2020/06/19 のログ
ご案内:「第一教室棟 食堂」にアフルリートさんが現れました。
■アフルリート > 「ぬぅ……」
普段は教室から近いからと売店で購入した食事をしていたが、それをクラスメイトに言ったところ勿体ないと言われてしまい。
そうして足を運んだ食堂で食券の販売機を睨みつけ、唸っていた。
別に使い方が判らないというわけではない、その辺りの文明の利器の使い方はだいぶ覚えたつもりだ。
では何かというと視線の先が一つのメニューに固定されていた。
『きつねうどん』と
■アフルリート > 狐、狐である。
あの森の中に棲んでいて毛並みがふわっふわで尻尾の可愛いアレである。
いや異国の文化を否定してしまうのはよろしくない、それはわかっている。
しかしそれと感情の問題は別である。
今も思い出す故郷の森、木陰で涼みに行くとたまに見る事が出来た大きな狐……とても、とても可愛らしかった。
まあいざ勇気を出して近づいたらふしゃああああああ!と聞いた事ない声と見た事ない顔で威嚇されてしまったのだが。
思い出すと泣けてきた。
ご案内:「第一教室棟 食堂」からアフルリートさんが去りました。
ご案内:「第一教室棟 食堂」にアルフリートさんが現れました。
■アルフリート > 自分もこの学園に通い始めたころ、クラスメイトの女子に苦手な食べ物ってある?と聞かれ、カエルかな?と応えたら悲鳴を上げさせてしまった事がある。
確かに場所によって食料としてみなされる動物と食べるものではないと認識される動物は違うだろう。
だが愛玩する対象であった動物が食料にされるというのはさすがに衝撃が大きい。
「食べるのか…狐を…」
じわり、と汗が浮かぶ。
口にせずに否定するのは良くない、だが食べる勇気もわいてこない。
無視をしてしまえば良いのだが一度気になってしまえば振り払うのも難しい。
そんなわけで客の列から一歩離れ真剣な表情で券売機を睨み付ける青年の姿があった。
■アルフリート > ふと視線を横に移せばそこには『たぬきそば』の文字が。
やはりこの世界では森の動物たちは食べ物らしい……狩猟民族の系譜なのだろうか。
しかしその中でもさらに気になるのが「肉うどん」だ。
「いったいなんの肉なんだ……」
きつね、たぬきですら名前が付いているのにこれだけシンプルに肉。
とても怪しい……学生街の串焼肉屋台でも牛、豚、肉と並んでいて肉だけが妙に安かった。
そして店主に何の肉なのか聞いたところ笑顔だけが返ってきたのだ。
異世界怖い。
■アルフリート > 良く見れば他にも親子丼だの他人丼だのどういう食べ物なんだそれは…という名前が並んでいる。
一人で大丈夫?と聞かれたのはこういう事だったのか……。
これは確かに解説なしで理解しきる事は出来ない気がする。
とりあえず初心者の自分は当たり障りのない普通のメニューを頼もう。
そして改めて誰かに教えてもらえばいい、そうしよう…。
そうして券売機にお札を飲み込ませ、食券を手にカウンターへ向かうのだった。
「すいません、この肉焼きまくり定食、ライスをマウンテンで」
ご案内:「第一教室棟 食堂」からアルフリートさんが去りました。
ご案内:「第一教室棟 屋上」に富士 雅さんが現れました。
■富士 雅 > 公園で飲んでいると、緊急の呼び出しが掛かった。
なんでも学内でちょっとしたもめ事があり、生徒数人が軽い怪我を負ったらしい。
酔いも覚めたころだったので、保健課の一人として学内に戻り、負傷者相手に一通りの治療を施して。
もう二度とするんじゃねぞ、と睨みを利かせてから屋上へと。
「…まったく、いきなり呼び出すんじゃねえ。」
男は悪態をつくと、ベンチの上にどっかりと座り込む。
異能で煙管を取り出し、思いきり煙を吐き出す。
■富士 雅 > 男が口に咥えている煙管は異能により呼び出す。
煙草特有の鼻に着く香りも、服についてしまうような性質もなく、甘い香りがただ広がる。
また、男が口から吐き出す煙を浴びせることで簡単な傷などなら即座に回復することが出来る。
個人差や相性の問題もあることから、中には効果がない相手も居るが。
問題は、20歳を過ぎているとはいえ学生が堂々と煙管を口にしている姿が場合によりあらぬ誤解を生んだりすることである。
■富士 雅 > 異能で味わう煙草は大変美味なのだが、吸い過ぎるといざと言う時に使えなくなってしまう。
男は大きく息を吐いた後に煙管を消去する。
「…さて、これからどうするか。」
まだ寮で寝るには早いが、かと言ってこんな時間に遠出をする気力もない。
男はフェンスに身を凭れさせ、校庭を見下ろしている。
「暇だな。」
■富士 雅 > ここに居てもやることは無い。
男は寮へと向かうことにした。
ご案内:「第一教室棟 屋上」から富士 雅さんが去りました。