2020/07/04 のログ
ご案内:「第一教室棟 屋上」に雨見風菜さんが現れました。
ご案内:「第一教室棟 屋上」から雨見風菜さんが去りました。
ご案内:「第一教室棟 教室」に神代理央さんが現れました。
ご案内:「第一教室棟 教室」にさんが現れました。
> 「し、しつれいします」

がら、と扉を開けてくるのはようぢょ、風紀の赤い服に腕章はみならい、と書かれている。

神代理央 > 空き教室にて、風紀委員会の面々と軽いミーティングを終え、皆帰り支度や本庁への出勤準備中。
先程まで打ち合わせの議長を務めていた少年は、書類を片付けながら本庁への報告書を作成している最中。

扉が開く音におや、と視線を向ければ、其処に佇んでいるのは幼女。
風紀委員会にて預かっている、異能を持つ幼女の姿が其処にあった。

「……どうした?今日の話し合いは終わったぞ。誰かに用事でもあったのか?」

そもそも、此の幼女を小難しい打ち合わせに呼んだ者がいるのかどうか、と思考を走らせつつ。
書類が広げられた机の上で端末を操作しながら、視線だけ幼女に向けて首を傾げるだろう。

> 「えと、ほーこくしょにミスがあって、やりなおしてきた、じゃない、きました」

慌てて訂正しながら報告書を渡して、ようぢょならいさしかたないミスではあるが、緊張しているのか、ちょっと怯え気味に

神代理央 > 「……報告書にミス?というか、誰だ。アイツに報告書必要な業務を投げたのは」

はて、と首を傾げながら報告書を受け取りつつ、そもそも彼女に報告書の提出が必要な業務を与えたのは誰か、と周囲を睨み付ける。
違います知りません、とばかりに目を逸らす風紀委員達は、だらだらと冷や汗を流しているだろうか。
その姿は、幼女には少し怖いものに見えてしまうだろうか。

「……まあ良い。元より些細なミスだし、訂正内容も問題ない。良く出来たな。ほら、御褒美だ」

と言いつつも仕事は仕事。報告書を確認し、問題が無い事を確認すると、ポケットを探って取り出したのは何の変哲もない飴玉。
ちょっとだけ市販品より甘く作られたお高い飴玉ではあるが、己が食べるものの中では甘過ぎない方である。それを、そっと幼女に差し出すだろうか。

> 「あう、その、ごめんなさい」
彼女が行った異能によるガレキ撤去作業の報告書で本人の同意が必要な箇所があったのを誰かが本人に降った様で

「あ、あめ!ありがとう、じゃなかった、ありがとうございます」
ぱぁ、と花の咲く様な笑みを浮かべた、周囲の部員は和んでいた

神代理央 > 「……別に怒ってなどいないさ。寧ろ、間違いをきちんと直せたのは良い事だ。希の先輩方にも是非見習って欲しいものだな」

報告書どころか始末書の山が段ボールで積み重なっている本庁の一室には、間違っても近付きたくない。
と、しみじみ思いながら謝る少女にゆるゆると首を振る。

「…そう固くならなくてもいい。子供は子供らしくいる事も仕事の内だぞ?」

嬉しそうに笑う彼女に、此方も釣られる様にほんわかと笑みを返すだろうか。
『明日ロンギヌスでも降ってくるんじゃないか』と呟いた同僚には、無言で消しゴムを投げつけながら。

ご案内:「第一教室棟 教室」に園刃 華霧さんが現れました。
園刃 華霧 > \(激写!)/
> 「みんな、かいてるの?」

首を傾げて大変だなあと幼女なりに思いながら

「あ、はい、じゃなくて、うん」
ほんわかオーラが流れた一瞬に

「はわっ!?」
シャッター音にびっくりして

園刃 華霧 > (泣き顔幼女と鉄火巻のなんちゃらの写真ゲットだぜ!)

と、心の中でウキウキ
ちなみに、心温まる交流もとってあるのでとても安心
いつでもどこでもどちらでも ご提供できますよ広報サン

そんな事を思いながら、こそこそと見守っている女

神代理央 > 「ああ、皆が皆、という訳じゃないがね。希の様にきちんと訂正して持ってきてくれる良い子は、いたりいなかったり…かな?」

と、小さく苦笑い。
幼女の場合、始末書ですら無いので対応が甘くなってしまうのは仕方がない。自分のやるべきことをきちんとしている子供となれば、頬も緩むというもの。

しかし、響き渡るシャッター音に向けるのは鋭い表情。
ぱし、と手に取った誰かの定規(竹製30センチ)を手に取ると、シャッター音の音源に視線を向けて。

「……良い写真は撮れたか?園刃。それと、辞世の句は今のうちに準備しておけよ?」

にっこりと、全く笑っていない瞳が彼女に向けられる。

> 「えへへ」

良いコと呼ばれたので、子供らしい笑顔を浮かべながら、飴をころころと口の中で転がす幼女は、一部空間の癒しになっているが

もう一角は冷え込んでいるが

園刃 華霧 >  
「もちのロン! いい写真が撮れタてのホヤほやだヨー?
 じせー? はは、馬鹿にはワッかンないナ―?」

くけけけけ、と女子にあるまじき笑いを浮かべる。
実に楽しそうである。

「なー、少女? 可愛く写真撮レたら嬉シいかー?」

一転、ニコニコ笑顔で希に声をかける。

神代理央 > 「…お菓子はおかわりもあるからな。でも夕食前に食べ過ぎたら駄目だぞ。ちゃんとご飯食べないと大きくなれないからな。
……御菓子と飲み物。足りないぞ」

笑顔を浮かべる幼女をほんわかと見つめながら、こそこそと帰り支度を始めた委員達を一瞥。
こんな横暴があってたまるか、でも幼女の為なら…と、風紀委員達はめいめい一通りの御菓子や缶ジュースを机に並べる。風紀委員会はアットホームで笑顔の多い職場である。

「……まあ、希が喜んでいるのなら別に構わないんだが。お前は、私より子供の相手が得意そうだしな」

小さく溜息を吐き出すと、希に声を掛けた園刃に呆れた様な声色で声をかけるのだろう。

> 「うん、ありがとう、えと、りおせんぱい」

ぺこっと頭を下げる幼女、周りの人にもありがとうとちゃんと伝えて

「ん、えと、あんまり、しゃしん、ないから、うれしい、かな?」

手持ちには家族と撮った写真すらないので、よくわからないって顔である

園刃 華霧 >  
「あノなー……鉄火巻の誤配車サン、さー。
 自分でヤんなって、そーユーの。大人の良クないトこだゾー?」

下っ端ーズにお菓子や飲みものを要求する尊大な男にきっぱりという。
ちょーしのりすぎー?

「少女はナ、こーユー偉ブった大人にナっちゃダメだゾー?
 と、ほレ、こレこれ。そイや、名前、なに?」

希に大人としての大事な心構え(?)を教えつつ、
撮れた写真を見せる。
見せるのは、泣き顔のほうじゃなくてちゃんと笑顔の方

神代理央 > 「…ふむ。それはそうだな。今のは私が悪かった。教育面でも相応しくないな。すまない皆。提供してくれた物は適正な金額で買い取ろう。
あと、私の異能はそんな寿司屋のレーンにありそうな名前ではない」

正論である。御菓子のカツアゲ染みた行為、これは良くない。主に幼女への教育面で。
素直に非を認め、風紀委員達にぺこりと頭を下げる。その場に居合わせた下っ端ーズは、本気で明日の天気を確かめた。人工衛星とか降って来るんじゃないかと。

「名前は…というか、同僚の名前くらい確認しておけ。全く」

と言いつつも、希自身が名乗るのが良いだろう、と机の上のクッキーに手を伸ばす。
あんま甘くないなコレ。

> 「おいしい!、ありがとございます」

幼女は頂いたおやつを食べながら、満面の笑みで皆んなに伝わる様に、笑い、丁寧にお礼をした

「えと、ありがとう、あいは、じゃない、のぞみです」
おねーさんにお礼を言い

神代理央 > 「……うむ。ただ、食べ過ぎちゃ駄目だぞ?あと、食べ終わったら手を洗うんだぞ」

満面の笑みを浮かべる幼女を眺めていれば、自然頬も緩む。
クッキーを食べ終え、きちんとハンカチで手を拭い。幼女の頭をぽんぽんと撫でようとするだろうか。

園刃 華霧 > (激写)
神代理央 > 「……バレてるぞ。こそこそしててもバレてるからな」

ジロリ、と園刃に向けられる視線。
というか、こんな場面撮影して何が面白いんだろうかと首を傾げつつ。

> 「えへへ、ありがとう、りおせんぱい」
なされるがままにされながら
にこーと笑う

園刃 華霧 >  
「ヤー、微笑まシいネ―、ほんト」

クスクス笑う

「おット。のぞみんか。アタシは、そのばかぎり、だ。よろシくな。」

いうと、手の中にいつの間にかシュークリームが現れ

「ほい、プレゼント」

> 「かぎりせんぱい、ん、わあ」
手品めいたそれに目を輝かせ、純粋な目で見上げて

「すごいすごい、ありがとう」
子供らしく尊敬の目を向けて

神代理央 > 「りおせんぱい……いや、まあ、そのとおりなのだが。うむ…」

一度目は堪えたが、二度目ともなればむず痒さも感じるもの。
間違えている訳でも無いし、鉄火巻きの誤配車よりは遥かにマシだし、そもそもその呼び名で呼ぶ者もいるのだが。
やっぱり、ちょっとむずがゆい。

「何時も仕事仕事じゃ皆の息もつまる。偶には、こういう時間があっても良いだろう」

と、笑う園刃に小さく肩を竦めてみせるだろうか。

園刃 華霧 >  
「おー、ドーした、『りおせんぱい』。
 『りおせんぱい』おつかレさま、いつモお仕事たいヘんでスね、『りおせんぱい』。今日も女装でスか『りおせんぱい』。ひょっトして何故か懐に持チあわセてる甘味の補充でスか『りおせんぱい』」

少女の舌っ足らずな調子も含め完璧にコピーして、『りおせんぱい』を連呼する。
いつもの謎イントネーションはどうしたおまえ。
実に楽しそうである

「マ、『りおせんぱい』は息抜き必要ナんじゃネ? マジで」

> 「えへへ」
もきゅもきゅとシュークリームを食べている幼女

神代理央 > 「……あのな。普段呼ばない奴に呼ばれても違和感しか無いぞ。というかそのイントネーションなんだ。謝れ、希に謝れ。ついでに私にも謝れ。あと女装はしない。あれは仕事。任務。普段からしてる訳では無い」

『りおせんぱい』だけ少女の様な口調で、饒舌に語る園刃にもの言いたげなジト目。もの言いたげというかもう言ってしまったが。

「……息抜き、ね。まあ確かに、趣味を見つけねばなとは思ったりするが」

小さく溜息を吐き出すと、片付けられた書類の山に視線を向け、再び溜息。
その間にもよしよしとシュークリームを頬張る希を撫で続けているだろうか。

園刃 華霧 > 「『りおせんぱい』、ごめんなさい……」

"完璧に"少女をコピーした言葉。
流石に声質までは無理だが、トーンも少女に合わせてカン高目に

「ワー、仕事ニンゲン乙―」

それも一瞬、とたんに調子が崩れる。

「とこロで、のぞみん。 のぞみんは仕事デきたノかー?
 今日の仕事ハおしマい?」

神代理央 > 「寧ろお前はもうちょっと働け。別にサボっているだろうとは言わんが、もう少し巡回のシフトに入れ。落第街とスラムは人手が足りん」

と、再び溜息を吐き出しながら、少女と幼女のやり取りをのんびりと見守る。
少年の機嫌が上向きになっている事を察知した委員達は、素早く撤退を始めているだろう。ぽつぽつと、教室から出ていく委員達の姿が見える。

> 「ん、ちゃんと、できたよ、かぎりせんばい、りおせんぱい」

むん、と力瘤をつくるポーズ、口にクリームが付いていなければ、

神代理央 > 「ん、そうだな。希はきちんと御仕事出来て偉いぞ」

ニコニコと笑いながら希の言葉に頷く。
子供らしい仕草と表情に和みつつ、取り出したハンカチで、口元のクリームを拭おうと手を伸ばすだろう。

園刃 華霧 >  
「オイオイオイ。
 なンでもいイけどサぁー、相手は幼女だゾ?
 ここで、ぶッそーな話題、すル?」

わー、マジで引くわー、ないわーって顔をする。
これだから、ガチ勢ってやだわー

「ン、よくデきまシた。エラい偉い」

希を少しりおせんぱいから離してほめる

> 「えへへ、ありがと」
拭かれながら満面の笑みを浮かべ、あわわとせんぱいらの間を行き来して

神代理央 > 「……むう、いや、仕事の話は構わないんじゃないか…。駄目なんだろうか…」

確信を持って言い切れない辺り、自分でもちょっとそうかな、とは思ってしまう。
結果として、彼女が希を引き離すのも止めず、困った様に頬をかいて小さく溜息を一つ。

園刃 華霧 > 「まサか、こーんな可愛い幼女ヲ、せんじょーに出スとでモいうのカ!
 しょうねんへーのよ―二!」

特に抵抗もなければ希を、よいしょ、と持ち上げて目の前の突き出すような感じにするだろう

「悪魔カ!」

此処ぞとばかりにいいたい放題。

> 「えと、おしごとなら、がんばる、よ?」

二人の妙な雰囲気に釣られる様に間に立って

神代理央 > 「…いや、出さないが。いや、本人の希望があれば兎も角、現状その様な計画は無いが」

少年兵の様に、と問い掛けられればぱちくりと瞳を瞬かせながら首を傾げ――

「誰が悪魔か誰が。寧ろ、そうやって子供を盾にするのは如何なものかと思うがね」

突き出された希に大丈夫だよ、と声をかけつつ、呆れた様な視線を園刃に向けるだろうか。

園刃 華霧 >  
「ンー…………………………」

ちょいと、思考する。
あ、ダメ。真面目モードはまた今度。
今はいらない。また今度。

「『りおせんぱい』、理性の使いどコ、どーッカ狂ってンな、やッパ。
 ま、いいヤ。ほら、顔、拭ってヤんなヨ。
 のぞみん、ちょっトじっとシててナ?」

すとん、と希を優しくおろして理央に促す

> 「ん?」

小首を傾げながら下され
よくわかってはないが疑問符を浮かべ

神代理央 > 「……そうか?至って健全な思考回路のつもりではいるのだが。
まあ、そうだな。うむ。ほら、拭ってやるからちょっと我慢な?」

思案しかけた彼女に僅かに首を傾げる。
理性の使いどころが狂っているとは、どういうことなのだろうか。

と、そんな思考も下ろされた希を見下ろせば掻き消える事になる。
穏やかな口調で話しかけながら、クリームをこしこしと拭おうとするだろうか。

> 「えへへ、ありがと、りおせんぱい」

拭われて、綺麗にされて

園刃 華霧 > 激写(本日三回目)
神代理央 > 「ああ。しかし、人にきちんとお礼が言える希は良い子だな?」

拭い終わり、少女の頭を再びよしよしと撫でつつ――

「……勝手に人様を写真に収める悪い子もいるみたいだが」

と、園刃には呆れた様な視線。流石に三回目ともなれば起こる気力も無い。
何が楽しいんだ、と言わんばかりの口調で、首を傾げるだろう。

園刃 華霧 > 「うン、よシ。と」

明日の見出しはなんだろなー
幼女と戯れる風紀委員、風紀委員の風紀は守られているのか?
和みの一コマ、あの神代が!?
ようじょ とおとい

「ン、ま、のぞみんも、元気なのハいーけド、食べルときは気をツけナー?
 手も顔モ、べとべトになるトよくナい」

> 「えへへ」

せんぱいらに褒められたり

「あう、きをつけます」

ちょっと注意でコロコロと表情を変えて、子供らしく子供をしている

神代理央 > コロコロと表情を変える少女をほんわかと眺めながら、広げていた書類をとんとんと整理しつつ鞄に仕舞いこんでいく。
既に他の風紀委員の姿は無い。自分も、そろそろ本庁に向かわねばならないだろう。

「…さて、私はそろそろ出るとしよう。希の面倒を見て欲しいんだが、園刃は此の後予定あるのか?」

彼女に用事があれば、学生街辺りまでは希を送っていこうかと。
無ければ、何だかんだ面倒見の良い彼女に希を預けようかと。
書類を詰め込んだ鞄を持って立ち上がり、希の頭を撫でながら訪ねるだろうか。

園刃 華霧 >  
「ハ? 予定……? 」

何をいっているんだ、おまえ、みたいな表情
仕事なんてあるわけない!(サボり)
個人的な予定、という意味では、まあ大抵やっぱりもっていない。
基本風来坊気質なので、めったに予定とか入れないのだ。

「空いテるヨ。なンなら、コッちは任せテもいーヨ」

まあ、意図はそういうことだろーなー、と答える。

「のぞみんは、モうおかえり、で良いカな?」

> 「ん、しーなちゃんからしゅくだい、もらったからかえる!」

予定は、と聞かれて答え

神代理央 > 「…いや、そこはもう少し悩んでくれ。せめてこう、本庁に用事があるとか…こう…」

園刃に向けられた表情は、がっくりと項垂れた様なもの。
しかし、方針が決まれば後は彼女に任せて問題無いだろう。というより、子守なぞ己に出来る訳もない。

「ん。じゃあ済まないが後は任せる。悪いな」

「希は、ちゃんとかぎりお姉さんの言う事を聞いて、良い子でおうちに帰るんだぞ?」

制服を整え、鞄をぶら下げて。
二人にそれぞれ言葉を残すと、硬質な革靴の音を立てて、教室から立ち去る。
最後に、二人にばいばい、と手を振ったのは、幼い少女に絆されたから、かもしれない。

園刃 華霧 >  
「ほイ、サいなら。
 ァ―……」

手をふるりおちー
最高のシャッターチャンスだった
けど、まあ仕方ない。ちょっと無粋だし。
でも、クソ、脳内記憶を出力できる異能早く!早く!

「ン。じゃ、行くカ? のぞみん?」

> 「ばいばいりおせんぱい」

全力で振り返してから


「うん、かぎりせんぱい」
手を差し出して

ご案内:「第一教室棟 教室」から神代理央さんが去りました。
園刃 華霧 >  
「……ァ―…へいヘイ、お姫サま、と」

手を差し出されれば、それを握り

「じゃ、いこっかネ?」

手を引いてあるき出す

> 「うん」

その足取りは、軽かった

ご案内:「第一教室棟 教室」から園刃 華霧さんが去りました。
ご案内:「第一教室棟 教室」からさんが去りました。
ご案内:「第一教室棟 保健室」にラピスさんが現れました。
ラピス > 今日も今日とて、保健室に入り浸るへっぽこ教師が一匹。
試験問題作りも佳境、ということで休日返上したものの、途中でやる気がぷっつり切れた。
だから、ここらで一眠りしようと保健室で就寝。起きたらなんとお外が真っ暗だったという次第。

「……もしや、寮の食堂も閉まっておられる?」

時計を見ると、夜も更け始める頃合い。我ながらよく寝ていたと思う。
寝る子は育つ、というのだから育って欲しい。特に胸。だめか。

「んー、どーしますかね。とりあえずお茶でも淹れます?」

あふあふ、欠伸をしてお目々をグシグシ。
それからぴょんことベッドから降りて、お茶の準備をし始める。

ラピス > しゅんしゅんとやかんが鳴き始めたなら、火を止めてポットにお湯を注ぐ。
淹れた茶葉はアールグレイを二杯分。ふわりと漂うベルガモットの良い香り。
ポットの対流で茶葉が開くのを待つ間、頭の中でこねるのは今日の夕飯の話。

「んー、いずれにせよこの時間だと、ファミレスか自炊、ですかねぇ。
 でも、なんとなく作るのも移動するのも億劫というか、やっぱ保健室は居心地が素敵」

機能性は最低限とは言えコンロがあって水場があって、清潔なベッドがある。
空調も完備となれば、いたれりつくせり。今時は娯楽にテレビなど必要ないのだ。
どうしようかなぁ。特に切欠がないものだから、自堕落教師はのんびりとポットを眺めていた。
明日は楽しみにしていたお出かけだから家に帰りはするけれど、はてさて。

ラピス > 茶の赤色が十分に濃くなったら、カップとともに近くのテーブルへ。
こぽこぽと注いで、水色や香りを楽しみながら、一杯をちびちび。
空調の効いた部屋の中では、暖かな紅茶が何とも美味しい。

「はふ、お夕飯は部屋に戻って、カップ麺でもすすりましょうかね。
 なんだかやる気が出ない日ですし、こういう時は無理する必要はないのです」

お茶請けもなしに紅茶をちびちび。
舌に感じる苦味は、目を覚ますにちょうどよかった。

ラピス > いっぱい飲み終わったなら、残りは空の水筒に入れておく。
これで部屋に帰ってからもう一杯飲める。淹れる手間がないのはいいことだ。
後はカチャカチャとお片付け。食器を洗って、使用済みの茶葉は分解してごみも減らして。

「それじゃ、そろそろ出ましょうか。さらばー、ですよー」

戸締まりはきっちりして、あとはぽてぽてと職員寮へと帰っていく。
お夕飯は醤油ラーメンをずるずると、のんびり啜ったのだとか。

ご案内:「第一教室棟 保健室」からラピスさんが去りました。