2015/12/20 のログ
ご案内:「ヨキのアトリエ」にヨキさんが現れました。
ご案内:「ヨキのアトリエ」におこんさんが現れました。
ヨキ > (学生街の真ん中に立つ和菓子屋で、とっておきの豆大福を買い求めた。
 仕立てよく洒落た缶に入った茶葉も用意して、流行りのバンドの楽曲の鼻歌を口ずさんでいた。
 火に掛けた湯がそろそろ沸き立つ。おこんもやってくる頃合いだろうと踏んで、空調のリモコンを操作する。
 温かな部屋を、暖色の照明が柔らかく包む)

おこん > ヨーッキ、ワシじゃよー、入れておくれー、入れておくれー。
(とんとんとヨッキのおうちのドアを叩く。 コートとイヤーマフラー、
 ミトン風の手袋にボア地のブーツ、そして下はタイツ。
 普段よりお子様度50%増しな服装でヨッキのところのドアを叩く。
 ドアが開いたら遠慮無く入って暖まろうという魂胆であり、
 すでに足はそわそわするように若干足踏みとかしている。)

ヨキ > (はいはい、とドアの向こうから返事があって、間もなく扉が開かれる。
 おこんの姿を見たヨキが、ふふん、と鼻を鳴らして笑った)

「来たな。恐れを成して逃げるのではないかと思っていたぞ。
 買った大福がきちんと馳走できそうで安心した」

(扉を開き、おこんを室内へ招き入れる。
 コンクリート打ち放しの部屋は寒々しく映るが、空調が利いているために肌寒さを感じさせなかった。
 内外で床の区別がない部屋の中へ、土足のまま歩いてゆく)

「さて、上着を部屋に掛けておいてやろう。
 うまい茶も用意してあるでなあ。温まるがよい」

おこん > ふふん、ワシは恐れるものなんかあんまりないのじゃぞ!
 さて、と…たっぷりとごちそうしてもらおうかのう!うひひ!!
(上機嫌である。 ヨッキに招き入れてもらって、そそくさと中へ。
 ヨッキのところは洋風の間取りなので、靴脱いだりする必要もない。)

おお、そうじゃな、脱ぐぞ!
(いそいそとコートを脱ぐ。 見にの着物の下は、
 おこさま用のタイツだ。 実際すごく暖かい。)

おうおう、用意周到じゃな。 しかしワシがお茶や大福で
ヨッキに負けると思ったら、大間違いなんじゃぞー?
(挑戦的な視線でヨッキを見上げる。 とはいえほしいものはほしい。
 コートを脱いだ後に、ヨッキと一緒に座れるところに移動する。)

ヨキ > 「蛮勇だな、おこん。まあ、後悔はさせぬようにはしてやろうぞ。ヨキは優しい」

(おこんのコートを受け取って、丁重にハンガーへ掛ける。
 壁際のポールハンガーに提げた自分の外套に重ねて、引っ掛けておく)

「何も用意してあるのが茶や大福ばかりとは限らんぞ。何よりこのヨキ自身がいちばんの馳走ぞ」

(偉そうに宣って、急須に湯を注ぐ。
 三人掛けのソファにおこんと並んで座り、二人分の湯呑に茶を淹れる。
 傍らの和菓子屋の名入りの紙箱を開けると、ふっくらとした豆大福が詰められていた)

「ほれ、座れ座れ」

(おこんの身体を引き寄せる。
 慣れた手つきは、まさしく子どもを抱く父親のようなものだった。
 腿の上に座らせて、自分はソファの背凭れへ悠々と身体を預ける)

おこん > さすがじゃのう、ヨッキ! んふふ、ワシは負けたりなんかせぬぞー?
(はい、ってコートを渡す。 背が高いヨッキがやってくれたほうが、
 コートをかけるのは楽だ。 自分じゃ背が届かないし。)

恐るべきヨッキじゃのー。 とは言えじゃな、おう、豆大福…!
(ヨッキがお茶を入れてくれるのでおとなりへ。 
 お茶を飲みながら、豆大福を眺めた。
 白くてもっちもちで、ものすごく美味しそうである。
 思わず尻尾が揺れる。)

お、おお…おーお。
(ひょいと持ち上げられて、ヨッキのお膝の上。定位置である。
 そのまま背中をヨッキにもたれさせてリラックスの構え。)

ヨキ > (おこんのコートを掛けた拍子に揺れたヨキの外套から、ふわりと上品な香の匂いが漂う。
 共に腰掛けたソファで、大福を食べるように促す)

「この店はヨキの気に入りでなあ。
 店で食べる葛餅やら、ぜんざいやらが特に美味いんだ。
 だがハズレなしのラインナップであるからな、この大福も勿論のこと美味い」

(笑いながら、茶を啜る。
 背中を凭れさせるおこんの身体を受け止めて、愛しげに抱き締める。
 学内とは異なり、距離もより近いし服は薄い。
 ぴたりと寄り添って、後ろからおこんの横顔へ頬擦りする)

おこん > よっkんふー。 いいにおいがするのう、香水か…。
(鼻をひくひく。ヨッキが香水をつかっていたことを思い出せば、きっとそうに違いない。)

ほほう、随分と良い店のようじゃな。 今度授業追わたら食べに行くとするかのー。
なんじゃなんじゃ、よっき…甘えん坊じゃのう。
(ヨッキにぎゅっと抱きしめられると目を細めて。
 そのまま頬ずりされると、くすぐったさに小さく声を上げて。
 とはいえ横気の手から逃れたりすることはなく、
 お膝の上できゃあきゃあと小さく声を上げるばかり。)

ヨキ > 「帰る頃には、きっと君のコートにも匂いが移っておろう。
 帰り道まで頭の中がヨキでいっぱいという訳だ」

(自分も大福をひとつ取って、はむ、と頬張る。
 温かな茶が喉に心地よい。半ば寝転がった怠惰な姿勢で、片手におこんを、もう片手に茶や大福を)

「ふふ。どれほど己を律していても、心地の良さはヨキも求めるところであるからな。
 特に君は……いい匂いがする。獣と、ふかふかの尻尾の、毛の匂いだ」

(おこんの首筋へ、そっと鼻先を埋める。
 肌の匂いをそっと嗅いで、うなじに唇を寄せた)

ヨキ > (そうして茶と腹ごしらえとを済ませた後には、ソファやベッドなりともおこんを誘い、二人して倒れ込むことだろう。
 有り余った体力を使い果たすように、飽かず交わる夜が明けるまで。
 恐らくくたくたにさせたであろうおこんを尻目に、慣れた調子で朝食を振舞うのもお手の物だ。
 それこそいつか来るかもしれない日々、長い一週間の幕開けであるかのように。

 残念ながら、今回は一晩限りで別れてしまうのだったが。
 また時間があるときには、この晩のようにおこんを呼び出すに違いない)

ご案内:「ヨキのアトリエ」からヨキさんが去りました。
おこん > (結局、ヨキせんせいにおもうぞんぶんかわいhがられるのでした。)
ご案内:「ヨキのアトリエ」からおこんさんが去りました。