の子と呼びたくなる気持ちは分かる。
 いいと思うがなあ、太陽の匂い……ぽかぽかしてて」

(程よい温度の紅茶で身体を温めながら、自分の手首の匂いをすんと嗅ぐ)

「そんなことを言われては、ヨキも気になってしまうな。
 ヨキは鼻が利く方だが……自分の匂いはよく判らなくなる」

(男の膚と、薄らと獣の匂い。それらを柔らかくカバーする、男物の香水。
 身体が触れ合うと、学内で仕事をするときよりも甘く深い、どことなく親密な香りがある。
 女を意識した男の匂いだ)

「……ふふ。だが今はそれほど問題ではない、か。
 似た者同士が揃っているのだからな」

おこん > そうじゃぞー、安泰安泰じゃ! ワシがおる限り常世に冬は訪れぬぞ!
季節的には冬は来るがのう。 んおー、ヨッキのハグじゃ!うおー!
(ハグしてもらうと、ヨッキに答えるようにギュッと抱き返す。 
 とても体格差があるので、自分からすると相手にすがりつくような形だ。
 相手の体はしっかりと締まった肉付きの…まさに獣といった硬さ。
 中々によろしい。目を細める。)

うむ!ワシはこんなにー? こーんなにー?
(ヨッキの言葉と視線に、ぴんと獣耳を立てる。
 キラキラした瞳で相手を見上げ、期待する視線をめっちゃ送った。)

言い直しおった…… 女の子か、良い表現じゃのう! まあこの姿では、
女!!って感じではあるまいな。 こうして抱けば温いし、尻尾もあるから
もふもふもしておる。 そう言ってもらえると嬉しいのう。
(ヨッキが自分の匂いをかいでるのを見ると、小首を傾げた。)

おぬしの嗅覚は敏感じゃ。 自分で香水をつけてしまっては、
わかるものもわかるまい。 とはいえ、嗅覚というのは慣れやすいもの…
ゆえに自分の匂いというのはわからぬのよなー。
(難しいもんじゃのー、とヨッキの体に鼻先を押し付けて匂いを確かめる。
 なんかいい匂いがする。 香水の匂いだろう。)

そうじゃな、気にすることはない。ヨッキはワシのことをハグしてくれたり、
いっぱい尻尾を櫛ってくれたりしてよいのじゃぞ。
(お茶会というよりグルーミング会みたいになっているきもするけれど、
 そこはそれ。 ヨッキにじゃれつくのは楽しいし。)