2015/07/08 のログ
加賀背 雄 > それはもちろん。 ”ドリームランド”は学生をメインユーザーとして想定していますから、それくらいは。
(お安いご用…に、少しだけあっけにとられた表情。 てっきりなにか、もっと悪い事をしてくるのかと思ったけど、
 案外彼女はそうでもないのかもしれない。
 頬に伸びる手を打ち払ったりすることはない。 細い指先が頬を撫でる感覚を味わいながら、
 ゆっくりと頷く。 微かに目がじわりと潤む。 悲しみなのか、それとも期待なのか。
 彼女に語ることはないけれど、その瞳は彼女への服従を示していて。)

わかりました…いうこと、聞きます。 楓さんが秘密を握ってるなら、ボクが何かできることはないですし。
(彼女の周到さからして、バックアップや証拠硬めもしてあるのだろう。
 それなら抗っても不利になる。 従順さを示すように、彼女の手に軽く頬を寄せて。)

正親町三条楓 > ――あぁ。
彼もまた、楓の術中に嵌ってしまった。

『いうこと、聞きます』

その言葉を媒介に。
彼女の異能が発動する。

「では――約束を、守っていただきましょうかぁ」

契約遵守<ミスラ・ジャッジ>は誰も逃がさない。

「ところで、あなたの趣味の生放送、どうやって撮影しているんですかぁ?」

加賀背 雄 > (じわりと一瞬起こる違和感。 それに戸惑う時間もなく、彼女に問いかけられる。)
ええと…デジタルビデオカメラを使ってます。 あとノートPCで。
回線は自分のやつを使って足がついたら嫌なので、野良回線を捕まえて、
それにタダ乗りして。 見てる人が飽きないように毎回服を変えたり、
カメラの位置を変えて……あれ…?
(きちんと喋った後、首をひねる。 自分はこんなに素直に語る人間だっただろうか。
 今まで重要な秘密にしていた事を、いくら彼女が秘密を握っているとはいえ、
 やすやすと喋ってしまうようなことがあっただろうか? 額に汗が滲む。
 まさか、という視線を向け、ごくりと息を呑んだ。)

正親町三条楓 > 「――それなりに有名なんですけどねぇ、私の異能」

にっこりと笑う。
委員会街では知らない人間は少ないだろう。
おかげで誰も自分と約束しようとはしないし、下手な事は喋らない。

彼も悟ったのだろうか。
ではひとつ、見せてあげよう。

「そう、私の異能は『約束を守らせる』というものでしてぇ。たとえば――

下着を脱いで、スカートをまくってください」

とんでもない命令を下す。

加賀背 雄 > 異能…もしかして、さっきの…!
(違和感の正体に気づいたが、もう遅い。 彼女の笑顔とは反対に、焦りに小さく唸る。)

約束を守らせる……もしかして、さっきボクが、『いうことを聞く』って言ったから…?
い、いやですよ、なんでそんなことしないといけないんですか! ……わあー…
(彼女に拒否を示した時には、行動は終わっていた。足元には可愛らしい女物のショーツ、
 そして両手はスカートの裾を持ち上げている。 足の間がすーすーして、
 甘く持ち上がった男の子の印が晒されていることが分かる。)

こ、これ…元に戻してもらえるんですか? それに、どれくらいまで効果があるんですか?
(恐怖と興味に駆られて問いかける。 もちろん彼女が正直に答えてくれる保証もないし、
 そもそもスカートをたくしあげて男の子を露出させているのだからそれどころではないのだが。)

正親町三条楓 > 「――大丈夫。約束をきちんと『果たせば』解除されますよ。
もっとも、抽象的な約束ですので――いつまで続くかは、分からないですねぇ」

実は、抽象的な約束は効果が薄く、時間が立てば切れるのだが。
あえて言わない――そう、彼に『免罪符』を与える為に。

「ふふ――」

ぱしゃりと。
スマホでそれを晒しながらスカートを上げる彼の写真を撮る。
これで異能が切れても、逆らう事は出来ないだろう。

加賀背 雄 > じゃあ、ボクはずっと…楓さんの言うことを聞いちゃうってこと、ですか…?
(約束、つまり…彼女に身を捧げることだ。 それがいつなのかなんて話は、
 していなかった、つまり……もう、戻れないのでは? そんな思いがよぎる。)

やだっ、やめてください…やめてっ…!
(響く撮影音と、嬉しげに笑いながら端末を自分に向ける彼女。
 必死に声を上げて拒否しようとするけれど、その声色がどこか甘く、
 そして股間のそれも、さっきより少しだけ力強くなっていて。)

正親町三条楓 > 嗚呼。
出来る事なら、今すぐこの場で彼を押し倒し、『食べてしまいたい』。

――けれど、それはダメだ。
一応、これでもちはやへの義理立てはある。
彼がはやく抱いてくれればいいのだが。

「あは、それじゃあ命令ですよぉ。
『次から生放送をする時は、必ず下着を履かないでください』」

ひとまずは、彼をもっと深みにはめる為の命令を出し。

加賀背 雄 > …わか、りました…っ…
(口から漏れるのは肯定の言葉と、短く浅い呼吸。
 ため息とは違う、別のなにか。 ふるふると腰が、
 太ももが震え、微かにうるんだ瞳が相手を見やる。)

そ、その…今日は、これでおわり、ですか…?
(呼び出した理由は、自分を服従させることだったのだろうか。
 それにしてはとても優しい。 もちろん、卑猥な格好を
 している様を撮影されたのは別として。)

正親町三条楓 > 契約遵守<ミスラ・ジャッジ>は誰も逃がさない。
今度は具体的な誓いだ。雄は生放送をする時、必ず下着を脱ぎたくてたまらなくなるだろう。

卑猥な格好をしながら許しを請うように震える彼は。
この上なく、極上の料理のようだ。
――いずれ、ちはやともども美味しくいただきたいのだが。

「――ふふ、ご不満ですか?」

にこりと笑いながら見つめる。
流石、あのような生放送をするだけあって、天性のM気質らしい。
自制心をフル稼働させた楓の責めでは物足りないのだろうか。

加賀背 雄 > いえ、不満などではないです、そういうことでは…
(彼女の笑顔がじわじわと自分に食い込んでくる。
 ぶるぶると頭を横に振って、なんでもない、とアピールして。)

ずっとこうしているのも、その…なにかなって思って…
(何かをしたいわけじゃないのだけれど、ずっとたくしあげていると
 どんどんと羞恥感が強くなっていく気がする。
 目の前には彼女しかいないのだけれど、)

正親町三条楓 > 「――興奮してきてしまいますか」

くくっと笑う。
その男のモノがどんどん固くなっていくのを見て。
あぁ、この子は本物のマゾヒストなのだと確信する。

「はい、もういいですよ。
今日は終わりにしましょう」

そう言って立ち上がる。
目的は十分に果たした。

加賀背 雄 > そ、そんなわけないですって…!んもうっ…!
(もういい、との言葉にやっと手を下ろす。
 お尻の辺りと前の辺りを手で抑えながら、
 恥ずかしさに顔を真赤にして唇を尖らせた。)

……内緒ですからね、ボクが、その…ホシノカミだってこと。
(このことが目的だったはずなのだ。 いちおう忘れないように、
 彼女に釘を差しておく。 かばんを持つと、出口の方へと歩いていって。
 なんか足が冷えるなと思ったら、ショーツを履き忘れていた。
 大急ぎで戻って、履く。)

正親町三条楓 > 「ええ、内緒ですよ。
――私とあなた、二人の秘密、ですね」

くすっと笑って、自分の唇の前に指を一本立ててみせる。
秘密というジェスチャーだろう。

そして、そのままかわいい仕草で下着を履く雄を見送る。

加賀背 雄 > 二人だけの… ええ、そう、ですね…二人だけの、秘密。
(本当なら嫌がるべきなのだけれど、どこか否定しきれないところがあった。
 彼女の真似をするように、自分も唇に指を立てて。
 なんとなく嬉しくなってしまったのは、気のせいだと思いたい。
 相手は自分の秘密を盾にして、人を操ろうとする人物なのだから。)

じゃ、じゃあお先に失礼しますからね!
(それだけいうと、足早にホテルを去っていく。
 恥ずかしさのせいで体が火照る。 そう、恥ずかしさのせいだ。
 それ以外に理由なんてない。 そう自分に言い聞かせながら。)

正親町三条楓 > ――さて。
あの子をどう使って、ちはやを刺激するか。
そして、ビアトリクスをどうするか。

悩みも考える事も、いくらでもある。

ご案内:「常世グランドホテル34階」から正親町三条楓さんが去りました。
ご案内:「常世グランドホテル34階」から加賀背 雄さんが去りました。