2016/07/31 のログ
ご案内:「異邦人街と歓楽街の境」にライラさんが現れました。
■ライラ > 異邦人街から繋がっている落第街。
夜の散歩と洒落込んでいたのだが、どうにも道を違えたらしい。
それにしてもココは……。
「なんじゃ、眩しいものだけじゃと思うておったがスラムは残っておるのか」
つまらなさそうに、睥睨しながら周囲を歩いていく。
豪奢なドレス姿は周囲からとても浮いているのだが、一向に気にした様子もなく。
たまに立ち止まっては、眉間に皺を寄せる。
「酷い臭いじゃな、わらわに用がないならとっとと去ね」
■ライラ > 暗がりからヨロヨロと現れたのは、複数人の男女。
学生服を着たものもいれば、みすぼらしい格好のものもいる。
まとまりがない集団なのだが共通点が一つ。
いずれも、赤い目をして何かに飢えているのだ。
「成り損ないかえ?
よもや同胞に狙われるとは思いもせなんだ」
扇を開いて顔を覆う。
「言葉を理解できるなら、聞いておこうかの。
わらわを“黒薔薇卿”と知っての狼藉かえ?
おぬしらの親は誰じゃ?」
成り損ない達は、呻きとも唸りともつかない声を発して歩いてくる。
「まったく、どこの血族じゃ。
眷属もまともにできんのか……わらわが寝ておる間に、質が落ちたものじゃな」
不愉快そうに眉をひそめた。
■ライラ > 目前の女を今日の食事と狙いを定めたのか、歩調を速める"成り損ない"。
つまらなさそうにそれを見てから、こちらも一歩を踏み出す。
それが合図であったかのように、アスファルトの地面が隆起し成り損ない達の足元から―――槍が生えた。
体を易々と貫かれた男は、口からゴボゴボとどす黒く変色した血を零し。
右腕だけを貫かれた女はそのまま吊られるようにぶらさがる。
老人は頭部を破損し中身を撒き散らしたあとに痙攣を繰り返していた。
子供は、たまたま飛び出していたせいか難を逃れてライラの首元に噛み付こうと飛び上がった。
■ライラ > 「本当に躾がなっておらんのぅ……」
口が当たる直前にライラの背中から子供に向かって巨大な錐が出現した。
当のライラも貫くように。
子供の口に当たったそれは、下顎と削りそのまま銅を刺し貫いた。
「せめて、同胞くらいはわかるようにならんとな。
……次があれば、じゃが」
悠々と歩く。
錐があった場所は、ぽっかりと穴が開いているが霧が集まりすぐに何事もなかったかのように埋まる。
■ライラ > 少し歩いてから振り返る。
「日が昇るまでそうしておれ。
わらわが手ずから相手をしてやったのじゃ、光栄に思うのじゃな」
顔を隠していた扇をピシャリと閉じた。
そのまま歩き去ろうとしたのだが、ふと足を止める。
「そういえば、コレを作った輩に対しての挨拶がまだじゃったな」
ご案内:「異邦人街と歓楽街の境」に那岐夜車丸汀さんが現れました。
■ライラ > 「人間どもが騒ぐやもしれんが、それはそれじゃ。
血に狂ったか若造かは知らぬが……礼儀を知らぬ無礼者には罰を与えねばならぬ」
現在貫かれているソレらが活動しているということは、親は健在という事だ。
吸血鬼は縦社会。それは頂点が消えれば容易く崩壊するピラミッドでもある。
そこらの壁に、大きく黒薔薇を刻むとしよう。
■那岐夜車丸汀 > 闇夜に紛れる、否纏っている格好で既に紛れられない。
見た目が既に隠蔽とか無理過ぎて半場諦めた口であるが、何かしら物事に気づいて
屋根の上 ビルの上 電線ありとあらゆる上を疾走して移動する。
本土にもいたであろうアサシンやらニンジャ顔負けの移動速度だ。それはまっすぐ
血が滴る凄惨な現場へと突き進んでいる。気配?隠してもバレる気がしているので はなっから隠していない。
「 とお!! ちょいち……なんでもないです。」
最後の屋根から 飛び降りて たんっと降り立った幼女は、
銀髪黒ドレス女性…どうも吸血鬼にしか感じられない方へと、
声をかけて 即 顔が真っ青になったという―
■ライラ > 話しかけられれば、そちらにちらりと視線を向ける。
「何用じゃ?」
汀からみて、ライラを挟んで真後ろの壁に自身を主張するかのように堂々とした黒薔薇の紋章。
それを背負って威風堂々と立つ。
・・・・
「久しいな。おぬしは健在であったか」
■那岐夜車丸汀 > 声をかけて絶賛後悔中だった。何でこの方此処にいらっしゃる??
顔はもともと白いので青白くなったとしても大差変わり映えが無い。
・・
(ぎゃー やっぱりぃー その紋章見覚えあるわぁー…)
辺りがなんちゅう 血と肉と何かの残骸と動けない何かという現場染みた処で、
なおかつ そのお方と紋章が記憶とか抜きにして体が覚えてしまって恐怖が倍増ぉー。
対照的に 威風堂々の反対の様に 大人しく?立っている事も出来ずに 片膝をついて。
「え、ハイ。 順応しておりますですハイ。」
幼女姿は仮初中だが、本来の姿は全く別だ、ガタガタと震えている小物感満載の、
喋りも恐怖のあまり丁寧敬語口調になり。
「…息災でありましたでしょうカ? お久しゅうゾンジマス。」
■ライラ > 「息災であったなら何百年と寝ておらぬわ」
BGMとしては呻き声とかは最低の部類なのではないだろうか。
聞きなれているのかもしれないが。
「世辞は要らぬ。
わらわが聞きたいのは……お主がいながらコレはなんじゃ?」
鉄面皮と呼ぶのが相応しい無表情でオブジェになっているモノを指す。
「納得する説明をせぬなら、仕置きじゃな」
■那岐夜車丸汀 > 「…デスカ…お元気そうで何よりです…」
背景音楽たるBGMが呻き声と何かに抗いそして逃れようとするのかはたまた…
血肉飛び散る凄惨な現場 いつもだったら非番であろうが委員としては対処しなければならないが
そんなこと この目の前のお方を前に出来るか! 命が惜しい 魂が惜しい!
「…是と申されましても…。
普段 異邦人街と歓楽街は未だしも スラムに準じる場所の警邏は
普段許されておりませんので 色々と問題がありまして、ハイ。」
色々と転がっている物体へと示されても 普段は人になりきり、風紀委員として活動している事も説明していく。
流石に最近 ヒトになりきっていないのもあり、正体的に問題が起こしそうなので
普段の警邏場所も狭められている事も言い訳染みているが述べていく。
…どの道 お仕置きは免れない気がしている。凄まじく。
「…ど、どの道 お仕置きされそうな気が…」
■ライラ > 「人の理など、聞いておらん」
ぴしゃり。
「なぜ、質の悪い眷族がおるか という事を聞いておる。
辺境の島ゆえ、夜会の影響が及んでおらんのじゃろうが……」
ふぅーと盛大なため息。
「お主がおりながら、このような体たらくを聞いておるのじゃ」
鉄面皮から笑顔にかわって、一歩一歩近づいていく。
手の触れそうな距離になれば、頭をかるく撫でるだろう
■那岐夜車丸汀 > 「ヒィ! 一応 仮初 ヒトですから…!」
見た目は今現在 アルビノ幼女。吸血鬼の筈なのに最近保護され率が高すぎる何か。
誇り高い夜の種族の名に恥晒しまくっている何か。 片膝ついていたのに気づけばその場で正座状態になり果てていた。
「そりゃあ… どなたかか、夜会の影響が遠く及ばないこの地で
勢力を伸ばしているからでは?? 質の高い方々は多くはないと感じマスが。
私単体では仮に 質の悪い輩を片っ端から間引いたとして 漏れがどうしても…」
すみませんごめんなさいむずかしいんです!…ザ・ドゲザをすべく 凄惨な場所で
手をついて 土下座したという。
頭を下げた為 鉄面皮から笑顔になった経緯は見ていないが 顔をそっと上げた時は至近距離だった!
(ヒィ!!撫でられている!?)
■ライラ > 「……弁解は罪悪と言うておったのは誰じゃったかな」
ポツリと呟く。
そのまま頭を撫でながら。
「まぁ、よい。
この辺りに潜んでおるというのは理解できたでな」
とても優しく頭を撫でて。
「……さて、仕置きじゃがどうしたものか。
久方ぶりにおぬしの嬌声を聞くのも一興じゃと思うのじゃが?」
すごくいい笑顔で笑っています。
■那岐夜車丸汀 > 「グ…それを今言いますか…!」
言い訳は愚物が喚く時間稼ぎですと言ったのは確かに私ですわ、
言い訳が弁解がぴしゃっと切られた気がする、駒が一個消えましたー。
頭を撫でられながらも何ていうか、そのまま土下座状態は変わらない。
「証拠も残さず 刈り取ればいいんでしょうね…畏まりました。
オイタ頻度が酷い眷属から間引く事と致しますが 宜しいでしょうか?」
その優しそうな手つきで撫でられている間が何とも長い 長く感じる!
「…やはりお仕置きされるんですか…!
や、今の姿で抱かれるのは一寸そのう…!本来の姿で愛でて頂くのは構わな…あ。」
詰んだ 詰んだ気がする。笑顔が怖い! 逃げられない!
■ライラ > 「わらわもな、目覚めてから食事をしておらぬのじゃ」
笑顔継続中。
流し目で汀を見つめる。
「……安心せい『両方とも』愛でてやろう。
こう見えて人肌は恋しかったでな」
そのまま、背中をポンポンと叩いて。
首筋を愛おしそうに指先を這わせる。
■那岐夜車丸汀 > 「食事は 普通の食事がいいですか それとも 血液がよろしいですか?」
なんか愚問な質問をしている気がする。いや、普段 吸血鬼染みていない汀の場合、
普段は人の食事を好み 吸血鬼衝動は滅多に起きないが起きた場合のみ、
血液を用意してそれを食している事から この主にも分かっているとはいえ 質問をしなければと思う次第だが
流し目の笑顔 恐ろしい 記憶が間違っていなければ この後は明日の朝が起きられない!!
「ヒィ!! 明日の朝までお仕置きコースですかああああ!
愛でら… 優しくお願いします ご、ご主人様ぁ…」
首筋に指の感触 一応今 見た目は幼女だ。
対する彼女は淑女だ さぁ 何というか危険な香りしかしない。
まだ BGMは呻き声という有様。徐々に潤んだ瞳へとなりつつも上目遣いに視るのだ。
■ライラ > 「血が足りぬ。
そこらの下郎から吸う気もなかったでな」
通常の食事もする事はあるが目覚めたばかりなのが大きい。
体は癒えても血が足りないのだ。
あと、輸血パックとかは知らない。血は保存きかないし。
「わらわは閨では常に優しかったと思うのじゃがなぁ」
愛おしそうに首を撫でれば、目を細めて唇を軽く舐める。
「で、おぬしの住処はどこじゃ?
そこまで案内せい」
そこでする気らしい。
■那岐夜車丸汀 > 「血ですか…まぁ、何でもないです。
畏まりました… …ハイ。 」
殆ど通常の食事で事足りている汀 血に至っては一滴だけ。
吸血鬼にありがちなそこそこの血液ではない 一滴だけなのだ。
この主人 血を所望してきたので がくっと肩を落とし返事とした。
どちらにしろ 今夜は長くなりそう…夏休みでよかった!!
「………」
何故無言。優しかったでしょうか?? 無言による質問。
「住まいですか… 女子寮ですが?? 今までお住まいはどちらに??」
今 学生として 寮に住んでいるのだ 住まいはと聞かれ
観念したかのように 正座から立ち上がれば 案内するように
その場を案内するように去る事だろうか?
ご案内:「異邦人街と歓楽街の境」から那岐夜車丸汀さんが去りました。
■ライラ > 「渇きには抗えぬでな」
まぁ、人間一人分もあれば満足するでしょう。
元々そんなに採るほうではないのだ。
無言による抵抗はするっと無視を決め込んで。
「この近くの……異邦人街というたか?
そこの空き家を使っておる」
勝手に。
勝手に。
案内されれば、それについていくだろう。あくまで偉そうに。
そして作られたオブジェは放置である。
ご案内:「異邦人街と歓楽街の境」からライラさんが去りました。