2020/07/26 のログ
ご案内:「第一教室棟 保健室」にラピスさんが現れました。
ご案内:「第一教室棟 保健室」に劉 月玲さんが現れました。
ご案内:「第一教室棟 保健室」から劉 月玲さんが去りました。
ラピス > 今日のへっぽこ少女は、いつもと少しだけ違っていた。
というのも、頭上に何やらちょこんと猫耳があり、腰元に尻尾が生えているのだ。
ハロウィンの玩具として作る予定だった獣耳尻尾を生やす薬の試供品を自ら治験したのだが――。

「まさか、うっかり効果時間を間違えるとは不覚でしたねぇ」

――効果時間に1時間と書かれていた気がしたのだが、実際は10時間くらいだった様子。
お陰で、早朝に薬を飲んで、よっしゃ治ったらお仕事だ、と思っていたのに、ずっとそのまま。
生徒達にも『ラピ先猫じゃん!やっば、これ撮るしかないっしょ』などとめちゃくちゃ撮影された。
多分どっかのSNSに上がってる気がする。エゴサしない派閥だから、目にする機会はなさそうだけれど。

「――ま、次からはちゃんと改良しましょう。
 異能との干渉はしないようなので一安心ですが……」

後何件かサンプルデータを取りたいが、それは効果時間を正しく作り終えてから。
にゃうーん。考え事をする最中、尻尾がくるんと丸まった。

ご案内:「第一教室棟 保健室」にセレネさんが現れました。
セレネ > 今日は手土産は持たず、最早恒例となりつつある保健室への通い。
此処と研究室は一日に一度は必ず来ている気がする。
…流石に来過ぎか?

「こんにちは、ラピス先生ー。」

扉を開けながら居るであろう教員の名を呼ぶ。
すると、中に居たのは可愛い猫耳と尻尾を生やした相手だった。

――思わず固まる。

『可愛いー!!』

洩れたロシア語。
扉を閉めてから相手へ駆け寄り、相手を人形の如く抱え上げようとするだろう。
その際もなんて可愛いのかしら、とか誉め言葉を母国語で喋り続けてテンションMAX。

ラピス > にゃんにゃん。こうしていると思考が猫に引っ張られている気がする。
例えば、動いているものをみるとウズウズしたり、毛繕いがしたくなったり。
――あれ、異能には干渉してないですけど、生態に干渉してませんかねこれ。
何れにせよ、治るまではまだまだかかる。今日の夜か、長くて明日の朝までか。
どうしようかなー、ともんもんもやもやしていた所、扉の開く音がして。

「おや、セレネちゃん、今日もお元気ですかー?」

くるん、と彼女に向き直るが、返答がない。
どしたの、大丈夫?と思った刹那、帰ってくるのは異国語で――。

「わふっ、おおう、セレネちゃんらしからぬ積極性がっ……!!」

にゃうん。猫耳は時折ひくひく動くし、尻尾は常にゆらゆら。
ちゃんとへっぽこ少女から生えてることを示しながら、自由気ままな様子だった。
抱きかかえられると、それは借りてきた猫のように大人しく、その腕の中に収まる。
もにゅぅ、体に触れる柔らかな何か。偉大なる胸部装甲の感触は、幸せだった。

セレネ > 生えている毛並みもきちんと相手の毛の色と同じだ。だから違和感もないし、とても可愛い。
猫好きな己にとって、とっても仲良しさんである相手のそんな姿を見てしまっては堪らないに決まっている。

時折動く耳も尻尾も可愛いし愛くるしい。
嫌がる事もなく抱き抱えられた相手は本当の猫のようで。

『こんなに可愛い子なら、写真を撮らないといけないわね!』

言っては片手でポケットをまさぐり、写真のアプリを起動。
眩しくないようにフラッシュは無しで、パシャリと一枚写真を撮ろうか。
己の胸の感触に至福を見出しているなど露知らず、己は己で至福。
win‐winの関係。

ラピス > ありきたりな付け耳とは違って、本人の遺伝子情報を取得して自然な獣耳を生み出す薬だ。
少女のように銀髪の人が使えば、銀の毛に覆われた耳が現れる。黒髪なら黒色だ。
どうやら彼女は猫好きらしい。大興奮、とも言うべき以外な一面は、新しい発見だ。
惜しむらくは、彼女が何を言っているのかいまいち分からないこと。異国語の心得はない。

「おおう、あ、撮るならどうぞ。さっき他の子にもたっぷり撮られたので」

この間、水着の写真を貰ったお返しとでも思えば良いだろうか。
ぱしゃ、ぱしゃ、と彼女が指を動かす度に、猫ラピスの写真が増えていく。
なお、彼女が相手ならば、お望みのポージングなんてのもリクエスト可能だ。
いわゆる、お友達特権、というやつである。他の子には、現状予定なしの現品限りだ。

セレネ > 動物は全般好きだが、猫は特に好きだ。
以前から猫っぽいなぁと相手の事を思っていたから今回恐らく偶然とはいえ見てみたかった姿だったので今日は良い夢を見られるに違いない。

『良い、とっても可愛い!
これは薬の効果かしら?今持ってたりする?』

通じていないという考えが頭からすっぽ抜けていて母国語のまま相手に問いかける。
増える写真にニコニコしては手近な椅子に座って相手を膝の上に乗せようとするだろう。
完全に愛でる体勢。

ラピス > わちゃわちゃ、とりあえずへっぽこ娘は彼女の柔らかな感触を味わうことにする。
ちょっと落ち着くまでそのまま。ふかふか。きもちい。すてき。しあわせ。

「――あ、セレネちゃん、母国語出てます。先生、わかんないやつ」

そろそろ、彼女にも伝えておいたほうが良いかしら、と苦笑い。
その間も、彼女が手近な椅子に座って膝の上を示すなら、素直にちょこんと腰掛ける。
折角愛でてくれるのだ。受けるのが猫というもの。さぁ、愛でるが良いと言わんばかりに。

「っと、ちなみにですが、この耳はその人がなりたい動物か、相性がいい動物の耳と尻尾が出ます。
 先生の場合は猫でしたが、セレネちゃんの場合、同じ猫になるかは割と未知数だったりします。
 問題は、ちょっと配合を間違えて、効果が抜けないことですね。一時間、だったはずなのですけど」

今なお猫耳尻尾は健在。一日経ったら治ることは恐らく確実なのだけれど。
或いはそうでなかったら真面目に解毒剤を考えなければいけない。めんどいけど、必須だ。
なにせこの耳と尻尾、本物と同じ様に触覚があるのだ。聴覚はないけれど。
踏まれたりしたら大変だし、何より物珍しそうに弄られる。それは避けたいへっぽこ小娘だった。

セレネ > 柔らかな感触を味わわれつつ、よしよしと相手の頭を優しく撫でよう。
義娘にやっている事とあまり変わらない。

「――おっと。
…失礼、可愛すぎてつい。」

指摘されてようやっと気付く。
一瞬日本語の話し方を忘れたけど思い出した。
ロシア語の訛りが出てないと良いけど。
膝の上に乗ってくれるならここぞとばかりに愛でる。愛でまくる。

「ふむふむ、成程?
でも配合を間違えてしまったお陰で今愛でられている訳ですし。
結果オーライです。」

嫌がらなければ耳と尻尾にそっと触れようと。
もふもふしてそうだし、触ってみたい。

ラピス > 彼女が頭を撫でるなら、普段の髪の毛に二割増しのふかふか度合い。
獣耳に触れたなら、ほのかな温もりが彼女の手に伝わるはず。

「いえいえ、まぁ、そういうこともよくありますからね。
 それにしても、本当にねこ好きなのですねぇ。びっくりしました」

うっかり日本語を忘れてしまうレベルの興奮、というのは初めて見た気がする。
ましてやそれが、真面目で感情をあまり表にしなさそうな彼女だから尚更だ。
まぁ、そういう姿が見られたほうがよいのだから、特に指摘はしないでおく。

「ん、まぁ、喜んでもらえたなら、調合を間違えたのもそういう縁だったのでしょう。
 ――うや、良いですよ、尻尾も触って。折角ですし、今日はセレネちゃんのお好きに、どぞ」

彼女が望むならどこまでも、と言わんばかりの受け身な少女。
ゆらんとどことなく気怠げに揺らした尻尾は、彼女が触れると嬉しそうに丸まった。

セレネ > いつもよりふわふわしている気がする。可愛い。
耳も本当に血が通っているらしい。ふにふに。ぴるぴる。

「ふふー。多分ラピスちゃんだから猶更なのでしょうね。
ラピス猫ちゃん、すっごく可愛いので。」

此処に来て初めての興奮だと思う。
取り乱してうっかり母国語を滑らせた事は少し前にあったが。

「やった、有難う御座います…!
わぁ、もふもふしてる…猫の尻尾は色々神経が集まってるみたいですけど、変な感じとかします?」

くるりと丸まる銀尻尾。口元を綻ばせながら問うた。
尻尾の根本とかトントンしたらどうなるのかとか気になる。

ラピス > 彼女の手が触れると、猫耳はピコピコ、と動く。感情がそのまま出ているらしい。
割と自分でも動きの制御がうまくいかない、と言うか勝手に動いてしまう感じ。
耳をふにふにされると、なんともむずむずして、ふるふるっと小さく震えて。

「んっ、ちょっぴりくすぐったいですねー、でも、嫌じゃないです。
 ――そういう事なら、今度また猫ちゃんになってあげても良いですよ?」

勿論、この姿を彼女以外に見せるつもりは、今のところはない。
目撃されて弄られるのはともかく、能動的には、という程度だが。

「んふー、尻尾は耳よりもむずむずしますね。手の感触がよくわかります」

くるんと丸まった尻尾は、彼女の手を包むかのように。
尻尾の根元?やっていたら良いかも知れないけど、多分変な声が出る気がする。

セレネ > よく動く小さな耳。悶えたい気持ちを寸での所で噛み殺す。
これ以上イメージを崩してはいけない気がする。
震える彼女に擽ったいかなと思うと手を放して。

「ごめんなさいね。
本当ですか?
…なら、最近SNSで話題になってるちゅーる?とかってアイテムを買ってみるのも良いかもしれませんね。
猫用のじゃなくて妖精用のとかもあるらしいです。」

相手を愛玩猫扱い。怒られても仕方ない。

「もふもふ尻尾…可愛い…。
じゃあちょっと試してみたい事があるのでー。」

そう言えば己の手を包んでいる尻尾の根本を軽く指でトントンしてみる。

ラピス > ぴこぴこぱたぱた。彼女の手が離れると名残惜しそうにしゅんとする。
感情に素直な猫耳は、彼女が悶えたい思いを噛み殺しているなどとは露知らずだ。

「おや、猫ちゃんの食べ物を先生に与えるんです?まぁ、興味はありますけど。
 ――あぁ、愛玩用の妖精にあげるやつですか。あっちの方が、親和性高そうです」

妙に美味しそうじゃない、あれのコマーシャル。
だから先生、割と興味津々だったりする。

「んぇ、あぁ、構いませんけど――ひゃぅんっ!?」

するすると尻尾の根本に降りていく彼女の手。
それがそのまま、こんこんと猫尻尾の根元を叩く。
瞬間、背筋を駆け抜けるゾワゾワした感覚に、上ずった声が漏れた。

セレネ > あぁ、垂れる耳も可愛い…。何をしてもキュンキュンする。
彼女自身の感情を如実に表しているようだ。

「貴女は半妖精なのでしょう?ならば効果はあるんじゃないかなーって。
興味あるのです?人権無視してるような気はしますけど…。」

まぁ、相手が興味あるなら買ってみても良いかな。
口に合わなかったら幻想生物にあげよう。暁先生から怒られるかな。

「あらー可愛い声上げるじゃないですか。
意地悪したくなっちゃいますね?」

ワントーン高い声に、嗜虐を擽られる。
もう一度トントンしてはクスクスと喉の奥で笑った。

ラピス > 尻尾を弄った時は、ビクッと起き上がる。撫でられればリラックスしてパタパタ。
表情以上に感情豊かな猫耳は、彼女のお気に召した様子。ぴこぴこ。

「ん、妖精っていうか精霊っていうか、まぁ、似たようなものではありますね。
 ――ほら、セレネちゃんに貰ったなら、石ころでも宝物ですしねぇ、はい」

大事に食べます、なんて。なお、口に合わなかったらアレンジされる。
猫には鰹節の味がするらしいが、妖精の場合何味になるかは不明だ。

「……おおう、まさか、先生がセレネちゃんに弄られる時が来るとは。
 まぁ、そうですねぇ、そういうつもりなら、優しくしてくれないと嫌、ですよ?」

そっと彼女に身を寄せて、ついと上目遣いでうるうる。
へっぽこ教師必殺の、うるうる涙目攻撃である。あざとさの暴力だ。

セレネ > 元気な彼女自身と同じよう、沢山動く耳。
疲れたりしないのかなとか思ってしまった。

「妖精と精霊って確かに似てますけどよく考えると違いますね。
失礼しました。
石をあげるなら特別綺麗なものをあげたいですねぇ。
…そうだ。貴女の誕生日っていつなのです?」

そういえばと思い出した事を問いかける。
相手の誕生日、これからなのかそれとも既に過ぎてしまっているか。
分からないけれど。

「――ちょっとだけ、揺さぶられてしまいました。
そういうのあざといって言うんですっけ?狡いですよー。」

己が男だったら堕ちてたかもしれない。
ごめんね、と笑いながら頭をぽふぽふ撫でるだろう。

ラピス > なんとなく動く耳は、今のところあまり疲れない様子。
感情に同期しているから割と忙しなく動いているのだが。ぴこぱた。

「ん、いえいえ。でもまぁ、妖精用、せっかくなので今度くださいな。
 前に素敵なものもらいましたよー。あ、先生、誕生日ないんですよね。
 こう、記憶喪失なもので、異世界に居たのは分かるんですが、記憶はぱーなのです」

残念ながら、異世界からこちらに投げ込まれた時に、頭をすこんと綺麗に打った。
その時に異世界の情報はほぼ全て抜け落ちてしまったものだから、出生も謎である。
まぁ、分かった所で今生きる上で役たたないから、と気にしては居なかったりする。

「おや、揺さぶってみましたがだめでしたか。
 割と本気で、セレネちゃんにならあげても良いんですよぅ?
 柔らかなベッドの上で、一緒になってキャッキャウフフーって」

そういった遊びに忌避のないへっぽこ小娘は、彼女が望むなら断ることはしない。
むしろ、仲良しな彼女となら、遊ぶのも深みに嵌るのも悪くはないとか思っている。
実際の所は、こうして誂いつつ遊んでいるだけでも満足だから、このままでも十分だけれど。