2020/08/20 のログ
ご案内:「第一教室棟 教室」にパンプさんが現れました。
■パンプ > ………。
(図書館で色々と図鑑を読み漁ったおかげで、この世界にあるものをそれなりに理解することができた。やってきたばかりの時は名前すら知らない物が、今では殆ど何であるか分かる。学習の成果が出ていることを魔物は実感していた。机の上に乗り、そこから見えるもの一つ一つを注視しながら、それは何であるかを自問自答していく。)
■パンプ > (教室の中にある物をあらかた観察し終わり、何か目新しいものは無いだろうかと周りを見回してみる。ふと、窓の外へと目を向けると、小さく光っているのが見えた。)
………?
(遠くの方で夜の暗闇を照らす灯りに興味を持ったのか、机から降りると窓の近くまで移動する。鍵を開けて窓を開けると縁に器用に乗っかり落ちないように蔦で体を固定する。)
■パンプ > (周りの地理を把握しているわけではないため、視線の先の光が何処で灯っているものなのかは分からない。しかし、そこに何かが確かに存在することは魔物にも理解でき、それ故に興味を惹かれた。視線の先にある小さな光をじっと見据えたままでいて。)
………!
(図書館で知識を蓄えるのも良いが、実際に外を回ってみたいと魔物は思った。危険なものも多くあるだろうけれど、それ以上に知りたいという欲求が上回った瞬間だった。)
ご案内:「第一教室棟 教室」に阿須賀 冬織さんが現れました。
■阿須賀 冬織 > 夜の校舎、昼間に自習に来たはいいものの忘れ物に気が付き取りに帰った。
そもそもどこの教室だったかなあと、ガラガラ音を立てながらと扉を開ける。
「……カボチャ……?」
窓際になぜかカボチャが。
えっ、なんでと思わず声に出す。……え、マジでなんで?
■パンプ > ………?
(遠くで光る何かに目を奪われていると、後ろから扉の開く音に続けて誰かの声が聞こえた。窓の縁の上で緩やかに向き直り、ぎょろりとした一つ目を向ける。視線の先には人間が独り、こちらを見ていた。知らない人間だと、マジマジと相手を観察してから)
「こんばんわ。」
(まずは挨拶をしようと思念を送る。それに対する相手の反応を伺うように、じぃっと一つ目を向けていた。)
■阿須賀 冬織 > !?
「えっ!? ……えーっと……こんばん…は……?」
まさか声を掛けられるとは思っていなかった。
想定外の出来事にぴくっと肩が上がる。念話使えるのかよこいつ……。
驚きながらも挨拶を返す。ぎょろりとした一つ目がこちらを見つめている。
しばらくの間固まって様子を見るが、襲ってくる様子がないと判断すれば、
恐る恐るそのかぼちゃの方へと近づいていくだろう。
「……なんで、こんなとこに?」
■パンプ > ………。
(肩を跳ねさせて驚いている様子の相手の顔を魔物はただじっと見つめている。学習をし続けているとはいえ、自分から話題を振る方法は理解していない。互いに様子を見合っている状況は続いたが、ゆっくりと近づいてくる相手の質問を聞く。)
「図鑑、読んで、いろいろ知った。知ったもの、ちゃんと分かるか、確かめていた。」
(そう相手へと思念を送りながら、適当な椅子の上に乗っかった。これはこういう風に使用する物であることを理解していることを示そうとしているつもりだった。)
■阿須賀 冬織 > 「……図鑑ねえ。もっと魔物って感じなのかと思ったけど、随分勉強熱心なんだな。
……俺、冬織っていうんだけど、お前名前とかあるの?」
見た目だけならモンスターといった感じだったが……
話は普通に出来ているし、机ではなく椅子に乗っかったあたりそこらへんも理解しているのだろう。
普通に賢いし、そのギャップがどこか可愛くすら思える。
さて、こういったタイプの相手は初めてなのでとりあえず自分から名乗り、相手の名前を聞いてみる。
……なくても不思議ではないが。
■パンプ > 「ここ、知らないもの、多い。知らないのは、危ない、怖い。」
(群れの仲間がいない状況ということもあり、何も知らないでいることが生存を遠ざける要因であることを理解した魔物は相手からの質問に答える。相手の名前と共に自身の名前を聞かれると、蔦に巻き付けていた学生証を相手へ差し出す。)
「冬織。覚えた。みんな、パンプと呼んでいた。だから、それが名前。」
(相手の名前を記憶すると同時に、学生証の名前と写真の面を見せて相手へと伝える。)
■阿須賀 冬織 > 「あー、まあそっか。となるとこのあたりには来たばっかって感じか?
俺も全部知ってるってわけじゃないけど、まあ気になることあったら答えられるだけ答えるぞ。」
やはりここにはやってきたばかりらしく、それなりに苦労をしているのだろうか。
折角知り合えたわけだしと何かあったら聞いてくれてもいいぞと言ってみる。
「へえ、その蔦操れるんだ。どれどれ…………学生だったのか。パンプ…ね。オッケー、俺も覚えた。」
蔦を操って見せられた学生証に器用なもんだなと感心しながら差し出された学生証を見る。
いやまあ流石に学んでいる段階の……カボチャ?が教師とは考えにくく、学生だろうとは思ってはいたが……
それにしてもまあ実際に学生証を見るととこうインパクトがあるのだ。
どうやらこのカボチャのような存在はパンプというらしい。思ったよりもまんまな名前に苦笑しながら学生証を相手に返す。