2021/12/20 のログ
ご案内:「【常世島の現在】」に十二月の常世島さんが現れました。
十二月の常世島 > *後日追記の可能性があります。

 本土よりも南方に位置する常世島にも冬は訪れる。《大変容》により変化した海流や、周辺に棲まう気候精霊や神々の類の影響により、本来想定される温暖な冬が常世島に必ずしも来るとは限らない。
 上記のような諸々の要因により、常世島の冬の気温は本土のそれとさほど変わらぬものとなっている。故に、降雪もあり強い寒波が訪れることもある。常世島ではすでに青垣山周辺に雪がつもり始め、学園地区などでも雪の降る日が見られる。特に、クリスマス前後から年末にかけて寒波が訪れて雪が降るであろうとの見通しである。
 寒さに弱い特性を持つ生徒・職員への配慮も例年通り行われており、必要があれば自身の体温を保つための魔術や機械が無料で提供される。なお、あくまで自らの意思が優先されるため、強要されるというようなことはない。

 カリキュラムにもよるが、12月のクリスマス頃より順次年内授業は終了し(早ければ20日には年内授業が全て終了する生徒もいる)、常世学園は冬季休業に入る。島内の港・空港などの交通機関へと、帰省のために向かう生徒・職員の姿が多く見られる時期である。
 常世学園の特性上、帰る家や故郷を持たない者や、帰省出来ない事情のある者、異邦人なども多く所属しているため、冬季休業とはいっても学園内の人口が大幅に減少するわけではない。また、冬季休業中であっても様々な理由で開講されている授業が存在するため、学園地区も機能し続けることとなる。
 授業再開は、これまたカリキュラムや講師によって前後するが、概ね1月7日ごろとなる。


 12月は島外同様様々なイベントや行事が常世島で行われている。以下、その一例を示す。もちろん、以下に示した以外にもイベントの類は多く行われている。

 冬季休業中には、図書委員会による「常世大図書館禁書庫蔵書整理、常世博物館地下収蔵庫整理」が行われる。常世大図書館禁書庫・常世博物館地下収蔵庫の性格上、蔵書・収蔵品の整理や修復は秘密裏に行われる。特に危険な魔導書やアーティファクトなどについてはこの時に再封印処置がなされる。通常の蔵書・収蔵品の整理期間中には行わず、その危険性のために敢えて時期をずらし、冬季休業中に整理を行う。
 魔導書やアーティファクトの封印処理中には、収蔵品の暴走や怪異の出現などもままあることであるため、それらとの戦闘が発生することもあり、危険が伴う。本来は図書委員会で全ての業務を完結させる必要があるものの、その危険性のために図書委員会外から協力者を募り、収蔵品の整理や封印作業に協力させることが近年増えている。
 また、研究のための場合などの特殊な事由がある場合も、図書委員会の許可を得れば、上記整理業務に従事することができる。ただし、危険が伴うことに同意する必要がある。年々増える魔導書や収蔵品のために、図書委員会の委員だけでは作業が追いつかなくなっており、外部の協力者の数は増加の一途を辿っている。状況によっては、風紀委員会や祭祀局などの協力・応援を仰ぐこともある。
 当然ながら、図書委員会内外の作業従事者には守秘義務が存在し、作業従事の際に得た、学園の危機管理に支障をきたすような情報の公開は強く戒められる。しかし、魔導書や収蔵品の巻き起こす現象には、本来無関係の生徒・職員が巻き込まれることもあり得る。当然ながら、そういった事象に意図せず巻き込まれた場合は、処罰などが行われることはない。
 作業期間中は常世大図書館・常世博物館の守りはかなり厳重なものとなるため、魔導書や収蔵品の起こす現象が、両館の外に影響を及ぼすことはまずない。
(参照:http://guest-land.sakura.ne.jp/tokoyo/academy/calendar/

 常世島にもクリスマスは訪れる。言わずとしれた、多くのキリスト教の諸派にて催される、イエス・キリストの生誕を祝う祭りである。常世島内の教会ではクリスマスの前後はミサなどの祭儀が行われるが、キリスト教を信仰していない者たちにとっても、冬の重要な祝祭日として認識されている。クリスマス関連の宗教儀礼として、常世島内でことに有名なものの一つとして、宗教施設郡の「常世島教会」(祭祀局管理。キリスト教やそれから派生した宗教全てを包括することを目的としており、特定の教派に属するわけではない)にて行われるミサが挙げられる。
 《大変容》により、キリスト教以前の(キリスト教側から見た場合の)異教的な習俗もヨーロッパにおいて復活しており、常世島においてもその状況は変わらない。キリスト教以前の冬至の祭りなどもクリスマスの前後には盛んに行われている。クリスマスは、宗教や信仰の枠を超えた、冬のイベントとなっており、前世紀における日本の状況に近いものがある。
 常世島でのクリスマスは異邦人達にとっても無関係ではない。異邦人たちの世界で行われていた冬至の祭りやそれに類する祝祭日とクリスマスが習合しているのである。異邦人たちも自らの故郷・文化における祝祭日をクリスマス前後に行うことが、いつしか慣例となった。
 クリスマスの前後には学生街・常世渋谷などを中心としてクリスマス商戦が繰り広げられ、クリスマスやそれに類するイベントにまつわる商品のセール・サービスが氾濫する。商業系の部活にとってはまさに稼ぎ時である。恋人たちの日としての機能も前世紀と変わらず受け継がれており、カップル向けの店舗が積極的に集客を行う時期でもある。
 学園運営側は関与しないものの、落第街やスラムでは有志による炊き出しなども行われることもある。クリスマスシーズンであるからといって治安が良くなるわけでもないため、向かう場合は注意が必要であろう。ただし、委員会に所属する者などの中から有志が集まり、炊き出しなどを警護することはあり得る。
 なお、《大変容》以後の地球上において、サンタクロースは実在しているといわれている。キリスト教文化圏で語られるそれと完全に同一の存在であるかは不明であり、いまだ謎は解明されていない。一種の「怪異」として認識される場合もある。全ての子供たちに届くわけではないが、クリスマスに枕元に実際にプレゼントが置かれるという神秘的な現象(無論、両親などが置いたわけではない)が毎年確認されている。

 年末年始の寺社、その他宗教施設への参拝(及びそれに類する宗教的習俗)は前世紀の日本同様行われており、特に「常世神社」の初詣の参拝客の数は随一である。巫女などのアルバイトも募集される。
 年末の、十二月晦の「大祓」も常世神社にて行われており、一年の罪穢を祓う儀式が行われる。常世島では、様々な理由により、12/20から大晦日にかけて連日、常世神社内の境内で執り行われる。なお、担当する者によって儀式の進め方は異なり、必ずしも伝統的な「大祓」と同様のものであるとは限らない。《大変容》以後にもたらされた霊的な多様性により、伝統的な儀式も変化を遂げているのである。寺院での除夜の鐘つきも前世紀同様に行われるが、これもまた寺院によって細部は異なる。
 年末年始は特に祭祀局員が忙しい時期であると言える。


*冬季休業期間は「12/23~1/7」としますが、利用者の事情などにより、開始や終了をある程度前後させていただいても構いません。ただし、後入りを行った場合は、先入りのPCの状況設定に従うようにしてください。

*「常世大図書館禁書庫蔵書整理、常世博物館地下収蔵庫整理」の期間は「12/20~1/7」とします。

*年末の常世神社における「大祓」については、現実の「大祓」の式次第や内容と必ずしも一致させる必要はありません(そのほかの宗教施設における儀礼等も同様)。利用者によるアレンジなども加えて頂いて構いませんし、専門的な知識を有している必要もありません。そのようなことを意図し、「当する者によって儀式の進め方は異なり、必ずしも現行の「大祓」と同様のものであるとは限らない」と記させていただきました。

*当サイトの月日・季節の流れは概ね現実のものと同様に考えていただいて構いませんが、必ずしも日付までを厳密に対応させる必要はありません。たとえば、現実におけるクリスマス当日でなくとも、クリスマス当日としてロールプレイを行っていただくことも可能です。利用者の事情はそれぞれ異なるでしょうから、こういった点について管理者側から厳密な日付の対応を求めることはありません。

*「全世界《大変容》追悼式」「第三次世界大戦戦没者追悼式」については後日記載予定です。あまり大きなイベントと言う感じでは考えていません。

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