2019/02/08 のログ
ご案内:「保健室」に清姫 藍紗さんが現れました。
■清姫 藍紗 > ………すや、すや。
寒さのあまり保健室に潜りこんだ大柄な女。制服を着ていなければ生徒と思えぬその大人の雰囲気をまとわせながら、布団にもぐりこんだのが昼過ぎで。
…………すっかり、夕暮れの日が差し込む時間。
「んぅ………」
すっかり気持ちよい眠りに入っていたのか、白いシーツをかぶったまま、くるりと大きな体を丸めて………。
………むにゃ、とわずかに覚醒の兆し。寝ぼけ眼を薄く開いて。
■清姫 藍紗 > 別にサボっているわけではない。
基本的に体が冷えてくると動けなくなる体質であり、ただひたすら毎日それと戦う日々の女。
とはいえ、今日はちょっぴり熟睡気味ではあるのだが。
………んー…
シーツから手を出して、ぱたぱたと布団をたたく。
目覚まし時計を探すしぐさをしばらくして、………学校だったことに気が付く。
ぼんやりと目が覚め始めて、じっくり寝てしまったことはなんとなく理解する。
それでもまだ体は動かない。寝起きはいまいちなのだ。
■清姫 藍紗 > 「……さむ……」
シーツがはらりと捲れて、少しだけ起き上がろうとしかけて………ぱふん、とまたシーツを被る。
寒い。体があったまっているから寒いだけだけれど。
冷えれば冷えたで道端で遭難。あったまったら外気温がその温度差で寒い。
引くも進むも地獄である。
「………でも、そろそろ帰らなきゃ、ねぇ……」
ぅう、っとわずかに身体を起こせば、しわくちゃになった制服を見下ろして溜息をつく。
寝巻を持ってきたいのが本音だ。
■清姫 藍紗 > もう一度シーツをかぶりたくなる欲望を必死に抑えて、重い体を引きずって保健室から出ていく黒髪の女。
ふらーりふらーり……。
ご案内:「保健室」から清姫 藍紗さんが去りました。