2019/03/07 のログ
ご案内:「教室」にアキラさんが現れました。
■アキラ > (春期休業に入り使われていない教室、昼も過ぎそろそろ夕方になろうかという時間帯。女は教壇の上にある教卓の前に置いた椅子に座っている。今日は比較的暇だったと女は思っている、もしくは忙しすぎる現実から逃避してるだけかもしれないが…いずれにせよ今は椅子に座って黒板に文字を書くのに使うチョークケースを教卓の上に置き、黙々と作業をしている。)
早くも飽きてきたぞあたいは…。
(自分から暇つぶしに始めた事なのにも関わらず、ぼやくような言葉を呟いた。酷使されたチョークの中には当然折れたりして殆ど使えないような物から、まだ新品のように真新しいチョークまで様々ある。ケースの中から折れて使い物にならなさそうなチョークを数個取り出して、そしてそれをくっつけてから粉砕された粉を掛けたりして隙間を埋めていくだろう。周りの様子等気にする仕草もなく女は真剣な様子でパズルを埋めるかのようにこの作業を行っていた。)
■アキラ > (とりあえず継ぎ接ぎながらも一つのチョークの形になったそれをそーっと教卓の上に完成させた女は、小さく息を吐くとすでに一仕事を終えたかのような達成感を感じた。だが大切なのはここからだ。少しの間休憩するようにその白いチョークを見つめていたが、座ったままチョークに向かって左手をかざすように近づけた。)
うまくいくと良いんだがなァ…。
(独り言を呟きながらもかざした手は仄かに赤く光り、チョークの方は少しずつだが製品として元の形へと___砕けた後のヒビが消えてゆく。)
■アキラ > (やがて少し短いがとりあえず一本に修復が終わると翳してた手を戻し、チョークを手に取った。少し色の違うチョークの粉も混ざってる気もするが凡そは白く元の一本に戻ったそれをまじまじと眺めては満足そうに一息を付いた。それからまた粉々になったチョークを一本ずつケースから拾ってはまた内職でもするようにつなぎ合わせていく作業を黙々と、気が赴くままにこなすのであった。)
ご案内:「教室」からアキラさんが去りました。