2020/07/03 のログ
■セレネ > 「味付けは…そうですね。しょっぱすぎるものだったり、すっぱすぎる物は苦手です。あ、あとからい物もあまり得意ではありませんね。
…はい、では忘れます。」
腕を組み顎に手を添えては味付けについて答える。
これくらいなら秘匿する事柄でもない為教えても構わないだろうと。
仲良くしてくれるのはとても有難いから。
「え、や、で、でも…っ!私なんてその、ほら、見た目しか取り柄がないみたいなとこがあるので…。
…まぁ、でも。ラピス先生みたいに甘えさせ上手な所があるので…多分、大丈夫かな…?多分…。」
相手の予測通り、己は寂しがり屋だ。
まさか真面目に考えられているとは思わず、つい卑下するような事まで口走ってしまった。
相手も、己が気になっている先生も、どちらも人を甘やかすのが得意そうだと感じた。
「ぅっ…!!く、先生にそういう人がもし出来たら仕返ししますからね…っ!」
悔しくて恥ずかしくて歯噛みしつつ、耳まで真っ赤に染まる顔を俯かせた。
ペースを乱されてしまっていて、どうにか戻るまで少し時間がかかってしまった。
「――はい、私も楽しみにしてます。
今度のお休みが待ち遠しいですねぇ。」
冷気の護符も、涼しい室内も。
これでは何の意味も為さない。
片手で顔を扇いでは、火照る身体を冷ますのに必死。
「うん、紅茶も美味しくて…。なかなか合いますね。」
成程これはお勧めするのも分かる気がする。
――色んなお喋りと、お菓子を食べながら過ごす時間はとても楽しく、寂しさも溶けていくのだった。
ご案内:「第一教室棟 保健室」からラピスさんが去りました。
ご案内:「第一教室棟 保健室」からセレネさんが去りました。