2016/10/11 のログ
ご案内:「学生居住区-マンション・烏丸秀の部屋」に比良坂 冥さんが現れました。
比良坂 冥 > 「………」

ガチリ

合い鍵が刺さり、ドアのロックが外される
重めかしくもなく開いたドアから覗くのは、白髪の、暗い瞳の少女

部屋の中はカーテンが閉まり薄暗い
当然である
部屋の持ち主は出かけているのだ
だから当然、ドアのロックもかかっていた

「………」

無言のまま、ギィ…と小さな音を立てて部屋に入る
そしてドアが閉まり…再びガチリとロックの音がする

比良坂 冥 > 「……ラ、ラ…♪ …ラ……♪」

薄暗い部屋の中
少女のか細い歌声が小さく小さく、聞こえる

やがてその小さな歌声に、絹が擦れるような音が混じり…

「………♪」

比良坂 冥 > 薄暗く、誰もいない室内

知っている
烏丸秀は、今日は出かけている
高級ホテルへ、食事をしに

女の子を誘って

「…負けて悔しい…花一匁…、隣の、お嬢さん…さぁ、おいで…♪」

しゅるしゅるという絹擦れの音の中で聞こえる、小さな小さな歌

「…鬼が怖くて、行けないの…♪鉄釜被って、さぁおいで…♪」

比良坂 冥 > 「釜は底抜け…行けないの…♪鉄砲担いで、さぁおいで…♪」

薄暗い部屋の中で呪いのようにぶつぶつと、小さく聞こえる歌声
発している少女の声は、どこまでも暗く

「鉄砲弾なし…行けないの…♪、お布団被って、さぁおいで…♪」

キチキチ
歌声に混じって突然聞こえる異音
続けざまに、布を掻き裂くような音が聞こえる

比良坂 冥 > カーテンの隙間から差し込む僅かな光に、引き裂かれたベッドと掛け布団の羽毛が舞う

「お布団びりびり…イケないの…♪」

細かな羽毛が舞うそんな中、生まれたままの姿になった少女は引き裂かれたベッドへと倒れ込む

「………どの子が欲しい…?」

クス、クス。

クスクスクスクス。

無音になった部屋の中、少女の嗤い声だけが聞こえる

比良坂 冥 > やがてピタリと笑い声が停止する

「あの子も欲しい…その子も欲しい……欲張りな男の子…」

ころん、と仰向けに横になる

大事に使われてきたわけではない、綺麗などとは言えない肢体を野晒に、
部屋の中で羽毛の舞う天井を眺める

「…女の子とお食事……とっても、いい気分で帰ってくるのかな───」

するりと右手が自身の秘部へと伸びてゆく
大きく脚を開けば、隠しようのない茂みとその奥の肉が晒されて

比良坂 冥 > 「はーっ…♡ はぁっ…♡ ぁん、ゔっ…♡」

部屋の中には僅かに鼻を擽るお香の残り香
それを侵食し、塗り替えるように…濃い雌の臭いに変えてゆく

「……ふふっ」

ねちゃ、と糸を引く自分の右手の指を眺めて、満足げに
それでも部屋の中を自分の臭いで満たすまで、自慰は続く

比良坂 冥 > やがてまどろみの中

蒸気した顔で混濁の瞳を遷ろわせる少女は口の端を釣り上げて笑う

高級ホテルで女の子と楽しい一時を過ごした彼は、
帰ってきた時にこの部屋の有様を見たらどう感じるだろう

クス…

クスクスクス

自分が手を出した女の子が、こんな女だったことを後悔するのか
それとも…

「……逃げちゃったり、して…♡」

とろりと液体の伝う秘部に再び手が伸びる
強い雌の臭いを放つそこを、もっともっと───

此処はもう自分の巣の一つだと主張するように、自分のモノへと塗り替えてゆく作業

「早く帰ってこないかな…烏丸クン───」

ご案内:「学生居住区-マンション・烏丸秀の部屋」から比良坂 冥さんが去りました。