2015/07/06 のログ
ご案内:「男子寮392号室/エルピスの部屋」にエルピスさんが現れました。
エルピス > 「……」

 
 全裸になり、黒いビキニを両手でつまむように持ち上げる元男の機械少女――エルピス。
 本来は水色の水着を買つもりだったのだが――ひょんな行き違いから黒いビキニを購入してしまった。

(おんなのこの、みずぎ。)

 固唾を飲む。心はやはり男の子。どうにも二重の意味で、意識してしまう。
 裸体のエルピスの、所々に除く機械的な部分がマニアックな色気を醸し出している――

エルピス >  
「……折角買ったんだし、栞さんの事を無碍にするにも悪いし……
 う、うん。だからこれは仕方ないこと……」

 息を呑んで、
 毛の一つもない――肌色の素股に黒色の布を通す。質の良い肌が、毛の一つもない素股をくすぐる。
 尚、生理的な排泄は必要としないものの、行為は"出来る"風になっている――
 ――高度なエネルギーの消化吸収効率の関係で排泄こそ出来ないものの、その他の生理的機能は概ね実装されている。ないものもあるが。
 実に都合の良いものであるが、"英雄"として必要である――らしい。

エルピス > 「っ、はぁっ……」

 ビキニのパンツを通すだけでもひどく意識する。
 女の子になった自分と、男の子の心を持っている自分。
 そのギャップに、ひどくあたまがくらくらした。
 
 どうにも、"こうなってから"、感情の振れ幅が大きい、気がする。
 東郷を捕縛する時、あの時だってそうだ。
 後詰として到達した公安委員が被害者である落第街の住民を容赦なく処分しただけで、理性では分かっていても泣いてしまった。

 ……確かに、感情的になりやすい。
 怒りを強く思う事は少ないのが、幸いかなとも思うけれど。

 ……余計な事を考えて意識を散らそうと思ったが、ダメだった。
 まだ、ドキドキしている自分がいる。

「うぅ、これじゃまるで、変態さん……」

エルピス >  
 こうなったのも、常世財団英雄開発課に志願した故だ。
 結果、第e型試作英雄機『エルピス】となった。

 詳しい事は聞いていない。けど、【感情】がどうとかこうとか、と言う話は度々小耳に挟む。

 ……落ち着いた所で、ビキニの上部分――名前はなんて言うのかわからないけれど――それを、つける。
 柔らかい高濃度のエネルギータンクを兼ねた――そこそこ大きい双丘、もとい二つのそれなりに大きな胸を黒い布地が包む。

 背中に手を伸ばし、少し大きめのホックを留める。
 姿見を見る。目の前には――自分で言うのもヘンだけど、栗茶色の長い髪で、黒いセクシーなビキニに身を包んだ少女の姿があった。

 目の前に映った自分を見れば[興奮して/恥ずかしくて]、その場にへたり込んだ。

「……さ、サイズは大丈夫かな……」

エルピス >  
 そこで、異変に築く。
 気が付けば。自分の股から、とろんとしたものが垂れている。
 手で確かめれば、それが汗や気のせいでないと知る。

「……ぁ」

 それが何かは何となくは知っている。
 ただ、水着一つを着るだけで――ここまで興奮してしまった。
 その事実に思わず顔を赤くして、俯く。

 ……手はそこに触れたまま。

エルピス >  二度、三度、思わず指で弄くり回す。
 迸る刺激に、頭が蕩けて真っ白になりそうで――

(2d6>4 で無ければそのまま――)
[2d6→4+5=9]
エルピス >  
「っ――、ダメダメっ!」

 "とても恥ずかしい事をしている"と我に返れば、理性を取り戻して行為を中断する。
 未だに身体は疼くし、頭がくらくらする。でも、此処を超えるのは、躊躇いがあった。

「これ、どうしよ……」

 "それ"が垂れた黒いビキニを恥ずかしそうに脱いで、地面に付かない様に積む。
 とりあえず、目的は達したので、寝間着用の支給服に着替える事にした。

エルピス >  
 ……感情の興奮、いわゆるムラムラが収まらない。
 手近のぬいぐるみを抱きかかえて顔を埋め紛らわそうとするが、収まる様子はない。

(うぅー……あれだけでも気持ちよかった――じゃなくて……っ)

 男の心だからこそ、自分の女の子の身体に欲情してしまう。
 けれど味わえた感覚は、きっと女の子の強い快楽で――

(ああもうっ、うー……)

 ――そうして、悶々とした夜を過ごすだろう。

ご案内:「男子寮392号室/エルピスの部屋」からエルピスさんが去りました。