2020/07/01 のログ
ご案内:「【常世島の現在】」に七月の常世島さんが現れました。
七月の常世島 >  
 七月は前期期末試験、前期授業終了(必要である場合は夏季休暇中の開講も可能)、海開き、風紀委員会・公安委員会による歓楽街健全化運動、関係物故者慰霊祭など公式・非公式の行事が多く行われる月である。


【前期期末試験:7/10~7/20】
 前期期末試験は7月10日から20日までの期間で行われる。生徒・教師・職員ともに、夏季休暇を前にして特に忙しくなる時期である。委員会や部活に所属している生徒も、活動による単位取得の状況によっては試験を受ける必要がない場合もあるが、何かしらの試験を受けるものが大半であろう。
 試験の結果発表については教師によって異なることが多いが、多くの場合は試験終了の数日後から行われ、7月末までにはほぼすべての生徒に結果が通知される。教員によっては前期終了の20日までに全ての試験結果を発表する場合もあるので、20日とともに休暇に入る教師もいなくはない。
 試験結果が良くなかった生徒への補習・補講については、これも教師や授業により対応は様々である。夏季休暇中に補習を受けさせる者もいれば、課題を出す教師もいるのである。


【前期終了:7/20】
 期末試験が終わると共に、前期授業が終了となり夏季休暇となる。ただし、これも入学時期によっては授業を必要とする生徒もいるため、その場合は授業が継続される教室なども存在する。基本的に、学生の大部分はこの時期に前期を終了することとなる。
 夏季休暇中に夏期講習を行う教員も少なくない。単位に不安がある生徒は、この夏期講習にて単位を取得することもかのうである。
 なお、入学時期によっては試験の日程なども異なる生徒も出てくるため、原則として終業式のようなものは公的な行事としては行われない。ただし、生徒・教師が呼びかける形での終業式のような催事や、前期終了を祝ってのパーティーが行われることも少なくない。
 夏季休暇に入り島外の故郷へと規制する生徒・教師もいる。しかし、故郷を逃れる形で常世学園に入学した生徒も少なくないため、夏季休暇に入ったからといって常世島内の人口が急激に減少するというようなことはない。
 委員会は、学園の都市機能を運営していくために必須の存在であり、一般学生の休業期間中であっても多くの業務が存在するため、実質的な休みは少ない(休暇を取る委員も無論存在する)。そのため、休業期間中の業務については特別手当が出されることが多い。商業系部活にとっては、休暇の時期はかきいれ時ともいえるだろう。


【海開き:7/20~】
 7月20日からは、常世島内の多くの海岸で海開きが行われる。元々海開き時期以外の遊泳が禁止されているわけではないが、海開きがなされることで、常世島の海岸は海水浴場として開放され、海の家が立ち並ぶ他、様々な店やイベントが行われるようになる。商店街や扶桑百貨店でも水着が積極的に販売されるなど、常世島の「夏」が訪れる。
 なお、海水浴場の中には7/20をまたずに海開きを行うところもある。また、常世島内に存在する各種プールも本格的な稼働を開始することとなる。
 基本的に海開きの期間は夏季休暇が終わるまでである。


【歓楽街健全化運動:期末試験の前後 7/10~7/30】
 前期試験が終わり、前期が終了すれば上記の通り夏季休業、夏季休暇――いわゆる夏休みに突入する。学生の多くは授業を終え、夏季休暇中も島に残る学生たちの多くは思い思いの時を島の中で過ごすとこになる。
 そこで問題になるのが、学生の歓楽街や落第街への流入数の増加である。歓楽街に入ることそれ自体は問題ではないが、違反部活なども存在しトラブルに巻き込まれる生徒も少なくない。そこで、夏季休暇に入る前後には風紀委員会・公安委員会による歓楽街健全化運動が行われる。
 時期の定められた恒例の行事であり、歓楽街側・落第街側ともに手入れへの対策がしやすいため、歓楽街・落第街の部活・違反部活への対処というよりは、歓楽街や落第街へと入ろうとする学生への注意勧告が主となり、逮捕や捕縛を主な目的とはしないものとなる。前世紀の日本の学校に存在したといわれる本来の意味の「風紀委員」の意味合いに近い業務と言えるだろう。この歓楽街健全化運動によって、歓楽街・落第街そのものが大きく変わるということはない。


【常世島関係物故者慰霊祭:7/20~7/31】
 前期終了に合わせ、祭祀局を中心とし、各種委員会や部活の協力の下、物故した(死去した)常世島・常世学園関係者のための「関係物故者慰霊祭」が常世大ホールおよび宗教施設群にて行われる。常世島内で事件・事故により犠牲者・死者が出ることも残念ながら存在する。多くの異能者・魔術師・異邦人、違法組織・秘密結社が集まる異郷とも言える常世島ではそういうことも起こりうる。
 そんな物故者たちの慰霊のために、「地球」・異世界の様々な宗教の祭式作法に則り、あるいは「無宗教」形式にて、慰霊のための祭祀が数日に渡って行われることとなる。参列する生徒・教員および関係者によって慰霊碑に花が手向けられる。

 生者・死者のためあの慰霊の祭であるが、常世島内での霊的理由おいても慰霊祭を執り行う必要がある。弔われなかった霊魂が怨霊・悪霊化するのも《大変容》後の「地球」ではさほど珍しいことではない(無論、全ての死者がそうなるわけではない)。そういった霊的な悪影響を避けるために、一括した慰霊祭が求められる。
 そういった性格上、原則としては常世島内での物故者全てが慰霊の対象となる。たとえそれが違反学生であれ、「いわゆる」二級学生であれ、不法入島者であれ、関係はない。それらが怨霊・悪霊化することも十二分にありえるためである。違反部活などの被害にあった者たちからは批判を受けることもあるが、原則として全ての物故者を対象として慰霊は行われる。

 常世島内の死者の「全て」を慰霊することも無論不可能である。島内の生徒・教師および関係者の殆どは正確に慰霊されるものの、物故者の生前の宗教的な信条に基づき、慰霊が行われない場合もある。また、慰霊の網にかからなかった者、慰霊を行っても帰天・帰幽することができなかった者なども発生する。
 そういった場合は祭祀局や各種委員会の対霊的機関・部署が個別の慰霊――あるいは、除霊・祓魔を担当することとなるだろう。死した異邦人の魂の行方についても問題となるが、これを解決することは困難であるといえるだろう。元の世界にそういった霊界があるのだとすれば、そちらに還るように祈るばかりである。
 上述したとおり、違反学生や二級学生も慰霊の対象とするため、落第街や二級学生の問題も一部議論されることはあるものの、根本的な解決に至ることはない。

 「関係物故者慰霊祭」には各種委員会や部活からも出席者があり、常世島内で物故した委員・部員等の冥福が祈られる。無論、常世島内での宗教の自由は強く保障されているため、参加は強制ではなく任意である。
 なお、同様の祭祀は常世祭(学園祭)の時期にも斎行される。


【PL向け】
 七月の常世島内の行事の予定となります。それぞれのイベントについては、開始時期が近づけば個別に告知を行う予定です。夏季休暇中の授業についても、教師によっては行われれることもありますので、夏季休暇中の授業も夏期講習などとして行っていただいて全く問題ありません。
 試験の結果については公式で発表することはありません。それぞれのPLで合否の判定など行っていただいて構いません。
 夏季休暇中に常世島の外に出る生徒や教員もいると思います。それ自体は問題ありませんが、島の外での活動をチャット上で頻繁に行うというのは避けていただければと思います。絶対に行うなというわけではないのですが、あくまで主な舞台としては常世島内でお願いします。
 海開きについて、正式な日程は7/20からになりますが、もっと早くに行いたいという方は、7/20に先行して海開きを行ってた海水浴場があるということで遊んでいただいて構いません。
 なお、「関係物故者慰霊祭」についてはあまり深刻に考える必要はありません(もちろんPCとして深く受け止めていただくことも可能です)。毎年行われる恒例行事であり今回が初めてというものではなく、参加するかどうかはPLの自由です。PCの行動に支障をきたすという場合は無理に意識して頂く必要もありません。

ご案内:「【常世島の現在】」から七月の常世島さんが去りました。