2019/02/09 のログ
ご案内:「職員室」に小鳥遊 日和さんが現れました。
小鳥遊 日和 > 【あっ、職員室で入っちゃった…直します!】
ご案内:「職員室」から小鳥遊 日和さんが去りました。
ご案内:「教室」に小鳥遊 日和さんが現れました。
小鳥遊 日和 > あの…確かに先生はね、皆に蘚苔学について知ってもらいたかったから、
「蘚苔学の授業を受けてもらう方法」っていうアンケートしたと思う。
……それでね、投票数が一番多かったのが「コスプレ」なんだけど…。
本当に、皆が望んでたものは30歳のおじさんがメイド服を着ることだったのかな…?
(教壇に立つメイドさんは、羞恥を超越し、半ば達観した表情でうつむきながら目の前の生徒たちに尋ねる。
 顔をあげ、恐る恐る生徒たちの方を見ると、みんなものすごく満足そうな顔をしていた。
 「小鳥先生、似合ってるな」とか「ひよちゃん男子力ないな…」などの囁きが聞こえるが、我慢。)

う、うん…そうなんだ。 皆30歳のおじさんのメイド服に満足してくれてるんだね…。
じゃあ、授業を始めようかな! みんなは蘚苔学っていう言葉に聞き覚えはないと思う。
まあセンタイっていっても、せいぜい船の本体のことか、5人揃って!ってやるやつだよね。
蘚苔っていうのは、苔のことなんだ。 岩や野原、あるいはおうちの壁…色んな所に生えるやつだね。
それに関する研究を行うのが蘚苔学っていうことで…。
(頑張って話を切り出す。 自分がどうしても生徒たちに知ってほしい、植物の魅力…。
 中でも苔という地味な存在について熱弁をふるい始めるが、いまいち落ち着かない。
 下半身をピッタリ包むタイツはなんとも言えない感覚だし、すごく質のいいメイド服は体にフィットして、
 なんだか妙な気分だ。 仕草がたおやかなものになってしまうのも、服の影響があるのだろう。)

苔のなにがよいかっていうと、標本の採集がしやすいこと。 みんな押し花って知ってると思うんだけど、
きちんと乾燥標本を作るには、一般的に言われる花とか植物ってちょっと大変なんだよね。
でも、苔なら簡単!皆にもできる! それに題材は身近で、ちょっと外を出ればいくらでも見つかるの。
(身振り手振りを交えて生徒たちに頑張って魅力を伝えようとする。 生徒たちの視線は
 自分に集まっているけれど、多分好奇とかだと思う。)

小鳥遊 日和 > 確かに植物って、おっきな樹木とか、美しい花、おいしい果実とかだと思うんだ。
でも、蘚苔類はそういうトラディショナルな”植物”イメージの外にあって、
それなのに皆のすごく身近にあるわけなんだよね。
だから、皆にもちょっとでもいいから知ってほしいなー、みたいな…。
何もプロフェッショナルになれって言うわけじゃないんだよ? 魅力をね? 知ってほしいなって…。
(ぐっと拳を握り、生徒たちに語りかける。 中には目頭を抑えている生徒もいるぐらいだ。
 「一生懸命なひよちゃん尊い」とかそんな声が聞こえた気がする。 話を聞いてくれていると思いたい。)

…だ、だから次回もやりたいと思うんだけど……。 次回の授業にも参加してくれるひとっ!
(はい!と自分で手を上げてから生徒たちを見る。 端末をいじっている者、こっちに端末を向けている者、
 次の授業の準備をしているものなど様々だが、あんまり反応はよろしくない。
 ゆっくりと深呼吸する。様々な葛藤が自分の中を駆け巡ったが、覚悟をキメた。すう、と小さく息を吐く。)

こほん…。 そういえば今回、皆のアンケートにそって先生メイド服着てみたんだけど
コスプレって楽しいと思い始めたなあ~~~。 次回はどんな服でこようかなあ~~~~~~?
(その場にいた生徒全員の手が上がった。 色んな意味で穏やかな表情になる。
 先生として生徒を餌で釣るのはどうなのかという気持ちにもなるが、皆がよろこんで授業を
 受けてくれるなら、コスプレぐらい安いものだろう。たぶん。 結論に達したところで、
 自分の決意を慰撫するかのように優しいチャイムの音が響いた。)

みんな、ありがとう! それじゃあ蘚苔学の授業をするときは別途お知らせするからね。
今日の授業は終わりです! お疲れ様でした、またね!
(満面の笑みで、ばいばーいと手を振ってから教壇を後にするのでした。)

ご案内:「教室」から小鳥遊 日和さんが去りました。