2016/08/02 のログ
ご案内:「異邦人街・裏路地」に加賀背 雄さんが現れました。
■加賀背 雄 > (ヨキ先生に「自分を粗末にしてはいけない」と言われてから、自撮り配信はしていない。
けれど、だからといって……自分の中のもやもやした何かが収まるわけではないのだ。
そう、自分を粗末にしてはいけない。だから同じことはしない。 しないけれど…。)
この辺なら大丈夫そう、かな…。ん、ぁ…っはっ…
(ぶるりと身震いするのは、肌寒いからでも、異邦人街の裏通りという若干人寂しい場所にいるからでもない。
金髪のウィッグに、犬耳。それから眼鏡。 サマーコートの下は普通にブラウスとスカート。
スカートからは尻尾が覗く。 はたからみれば、ただの獣人の…異邦人街にいそうな、女の子だ。
スカートのあたりから、小さなモーター音が響いているのを除けば。)
…今のわたしを見たら、先生、どう思うかな…。
(ゆっくりと通りを歩きながら、小さく小さくつぶやく。 自分のことを叱ってくれたヨキ先生は、
今の自分の痴態を見てどう思うだろう。バカなことを、と怒るだろうか。呆れるだろうか。
想像するだけで頬が紅潮し、うっとりと瞳が蕩ける。 自分の喜びを表すように、尻尾が左右に触れる。)
■加賀背 雄 > っふ、ぅ……ぁ、あぁっ……っはーっ、は、ふ…♡
(そっと路地裏を歩くだけで、お尻に入っている”尻尾”が自分を責めさいなむ。
反り返った部分がぐりぐりと自分の中を刺激する。 人の往来があるこの場所で、
こんなことをしている…もし友人や、先生に見られたら。否、近くを歩いている人に見破られたら。
そう思うだけで、被虐の暗い興奮が自分を熱くする。 誰かくるわけでもない、
異邦人街の裏通り…わざわざそこを選んだのは、不慮の遭遇を防ぐためだ。)
……ふふっ…♡ んぁ…っ…!
(コートのポケットからスマホを取り出して、ちょっと操作。
尻尾の動きが変化する。 思わず声が出そうになる口を慌てて手で抑え、周囲を確認。
大丈夫。人はいない。 ドキドキと、口から飛び出そうなぐらいに
早鐘を打つ胸に手を当ててから、再び緩慢に歩き出す。)
ご案内:「異邦人街・裏路地」にリヒットさんが現れました。
■リヒット > ――ふわり。人気のない路地裏に、ひとつぶの大きなシャボン玉が舞い込んで来ます。
少なくとも、人気はありませんでした。地を歩くものの目線の高さには。
「ぷー。おねえさん、あるきスマホはいけないよ」
路地を歩く獣人っ子の頭上から、甲高くもか細い声がかかります。
地上3mほどの地点を、スモックを羽織った小人が浮遊しているではありませんか。音源もそこです。
海のごとく青く透き通った髪が風になびいて揺れています。まるで女の子のような長髪です。
しかし、その小人が羽織っているスモック……その下には、なんら着衣が見て取れません。
白く伸びた脚の間には、ちょこんと小さな突起とふくらみが。男の子です。
「このまえ、『はんかがい』に遊びにいったら、あるきスマホが原因ですっごいケンカになってた。
おねーさんも、やめ……」
彼女(彼)がスマホをいじる現場を見咎め、声を掛けたようですが……。
「……かお、まっかっか。ねっちゅーしょー?」
様子がおかしいのを見ると、小人もそれを案じる言葉を掛けます。頭上に漂い、スモックの中を見せつけながら。
■加賀背 雄 > (スマホの中には、ツマミのようながぞう。 一瞬躊躇するも、指を載せて一気に上に動かす。
瞬間、尻尾の振動は強さを増す。 お腹の奥が内側からえぐられる、強烈な快楽。
ぎゅっと自分を抱きしめ、ぞくぞくと体を震わせる。 頭のなかが快楽と羞恥に埋め尽くされ、
視界が白く染まり――――)
は、はいっ!? ごめんなさ、い……? えっ、えっ…あっ…!
(慌てて周囲を見るも、人影はない。 幼い声色だからこの辺にいるのだろう、と思ったのだけれど。
顔を上げて、なるほど、と心の中で頷いた。 精霊?の類の子なのだろう。随分高い所に浮いている。)
う、うん…ごめんね。 あるきスマホは良くないよねっ。 あとね、キミ…高いところにいると、その…
足の間が、みえちゃうと思う……! わたっ…わたしはねっ、ええと、別に大丈夫だからっ。ええとー…
その、あついからねっ、あついから、うん! さっき走っ…っひ、たのね。 それでね、っ…真っ赤に、なってるん、だぁ…!
(一瞬あっけにとられるも、至極正しい指摘をしてくれた男子にうなずき返してスマホはポケットへ。
自分の顔を見て心配してくれたのだろう、優しい言葉に罪悪感と被虐の快楽がないまぜになって
自分の心に突き刺さる。 頑張って自分は問題ない、と身振り手振りを交えて説明しようとするけれど、
そのたびに強く振動する尻尾が自分の言葉を途切れさせた。)
■リヒット > 「ぷー。リヒット、じめじめして気分がいいから、高いところ飛んでた。
見えちゃったなら、ごめんね。リヒットは気にしないけど」
言いながら小人はくるりと一つ宙返りを打つと、音もなく高度を下げ、互いの目線が揃う位置まで降りてきました。
……なぜか、互いの鼻と鼻が触れ合いそうなほどの間近に。
そして、童顔の中に穿たれた瞳孔から瞳をくりっと丸く見開き、まじまじと獣人っ子を見据えてきます。
髪よりもさらに深い蒼を湛えた瞳に、加賀背さん自身の痴態までもが映り込んで見えることでしょう。
「暑い中走ると、すぐバテちゃうよ。水分補給、してる?
なんか息もとぎれとぎれ。すずしい場所で休んだほうがいいと思う。この辺には、クーラー効いてる建物は少ないけど」
リヒットは心配しているような素振りの言葉を掛けますが、それとは裏腹に態度も口調もとってものんびり。
まぁこういう性格なのでしかたがないのですが。しかし……。
「……おねーさん? おねーさん、にんげん?
いほうじんっぽいけど、いほうじんじゃないような。……っていうか……おねーさんなのかな?」
付け耳を一瞥すると、リヒットは間近で相手を覗き込んだまま、臆することなくそう問いかけます。