2019/06/09 のログ
ご案内:「屋上」にアキラさんが現れました。
アキラ > あぁーっぢぃぃ…。

(時刻は昼過ぎ頃、日曜日の第一教室棟の屋上で女は暑さに耐えながら喫煙をしようとしていた。そもそも学内は禁煙だったような気もするが学外まで出るのは遠いし、何よりどうせ門の外で喫煙をするのも屋上で喫煙をするのも一緒だろうとか元も子もない事を思いながら、快適な職員室を後にして屋上までやってきた。ここまでは良かったのだが悪かったのは時間帯で、強い日差しの下にさらされた女は数分前にやってきたばっかりでまだ当初の目的も果たせていないのに、すでに嫌気がさしたような表情をしていた。)

アキラ > ありえねェってマジで…どうなってるんだこの天気…まだ6月だぞ。

(誰が悪い訳でもないのにお天道様に文句を言うような言葉を呟いてから憎らしげに太陽を見上げた。そもそも半分太陽の使いのような存在だったような気もするが太陽を操る事は当然出来ない。先程灰皿代わりに自販機から買ってきた缶コーヒーを早々に飲み干して、それから煙草を満喫してさっさと帰らないと焼鳥になってしまう。もうすでに汗をかきはじめた女は手すりに杖を立てかけると缶コーヒーのプルタブを引っ張った。)

アキラ > (開栓した缶コーヒーの中身をそのまま口の中へ流し込むように乱雑に缶コーヒーを飲み始める。身体の中へそのまま押し込むように飲み干すと一度顔を下げて、隠す事なく苦そうな表情を浮かべた。)

っうぇ、にっが…。

(苦味は苦手では無いが、一気に飲むと気持ち悪いような気がする。酒だったら問題無かったのに…とは思ったがそしたら今度は一本じゃ満足できなくなるかもしれない。こうしてわざわざ空き缶を作ったのも全ては至福の一本の為。陽に照らされながらも女はスラックスのポケットから潰れた煙草の箱を取り出そうとして。)

アキラ > (一度だけ周りの様子を伺った後、左手に持った潰れた煙草の箱の中から一本煙草を取り出した。煙草を口に咥えるとポケットの中に箱を突っ込み、右手の人差し指を煙草の先へと近づけると煙草に火がついた。ゆっくりと満喫するように喫煙をすると一度右手で煙草を持ち、煙をまたゆっくりと吐いた。)

ハァーッ……やっと生きた心地がした。

(ため息混じりの吐息を吐いた女は安堵の声を漏らした。別に吸わなくとも死にはしないのだろうが、やっぱり天気が良い日にこうして煙草を満喫できるのは……何というかクソ暑い事を除けば良い気がする。)

アキラ > (暫くは堪能するように汗をかきながらも煙草を吸っていた女だがやがてほぼほぼ吸い終わると先ほど作った空き缶を左手で拾い直した。それから押し込むように吸い殻も空き缶へと入れて証拠隠滅をはかった後にまた一度不審さが漂うような辺りの見渡し方をして)

誰も来てねえみたいだしとりあえず戻るとすっか。

(そう言っては右手で手すりに立てかけた状態の杖を掴み、もう一度太陽の方へ視線を向けてから踵を返すと教室棟の方へと戻っていく。もう少し涼しくなってたら何処かへ出かけようかなという気もするのに、と思いながらまた快適な職員室へと帰っていくのであった。)

ご案内:「屋上」からアキラさんが去りました。