2015/07/19 のログ
ご案内:「トコトコ生放送(表)」に加賀背 雄さんが現れました。
加賀背 雄 > 夏休みが終わり、海開きが始まっています。 ”ドリームライン”への
投稿数が上がっているのはそのためだと思われます。
海や行楽関連の話題に関しての投稿が増えているのはそのためでしょう。
ですので、海、山関連の危険情報について、詳細情報を”ドリームライン”で
確認できるよう、アップデートしました。 皆さんも、遊びに行く時は気象状況に
十分注意してください。
(SNS”ドリームランド”の定期報告…自分は”ホシノカミ”として、それを行っている。
 今日の格好は、胸元が大きく空いた、柔らかい桃色のワンピース。
 足の間は大きなスリットが入っており、下にレオタード状の衣服を来ていることがわかる。
 特に大きく報告すべきではないアップデートなのだけれど…今回は試すことがあるのだ。)

加賀背 雄 > (目の前には二つのモニタがある。 1つはコメントが入っていない、
 撮影している自分を確認するためのもの。
 もう一つは、コメントを視聴者の反応をみるためのもの。

今回はリクエストがあったので、『魔法少女プロスブルーム』の
コスチュームにしてみました。 その、足の間がスースーするので、
ちょっとこう…恥ずかしいというか、気になりますね。 似合ってますか?
(コメントに問いかける。 今までは意識もしていなかった、”視聴者”の存在。
 あの日、自分の正体を看破する人物に出会ってから……その認識が揺らいだ。
 ただコメントをくれるだけの存在ではない。 モニタの向こうに人間がいて、
 それらは自分に何らかの感情…好意なり、悪意なりを向けて来ている。
 それに対して自分がどう反応するのか。今回の配信は、それを見るテストだ。)

加賀背 雄 > (問いかけに対する回答を誘うように、少しだけしなを作って、カメラに流し目。
 コメントには、”可愛い”とか”XXX(システムによって伏せ字)したい”とか
 ”彼氏いるんですか”とか、”凸していいですか?”等のコメントが次々と流れてくる。

 ごくりと息を飲む。 目の前の彼等は生きていて、自分に…好意を抱いている。
 それを理解する。 ただコメントを流してくれるだけの存在ではない。
 ナマの欲望が、モニタを介して自分に叩きつけられる。 頬が紅潮する。
 羞恥と喜びが自分の中で渦巻く。 ぶるりと身体を震わせ、大きく深呼吸。
 全身が熱くなる。 脈動が足の間に集中する。 間違いない。自分は興奮している。)

それじゃあ、今日はこの辺で失礼しますね。ありがとうございました。
(どこか艶を含んだ礼を述べる声。 動画配信を終了する。
 レオタードのような伸縮生地に、固くそそり立ったものがくっきりと形を成している。)

加賀背 雄 > ……あれ……?
(柔らかい服の時は、必ずサポーターを準備する。 もちろん、バレないようにするため。
 しかし、今日はそれを履いていなかったことに気づき、戦慄する。
 配信をする前に、自分はどうなっていた? 出来たばかりのアーカイブに
 慌ててアクセス。 終了間際までシークバーを回す。 レオタードに膨らみが…見えなくもない。
 出来て間もないアーカイブに、疑問を抱くコメント…つまり、”ホシノカミ”は男だという
 意見と、それに反論するコメントが、画面にじわじわと増えていく。

 ぎゅっと身体を抱きしめる。まるで、足場がじわじわと崩れていくかのような恐怖。
 自分が男だということがバレたら、彼らはどう反応する? 自分はどうなるのだろう?
 ”ドリームランド”は? 椅子の上でぶるぶると震えながらも、身体の熱は一向に収まらなかった。)

ご案内:「トコトコ生放送(表)」から加賀背 雄さんが去りました。