2016/10/14 のログ
ヨキ > ひらりと身を翻し――あとには、ただ静寂が戻るばかりの夜。

行きと異なる服装をして、女物の石鹸の香を纏って帰るヨキを訝しむ者は、誰も居ない。
四年制の学生らが何度も顔触れを変える間、ヨキはずっとそういう男だった。

ご案内:「廃ビルの奥」からヨキさんが去りました。