2020/08/17 のログ
ご案内:「第一教室棟 保健室」にセレネさんが現れました。
ご案内:「第一教室棟 保健室」に持流 童男さんが現れました。
■持流 童男 > 右手がやけどを負っていて、三本の指がボロボロの状態で右足が圧力を受けたように歪んでいる。
だけど、約束は守らなきゃ・・・そう思ってから保健室に向かいに入る・・そして、しんどそうに椅子に座る
「はぁ・・・はぁ・・なんとか・・間に合った・・」
そう笑いながらも・・
「あぁなんとか、こんな自分でも守れたんだなぁ」
そう握れない手を見る。
■セレネ > 受けたメールの内容からして、何だか嫌な予感がする。
一通目の内容より、二通目の内容の方が明らかに様子がおかしい。
思わず眉間に皴が寄る。
険しい顔のまま約束した場所である校舎内の保健室へと向かい扉を開け。
「――状況をお話して頂けますか。持流さん。」
椅子に座った男性の姿。前回会った時はコスチュームに身を包んでいたが今回は普通の服装のようだ。
見るからに大怪我をしている右手を除けば。
扉を閉め、相手の元へと歩いて行きながら、挨拶もせず初めから問いを投げかける。
その顔には表情を乗せず、その声にも感情を乗せず。
■持流 童男 > 「はは、ごめんね、セレネさん。あの後、ちょっと、
・・・・任務で、仲間を勝手に助けに行ってから、ちょっとだけ無茶したんだよね。
まぁ・・その子不死者だったんだけど・・放っておけなくてさ。」
そう淡々と笑いながらも少しいててといっていう、大丈夫、痛みは未だ鈍ってる
「それで、3本の指を使って異能を使ってからなんとか助けたんだけど、
銃弾もちょっと受けちゃって。いてて」
といって右手にある銃痕と義手の方の銃痕を見せる。
■セレネ > 「貴方は加減や程度という言葉をご存知ないのですか?
怪我を見るに私を助けた時と同じく、全力で助けたのではないのですかね。推測でしかありませんが。」
診せられた弾痕を蒼で眺めながら、首を傾げる。
ちょっとどころの無茶ではないし、勝手に助けに行って怪我をしたのなら自業自得だと言わざるを得ない。
「怪我を負わない努力をして下さい。
人を守る事=貴方が怪我を負う事ではないのですよ。
自らを犠牲にせずとも人を助ける方法はあるでしょう?」
それとも彼はこの方法しか知らないのだろうか。
「私は確かに、貴方に今後治療をすると約束しました。
けれど、短期間にまた大怪我をするとは想像してませんでした。
貴方が誰かを守る事で、誰かに迷惑をかけると。
そこまで考えて行動してます?」
ヒーローのようにかっこよく人を守りたいのなら、
もう少し先の事を考えて欲しい。
■持流 童男 > 「ははは・・よく分かったね。全力で助けたよ。持てるすべてを使って。」
そう寂しい顔になってから。哀しく言う
「僕さ、笑い話なんだけど。・・自分を犠牲にして、
人を助ける方法しか知らないんだ。僕、異邦人でさ、
色んな世界を旅してきて・・こんな事を、ずっと続けてきたからね」
寂しく笑ってから、この話はしない。
「ごめんね。ヒーローは・・休業するつもりだったんだ。
だけど、体が勝手に動いてたんだ。助けなきゃって
そしたらさ、使っちゃってたんだ、異能を。
新しいヒーロー像を、自己犠牲だけじゃ駄目だって分かってるんだ」
そう、セレネさんに言う。
腕の火傷を見ながらもいう
「だけど・・僕がしなきゃ・!見かけた人が、
女の子が・・そういうことをされるのは・・
辛いんだ。」
そう義手の方の拳を握る。
■セレネ > 「貴方が全力を出さなくても、人を昏倒させる、または人を殺す方法はごまんとあります。
少なくとも”人間”であるなら急所を突けば無力化は出来る筈です。
それが異能や魔術使いでも、ほぼ例外はないかと。」
人の形を成しているのであれば。
人と同じ構成をしているのであれば。
弱点を突けば良いだけの話。
「なら別の方法を探してみて下さい。
自分一人で分からないなら、信用出来る人に相談してみるのも良いでしょう。
私だって異邦人です。此処の世界とは違う世界から来ました。」
異邦人だから、何だと言うのだ。
自分を犠牲にする方法しか知らないからそれで良い訳ではない筈だ。
「人を助けるなとは言いませんし、貴方のその優しい気持ちは悪くないのです。
その心は無くさずに居て欲しいのですが…。」
真っ直ぐすぎるというのも考え物だ。
どう言ったものかと頭を悩ませる。
「守られた側の気持ちは考えた事がおありで?
自分を守ってくれた人が大怪我を負い、ボロボロになっているのを見て
心から感謝を述べるとでも?」
■持流 童男 > 「うん、カッコワルイのは分かってるんだ・・大怪我負ってこれがなりたいヒーローになるかって言われると、絶対になりたくない。僕だってそう思う。感謝の言葉よりも、泣き顔が来るもん・・」
そしてセレネさんの方向を椅子に座りながら見て
「だけど、これ以外の、もう一つの異能を使ってしまったら僕は、その人の記憶から消えちゃうんだ・・・!・話してなかったねもう一つの異能の話」
そう言ってからセレネさんに話していく
「知られざる英雄の一撃は、あくまで付属品。付属品の異能を使ったら本体の異能は使えないんだけど。
もう一つの本体が強力だけど使うのが恐ろしくてさ。
僕の異能でね今は変異してる。まぁ感じられるってだけなんだけど『知られざる英雄』ってのがあってさ、この異能を発動しちゃうと、大事な人を助けられる代わりに、その人の記憶から消えちゃうんだ。この話は結構・・他の人にも、してるけど、ね。あぁ、知れれずの英雄は使ってないから大丈夫・・っていえるのかな」
そうやって笑わないでしっかりと言ってから。、
「だから、知られざる英雄は使わなかったんだ。覚えてもらえれるヒーローに、慕われて謳われるヒーローになりたいんだ・・!だけど、この知られざる英雄を使わないでやっちゃったら、・・今回の事になっちゃったんだ。」
そう言ってしょんぼりする。
「%は、なんとか制御できてるんだけどね。こう・・感情がむき出しになると全力で助けなきゃって冷静じゃ居られなくなっちゃうんだ。」
そういって悲しそう義手で顔を包む
■セレネ > 「分かっているなら何故別の方法を探らないのですか…。」
何だか、微妙に話が噛み合っていない気がする。
分かっているのに自分が知っている方法しか知らないからそれを以て人助けをしている。
…いまいち理解が出来ない。
「んー。もう一つの異能については分かりました。
しかし私が言っているのはそういう事じゃないんです。
異能を使わずとも人を助ける方法を見つけて下さい、と言ってるんです。分かりますか?
異能を使って怪我を負うなら、使わなければ大怪我を負う事もないし
病院や治療を行える人の厄介になる事もない。
其方の方がスマートですし、他者に今ほどの迷惑は掛からない。」
相手が言うように慕われ、謳われるヒーローになりたいのなら。
普通に人助けをするという方法を探ってみてはどうかと。
「冷静ではないヒーローは、かっこよくないですよ。
大人であるなら猶更です。」
■持流 童男 > 「異能を使わないで、人を助ける方法、うん
。確かにそうだ。・・・なんで気づかなかったんだ。
本当に、僕は馬鹿だ。
だけど、異能を使わないで普通に、人を助ける方法を探してみるよ。」
そう言って今度はしっかりと、セレネさんを見つめてから
「たしかにね。冷静ではないと、色んなものとりこぼすからね。」
そうしっかりという。
■セレネ > 「そうですね、貴方なかなかにお馬鹿さんですよ?
魔術も万能ではないのですし、私もいつでも貴方の治療を行える訳ではない。
魔力も無尽蔵にある訳ではないので、貴方の怪我を治す度に私の魔力が減ってるのです。
申し訳ないと思うのなら、少しでも怪我を減らす努力をして下さいね。お願いしますよ。」
ただでさえ新月が近いから、魔力の補充も望み薄。
二度に渡る治療もなかなか手痛い消費だ。
「全力で走る前に、まずは一度周りを見て行動すべきです。
そうすれば、別の方法も見つかるのではないですかね。
まぁ、探す場合は貴方一人で探すのではなく、他の人を頼るとか…
そういうやり方の方が良い気がします。貴方の場合特に。」
本当に分かっているのかやや不安だが、とりあえずは信じてみるとしよう。
己を見る目を一瞥した後に相手の右手へ片手を翳し、回復魔術をかけ。
■持流 童男 > 「うん・・ごめんありがとう。他の人を頼るのに僕はまだ、
慣れてないんだなぁ。今度ヒーロー仲間の教師さんに相談してみるよ」
そうしっかりとセレネさんの回復魔術をしっかりと受ける
「セレネさん、ありがとう。本当に・・ありがとう。怪我を減らす努力をするよ。」
そう感謝を述べる。少しだけほほえみながらも
■セレネ > 「教師さん。…教師であれば安心かな…。
色んな人に相談して、自分なりの方法を探すのが良いかと。
私もそうしてきましたから。」
それでも、他者に頼るのは相手と同じように不慣れ。
だから人の事はきっと言えないのだろうが。
「今は笑う所ではないと思いますよ?
…疲れました。実に。」
この疲労は魔力消費からくるものだけではないだろう。
肉体的にも精神的にも疲れた。
思わず洩れる溜息。
■持流 童男 > 「ご、ごめんね。セレネさん。家帰れる?」
そう言ってから心配する。
大丈夫だろうかと思って
「本当に今日はご・・・ありがとう。もしよかったらだけど家送ってこうか?」
善意からしっかりと言う。
散々お世話になったのだ、これくらいはしたいのだが・・!
■セレネ > 「帰れますよ、大丈夫です。
私そこまで子どもではありませんので。」
奥の手で転移魔法使えばすぐだし。
相手にわざわざ送ってもらわなくとも安全であろう。恐らく。
「……この後少し寄る所があるので、今日はここまでで。
一人で大丈夫ですから、安心して下さい。」
申し出は有難いのだが、必要はないと首を横に振る。
気持ちだけで大丈夫だと。