2015/06/18 のログ
ご案内:「住宅街のとある一角」にリーセ・グリエさんが現れました。
リーセ・グリエ > それは、
――執事服をきた女らしき人物が、
住宅街の広い道の中央で両手を広げ、
声高らかに宣告した所から始まった。

「さぁ、皆様、今宵お見せ致しますのは、
 我が主の御降臨。
 その偉大な力の一端を、
 称え恐れよ人の子よ。
 ――魔王の力の片鱗を、今ここにッ!
 示しましょうッ!!
 さぁ――御開帳――!」

そう宣告するや否や、
リーセは空に手を伸ばす。

“そして地獄は始まった。”

リーセ・グリエ > 街の一角が、一瞬にして燃え盛る廃墟へと変貌する。
その町を悠然と歩く魔王バラルの姿。

錯覚か、幻術か。
否、
“これは映像だ。”

広範囲に広げたリーセの異能、
メモリアによる“強制映写”
その力による
被害は全く無い。
無論、巻き起こる混乱による被害は多くある。
そして、

当然の如く、この混乱を沈めようとする者達も。

――情報が錯綜する。

だが、情報が纏まりきらぬそのままに、
この暴挙を止めるべく、
これをもたらした人物へ攻撃しようとするものもいるもので――

リーセ・グリエ > 映像である魔王バラルの方は問題ない。
問題なのは、
このリーセに向かってくる一団だ。

リーセは弱い。
それはもうとんでもなく弱い。
異様にタフではあるものの、
喧嘩慣れしていない女の子にすら敗れるほどに弱い。

あっという間にケリがつく。
それが当然の流れだ、が。

リーセは嗤う、
唇の端を歪めて、嗤う。

「やれやれ――
 実は面白いものを連れていましたね……?
 はぁ、女の子だけ来れば良かったのに。」

パチン。
ゆっくりとした指の音を合図に、
触手の群れが、“正義”を襲う。
一つ一つは対した事のないそれは、
数をもって、
一人一人を絡め取り、男を飲み込んでゆく。

「おっと、広範囲に及ぶ攻撃はやめてくださいね?
 君達の仲間がどうにかなってもいいのでしたら――
 別にかまいませんよ?」

脆弱、脆弱だ。
触手もリーセも。
強いものが攻撃すれば直ぐに砕け散る。
だが――不意をうって人質をとれば、
そう容易くいくものではない。

「さて、どうします?
 貴方達は。
 おっと、あまり手を拱いてもいられませんよ?」

名も知らぬ女の乳房を撫で回し、首筋に舌を這わせ、
リーセはいう。
『ッ……あんッ……!』
リーセに触れられた女はなめまかしくも淡い声をだし、
肌の赤みが増していく。
よくよく見ると絡め取られた他の者もそうである事が分かるだろう。

「触手に媚薬、飲まれたものは……
 はてさて、どうなってるんでしょうね?
 楽しみですね?」

リーセ・グリエ > ――嗤う、嗤う。

嗤いながら、女の唇を貪り、口内を陵辱する。

――嗤う、嗤う。

迂闊に動けぬ者達を触手の群れの中央から嗤って眺めながら。

――嗤う、嗤う。

刻々時間が過ぎる様子を。

――嗤う、嗤う。

…………未だ散らさぬ純潔を、
いつ散らそうかと楽しむかのように。

リーセ・グリエ > 「ああ、そうか、
 成る程――!」

それは永劫のように長く感じられた数分。
不意にリーセは一つ手を叩き、
深くお辞儀をする。

「失礼。
 ああ、あなた方はひょっとして、
 私が女だから安心なさっておいでですか?
 それは実に――
 失礼いたしました。」

リーセは執事服に手をかけて脱ぎ始める。
露になる白い肌、
豊かな胸、
そして――

――屹立する大きな男性器。

「私は女でもなければ、
 男でもない、
 ――その“両方なんですよ”
 ふふ――♪」

楽しそうに先ほどまで嬲っていた女の女性器にそれをあてがう。

『ひ……あん……♪
 え……?
 や……嫌ァァァァッ――!』

快楽に耽り、
女のふやけた顔が恐怖に引きつる。
何をされるか思考力で低下した頭でも理解して――

「ふふっ、
 楽しいですよね。」

それを見て
  楽しそうに 
    リーセは
       嗤う

リーセ・グリエ > 「――」

焦らす、焦らす。
さぁ、いつでもどうぞ?
と挑発するように、
こちらに集中を引き付ける。

「(私はただ時間を稼ぐだけで良い。
  メモリアの終わる2時間を。
  その上で役得はさせてもらいますけどね。
  態々こんな触手型の魔導具預けてくださった、
  というのは御褒美でしょうし。)」

媚薬と過剰な女性ホルモンによる刺激。
そして拘束力は強いものの、
攻撃そのものには弱い。
もし、ばれたら……

「(一巻の終わりなんですけどね。)」

だからこそ、挑発のみをし続ける。
――おかしいと感づかれるその時までは。
感づかれたら、
実際やっちゃえばいいのである。

リーセ・グリエ > 「ふぅ、ん?
 成る程。
 ――それじゃあ、
 遠慮なくいただきましょうか?」

――焦らし、焦らし続けたそれも限界だとばかりに、
顔を歪めて嗤う。
限界だ。もう、限界だとも。
我慢も限界、
そして――
このままの状態で釘付けにする事も。

リーセ・グリエ > 「良い声で鳴いてくださいね?
 お嬢さん――?」

『――!』

大きなモノを一気に奥まで突き入れられて、
声にもならぬ悲鳴を――

否。

白目をむいて、涙を、涎を流しながら、
女は声にもならない“嬌声”を上げる。
焦らしに焦らし、
浸透する媚薬。
紅い破瓜の証があるというのに、
痛みよりも快楽が勝った証だ。

「気持ちいいでしょう?」

嗤う、嗤って――
相手の事等構うことなく腰を振りながら、

「残念でしたね。
 ああ、でも、まだ沢山居ますから、
 何も心配する事はありませんよ?」

ああ、愉快だと嗤う。

リーセ・グリエ > 「――(そろそろ頃合かな?)」

結局の所、
陵辱した女は一人。
だけど、思ったより楽しめたし、
何よりも触手に捕まり、
粘液まみれになってあえぐ女達の姿は眼福だ。

「(後はそう仕上げに速やかに離脱。
  命だけは助けますよ。
  そう、命、だけは――)」

リーセ・グリエ > 「――存外、つまらないものでしたか、ね。」

パチンと指を鳴らし、離れた場所――
高い建物の屋上へと転移。
廃墟の映像のせいで、
まるで、空に浮かんでるように見えるだろう。
そして……

「『戻れ』」

触手の姿が消える。
残されたのは陵辱された、
触手につかまり飲み込まれた者達と同数の女達――のみ。

「さて、私の名は、リーセ。
 リーセ・グリエ。
 偉大なる魔王様の配下なり。
 今宵の狂宴、
 楽しんでいただけましたか?
 されど楽しい時間も、これにて終わる。」

再び指を鳴らすと、
風景が何事もなかったかのように、
いつもの姿を取り戻す。

消す時に、
映像の魔王バラルがこけてたような気がするが、
気のせいだったかもしれない。

リーセ・グリエ > 「では、御機嫌よう諸君。」 ランダム指名 > リーセ・グリエ
リーセ・グリエ > そして、彼女はそう最後に叫んで一人転移して消える。

――混乱における被害、
陵辱された被害はあれど、
何もしなかった者達への被害はほぼ皆無。

これが今宵の狂宴の結末と相成り候

ご案内:「住宅街のとある一角」からリーセ・グリエさんが去りました。