2020/07/02 のログ
ご案内:「【常世島の現在】」に第三報道部「常世島ニュース」さんが現れました。
第三報道部「常世島ニュース」 > ◆第三報道部「常世島ニュース」◆
7月X日正午、第三報道部による「常世島ニュース」の放送――。
放送はラジオ、テレビ、魔術・電子ネットワーク上など様々な媒体で聞くこと、見ること、読むことが可能である。
【7月X日 天気:晴 転移荒野「門」顕現注意報:なし 気温上昇注意勧告:あり】
「こんにちは、第三報道部「常世島ニュースの時間です。
本日、常世島気象台・生活委員会は常世島の梅雨明けを発表しました。これからは気温がさらに上昇していく見込みです。
熱中症には十分気をつけましょう。また、変温性質を持つ「地球」人・異邦人の生徒・教師・職員に向けての健康管理の相談が生活委員会で受け付けられています。
夏の気温上昇に伴う体調に不安のある生徒などは、積極的に相談を行うように勧められています。特に、まだ常世島の夏を経験していない生徒に対し、熱中症予防のための冷気護符が魔術研究科より配布されており――
皆さんは「七夕」という言葉をご存知でしょうか。
「地球」の中国・朝鮮半島・日本にかけて広がる年中行事になります。本来は太陰暦の7月7日に行われますが、現代では太陽暦の7月7月に行われることが多くなっています。
元々は中国の伝説を由来とし、7月7日は牽牛星(わし座のα星アルタイル)と織女星(こと座のα星ベガ)の二星が、天の川を挟んで年に一度逢瀬を交わす日と言われています。
国によって、在来の伝説や習慣と習合するなどして様々な変化は遂げて今日に伝承されています。
この常世島でも「七夕」の風習は生きています。
常世島においては、《大変容》後の混沌の中でも伝統的な文化を残していこうという日本国出身の学生たちによって行われ始め、今では出身国・世界問わず一般的な行事となりつつあります。
そのため、常世島で行われる「七夕」行事の多くは日本国で行われるものを基本としています。七夕に伴う習慣や儀礼は色々とありますが、一番有名なのは短冊に願い事を記すことでしょう。
教室棟や商店街、異邦人街などでいくつもの笹竹が用意されており、五色の短冊に様々な願いを書き記すことができます。
商店街や扶桑百貨店では、「七」にまつわるイベントや商品も多く展開されており――
扶桑百貨店屋上の天文台では、アルタイルとベガを観測しようという催しが行われており――……」
常世島においても、「七夕(主に日本のもの)」は行われている。
想い人と遠く離れてしまった牽牛星(彦星)と織女星の境遇に自らを重ね合わせ、帰ることが困難な故郷や遭うことの叶わない想い人や大切な人に思いを馳せる異邦人(もちろん「地球」人も)多くいるという。
商店街などでは「七」にちなんだ商品展開を行うところも多い。この期間に浴衣をまとう生徒・教師も少なくない。
なお、主に常世島内での「七夕」行事は7月7日に限定はされず、7月1日~7日の期間に行われることが多い。
常世神社では七夕の神事や七夕まつりが行われ、一種の夏祭り的な様相を呈す。
7月7日当日には多く天を見上げる学生の姿を見ることは出来るだろう。
なお、本来の太陰暦(太陰太陽暦)における七夕を祝うため、一月ほど遅らせる生徒もいなくはないという。
【PL向け】
梅雨明け及び、「七夕」に関する情報となります。
この情報を利用するもしないもPLの自由となりますので、ご利用になりたい場合はご自由にどうぞ。
有名な童謡の、権藤はなよ作詞「たなばたさま」の歌詞の著作権はすでに消滅しておりますので、ロールプレイ中に引用していただくことは可能です。
期間としては【7月2~7月7日まで】と一応は定めますが、多少期間を過ぎてしまっても七夕を演出していただくことは可能です。
ご案内:「【常世島の現在】」から第三報道部「常世島ニュース」さんが去りました。