2019/02/16 のログ
白鈴秋 > 「1番か、それなら少し着地失敗したくらいで落ちたりはしねぇみたいだな。おめでとさん」

 少し笑い素直にそう賞賛を送った。名前も知らぬ人とは言え落ちたときくよりは受かったと聞いたほうが気分が良いというものである。
 
「ああ、無理して動かしたりまたその上からすりむいたりしたらしらねぇがな」

 まぁ跡を気にするほどだ。流石にそんな事はしないとは思う。もっともこの時期試験で動かさざる終えない時もある。その時は……がんばれと声に出さずエールを送った。
 自分の包帯や彼女の薬などをしまっている聞こえた声、少しだけそっちに視線を送ると作業を続けた。

「気にすることはねぇよ、俺だって一人じゃ時間がかかってしょうがなかったんだからな。だからお互い様だ……俺は秋。白鈴秋だ。2年で同じ講義を受けることになったらよろしく頼むぞ」

 そう言う。そして薬をしまい終わると棚を閉めた。

「俺ももういくとするか。そろそろ訓練場も空いているだろうからな。流石に試験の為に居残りしてるやつはそうはいねぇだろうし」

 と自分も帰る支度を始める。もっともカバンを持つ程度だが。

ジャム > 「あはは!怪我の上に怪我しないように気をつけるよ。
せっかく絆創膏まで貼ってもらったんだし!
――白鈴秋!じゃあー、秋って呼んじゃうね!
うんー、同じ授業受ける時は教えっこしようねー!」

手当てしてもらったばかりなのに、ひょいっと身軽にその場でジャンプ。音もなく着地すれば、足の具合は全く問題なさそうだ。遅れてスカートの裾がふわりと戻り。
名前教えてもらうと、ぱあっと表情明るくしながら。ご機嫌そに獣耳を揺らした。

「訓練?……あぁ、今日も強くなるんだね!
がんばってねー、秋!
僕も自分の部屋に戻るから。それじゃあまた!」

ふときこえた耳慣れない訓練場という言葉にぱちぱち睫毛弾ませる。きっと悪い人たちと戦うための力を養う場所なんだと思えば、ぐっと両手の拳握って応援し。
挨拶とばかりにぶん、と手を振り。ついでに黒尻尾ゆらゆら振って。笑顔で保健室から立ち去って行き――

ご案内:「保健室」からジャムさんが去りました。
白鈴秋 > 「ああ、その時はな」

 軽く動く姿をみて本当に転ぶなよと少し苦笑いを浮かべる。
 それで転んでまた怪我をしてしまえば治した意味がなくなってしまう。
 
「強くなれるかはわからねぇけどな。ああ、気をつけろよ……?」

 見送って少し考える。なんで彼女は少しわからないような顔を浮かべていたのか。
 そう考えてあぁと納得したように声を漏らす。

「訓練施設だったな、まぁ良いか」

 名前を間違えていた。何か変な勘違いを受けてしまっただろうか。まぁ今度会うかもしれないしその時に訂正すれば良いだろう。
 さて、身支度を済ませると彼もまた保険室を後にする。

「失礼しました」

 一応誰も居ない保健室にそう挨拶を返すと彼もまた訓練施設へと向かっていった。

ご案内:「保健室」から白鈴秋さんが去りました。
ご案内:「保健室」に清姫 藍紗さんが現れました。