2019/04/06 のログ
ご案内:「屋上」に白鈴秋さんが現れました。
白鈴秋 >  新学期直前の夕方頃、屋上に彼の姿はある。
 新学期前という面目で食堂で軽いがんばろう会的な物が開かれている……のだが。
 どうにもそういったものが苦手な彼は一応面目上参加するだけしておいてこうして屋上に逃げてきたというわけである。
 下は大盛り上がりで1人2人抜けたところで気がつかれないだろう。彼みたいに自分からグイグイと話を振るタイプでないなら尚更だ。

「よくあれだけ騒げるな」

 むしろ賞賛とも取れる言葉を漏らすと、缶コーヒーを片手に屋上のベンチに座る。
 缶のプルタブを押し上げると一口飲む。そうしてやった一息つけるのである。

「はぁ……」

 そろそろ暖かくなってはきた。だがそれでもまだアイスコーヒーには寒い天気。ホットコーヒーを選んだがそれはそれで熱くすぐに飲むのは難しい。

白鈴秋 > 「2年か」

 ボンヤリと空を眺めながらコーヒーを飲む。正直自分の学業はここからだ。1年の基礎分野では学びたいことなどほとんどなかった。
 だが2年に入り専門分野も増え始める。ここからが本当の学業だ。
 だが言い換えれば1年以上に気を入れないと本格的に落第する可能性があるという事。
 それをすると仕事や裏の仕事の能率がかなり落ちてしまう。

「板ばさみだなこりゃ」

 はぁと溜息をコーヒーと共に飲み込む。板ばさみだろうがなんだろうがやらないわけにもいかないのだからやるしかないのである。
 といっても問題は山積みなのだが。

白鈴秋 > 「……流石に見つかるか」

 携帯の連絡にどこにいるんだよ! と連絡。形式とはいえ参加したのが間違いだったか。
 コーヒーを飲み干すとそれをゴミ箱へ。そして下へと降りていく。

「まぁ、2次会はパスしてもかまわねぇか」

 そんな事をつぶやきながら階段を下りていくのであった。

ご案内:「屋上」から白鈴秋さんが去りました。