2019/02/28 のログ
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三月の常世島について >
3月に入ると常世学園での授業・講義、演習などは終了し、春季休業となる。すなわち春休みである。
島外に帰る場所がある学生・教員たちは一斉に帰省を始め常世港は混雑し始める時期である。
ただし、常世島に住む者は島外に帰る場所を持たない者も少なくない。
遺棄されるかのごとく常世学園に入学させられた者、迫害されていたところを保護された者、帰る術を持たない異邦人――彼らは休業中でも島内に残り続け、学園都市を運営するための重要な要素とだろう。
帰る場所を持っていたとしても、委員会などに所属している学生や教員は長期の休暇を取れない場合も多い(もちろん、休暇を取る学生も存在する)。
彼らの職務は常世島、学園都市のインフラそのものである。常世島に残る者がいる限り、それを休業のために一気に停止させることはできないのである。
特に図書委員会はこの時期、常世大図書館蔵書整理・常世博物館収蔵品整理に従事することとなり、多忙を極める。蔵書や収蔵品の整理は魔術や科学によって高度に自動化されてはいるが、それでも大規模は整理は必要なのである。
また、常世島全交通インフラ整備もこの時期に行われ、公安委員会、風紀委員会、生活委員会、鉄道委員会の委員も忙しくなる時期である。
委員会の職務のために長期の休暇を取れない生徒には委員会から手当が出されるのが基本である。
行事としては有志学生・式典委員会による「非公式」の卒業式が行われ、常世大図書館蔵書整理・常世博物館収蔵品整理や研究区の蔵書・収蔵品整理によって整理された蔵書や収蔵品の一部が古書店街「瀛洲」に流れ、古書祭りである「書林祭」が開催される。
常世学園は通常の学園とはシステム面で大きくことなりはするが、それでも新たな春に向けての準備は着々と進んでいくのである。
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