2020/08/29 のログ
ご案内:「第一教室棟 保健室」にセレネさんが現れました。
セレネ > 「こんにちはー…って、誰も居ないか…な…?」

怪我をした訳でも、体調が悪い訳でもない。
ただ仲良しな教師が今日は居ないかと、寄っただけ。
扉を開けた先、最早見慣れた保健室には誰も居なかった。

…今は大体お昼時。購買か、食堂にでも行っているのだろうなんて思いつつ、
手に持った小さな袋を手持ち無沙汰に弄びながら室内に入る。
誰が来ても良いよう、冷房が効いており。

ご案内:「第一教室棟 保健室」にラピスさんが現れました。
ラピス > 本日のお昼ご飯は、食堂の天ぷらぶっかけうどん(冷)の並盛だった。
しっかりと冷やされた歯ざわりの良いうどんに、揚げたてのサクサク海老天。
ちょんと添えられた辛めの大根おろしも、さっぱりとにくい仕事をしてくれる一品だ。
食事が美味しければ気分も上がるというもので、へっぽこ教師は上機嫌。
保健室まで帰ってくると、からりと扉を開いて――。

「ただいまですよー!」

誰も居ないなら居ないでいいし、居たら挨拶になるから良いや。
などとぽわぽわ考えながら、朗らかな保健室へのエントリーだった。

セレネ > 誰か来るまで待とうか、それとも別の所に行こうか。
どうしようか考えていたら、廊下を歩く足音に扉が開く音。
それに加えて帰還してきた元気な聞き慣れた声に其方に蒼を向け。

「あら、ラピスちゃん。
お帰りなさい。お昼ご飯食べに行っていたのです?」

同じクラスの生徒より仲が良いと言っても過言ではなかろう、
同じ色を持つ保健医が戻ってきた。
彼女に対し微笑みと共、挨拶のお返しを投げかけよう。

ラピス > 扉を開けて中に入ると、そこには仲良しの彼女の姿。
今日も遊びに来てくれたのねー、と上機嫌を更に上方修正。
ぺっぺかー、と満面笑顔でるんたった。鼻歌交じりだ。

「ん、セレネちゃん、ようこそですよー。
 お昼は美味しいうどんでした。夏は冷やっこい麺類が良いです」

はふー。お腹をポンポン。くちいほどに食べてしまったから、ちょっぴり苦しいのだ。
だからまずは腹ごなし、と言わんばかりにお茶を沸かしにてこてこと。
茶菓子にカップにポットに、と忙しなくちびっこが動き回っていた。

セレネ > 生徒とはいえ、己の行動範囲は大抵が学園内にある此処、保険室か
もう一人の仲良し…だと思っている教師が居るだろう幻生研究室、屋上、
勉学や調べものの為に通う図書館、見学や身体を動かしたい時に行く訓練場や演習場…くらいしかない。
凡そ普通の生徒ではあまり行かないような場所ばかり選んでしまうのは、
己が変わっているからか。

「お邪魔してます。
あら、今回はうどんなのですね。
…貴女は麺類が好きなのでしょうか。」

以前食堂で会った時は冷やし中華を食べていたと聞いたし、
暑い時期だから冷たい麺類を食べたい気持ちもよく分かる。
ちょっとした疑問なんて口にしつつ、茶を沸かしに行く彼女を手伝おうかと己も彼女の元へと向かおうか。
大丈夫と言われるなら、大人しく応接用の椅子に座るつもりで。

ラピス > 最近のへっぽこ教師は、割と保健室以外にも出歩いている。
商店街とか、夜の浜辺とか、大時計塔とか。うろつき強化月間みたいなやつだ。
とは言え、晩夏でもまだまだ暑いものだから、冷房の下が良いのは言うまでもない。

「ん、今日はうどんでした。先生は、麺類が大好きなのです。
 蕎麦もうどんもラーメンもパスタも何でも食べちゃうのですよー」

最近は、冷やし中華、ぶっかけうどん、ねばとろ蕎麦、といった麺類ローテ。
その中に時たま、冷汁定食やら冷やし茶漬けやらといった変わったメニューが差し込まれる。
月曜日の内に一週間のメニューを確認して、いつどのメニューを食べるかはリサーチ済み。
ピンとこなかった日は、自炊か購買のお弁当を食べることが多いのだとか。

お手伝いを買って出てくれるなら、茶菓子とカップをひょいと渡す。
今日の茶菓子は、生クリームとあんこのどらやき。お茶はあえての温かい玉露だ。
冷房が効いているからこそ、温かいお茶を楽しめる。そんな贅沢を楽しむつもりだった。

セレネ > もう少しで夏季休暇も終わる。
そうなれば、今よりも行動範囲は狭まる…かもしれないし、
何かの縁や気紛れで広がるかもしれない。
それは兎も角。

「私、麺は啜れないのですよねー。
でも食べやすいですし私も嫌いではないですよ。」

作るのも手間じゃないし、良いよねなんて。
海外と比べると、和食も色々あって面白いし、たまには食べてみるのも良いかもしれない。

渡されたカップとお茶請けを慣れた手つきでテーブルまで運ぶ。
今回のお茶会は洋風ではなく和風のようだ。
最近、お茶の味に慣れてきて、緑茶や玉露も美味しいかなと感じるようになってきた。
偏に彼女のお陰だろう。己自身ではきっと、緑茶を飲もうとは思わないから。

ラピス > へっぽこ教師的には、夏季休暇が終わろうと、日常はあまり変わらない。
いつも通り保健室で利用者を待つか、ふらりと見回りがてらの散歩に出るか。
その位しかやらないものだから、常にいつもどおりである。

「おや、啜れないのですかー。なるほど。それなら、手繰って食べる感じですかねー?
 ん、麺類は茹でる時の暑ささえ我慢できれば、暑さを克服する素晴らしい手段なのです」

作るときも手間はないが、お湯の熱気だけが問題だ。
案外キッチンは熱がこもるから、熱中症注意ゾーンなのである。
ともあれ、彼女とどこかに食べに出るのも楽しそう。今度誘ってみよう。

「今日のお茶は、先生の気分で和風なのですよー。
 お茶請けはどら焼きですし、お茶は緑茶ですからねー。
 でも実は、緑茶と烏龍茶と紅茶は同じお茶っ葉なのですよー」

知ってましたー?とにこにこ。へっぽこムダ知識だ。
玉露の場合、お湯はアツアツじゃなくて温めが良い。大体60度位だ。
白衣のポケットを弄ると、シャープリプのメガネを取り出して。
ひょいと掛けたら、一瞬だけ精密鑑定の異能を起動。
温度計を取りに行くのが面倒だから、と横着した結果である。

セレネ > 「そうですね。
お蕎麦を食べるなら、啜って食べた方が蕎麦の香りも楽しめて良いって聞いた事がありますけど。
あぁ…例え数分とはいえそれだけでも辛いですしねぇ。」

この時期特に地獄だろうなと、食堂で働いている方々には敬意しかない。
最近部屋に居ても軽度の熱中症になったから、己は猶更注意せねばなるまい。
仮に彼女から食事に誘われるなら、己は喜んでお供するだろう。

「餡子と緑茶は合いますからねー。
あぁ、勿論知ってますよ。
発酵しているか居ないかで味も名称も変わるなんて面白いですよね。」

生薬の一つでもあるし、そこは勿論頭に入れている。
ただの雑学とはいえど、知っていればモノの見方も変わってくるのだし
知識欲の塊でもある己だから、気になったものはとことん、なのだ。

相手が眼鏡を取り出した。
眼鏡も似合うものだな、なんて彼女が絶賛異能発動中など露知らず、暢気な事を考えたり。

ラピス > 「お蕎麦とラーメンは啜ったほうが美味しいらしいですね。
 空気を含むことで、そばやスープの香りが広がってくれるのだとか。
 うにゃ、まぁ、うん。数分でも先生溶けちゃいますからねー、はい」

お鍋の前で、麺を茹でてでろーん。とろけラピスになること請け合い。
とは言えこのへっぽこ、一日に軽く2リットルは平気で水を飲む生物だ。
お陰で熱中症とは縁遠く、どうにか無事に日々を過ごしている次第。
それでもこの暑さだから、お誘いするならテラスとかじゃないほうが良いかな、とかなんとか。

「ですです。美味しいですよねー。先生大好きです。
 さすがセレネちゃん。ご存知でしたかー。ふふり。
 先生は、紅茶>緑茶>烏龍茶の順番で好きなのですよー」

やはり彼女も知っていたか。話が合うからおそらくは、とは思っていた。
知識欲に駆られるのは、外見も含め、似た者同士、とでも言うべきか。

そしていつの間にかメガネを掛けていたへっぽこは、温度を目視で確認中。
適温になったら火を止めて、ササッとメガネを外して、異能のスイッチをオフに。
眼鏡の着脱という分かりやすさを重視した、意識の切り替え法だった

セレネ > 「啜るという食べ方がある事なんて知らなかったですから…
いやはや、和食とはなかなか奥深い食べ物ですね。
……貴女も溶けてしまうのですか。」

溶けてしまう相手を想像して、ちょっとだけ可愛いと思ってしまった。
水の飲み過ぎは水中毒を起こすので多量摂取は危険だが、人体の約6割は水だという。
だから2Lは大体日本人の必要量、国や活動量によっても前後するようだが1.5から2Lが平均なのだろう。
陽が差せば、相手からもらった日焼け止めのお陰でとりあえずは肌が焼けずに済むものの。
暑さは凌げないから室内なら喜ぶ。

「紅茶は美味しいですからね。
烏龍は…何というか。
ちょっと苦い感じがして私もあまり好みではないですね。」

半ば常識かもしれない雑学だし、少し調べれば出てくるものだから
お茶の知識は知っている。

適切な温度になるのが分かるや否や、眼鏡を外す彼女。
何かそういうのが分かるものなのかな、なんて思いつつも問う事はせずゆっくり待って。

ラピス > 「啜るのは慣れないとなかなか難しいらしいですからねー。
 うぃ、溶けちゃいますよー、てろてろぷしゅーって感じで」

それはさながら、暖房の下においた雪だるま。
子供の無邪気で室内に運んで、でろーんとなるアレに近しい。
へっぽこ教師はちみっこだが、ちょこちょこ動くからよく汗をかくらしい。
白衣とかは常に清潔を保っているし、汗でペトペトになったら水浴びもしている。
見回りの途中の気分転換であって、おサボりしているわけじゃない。多分。

「烏龍茶は中華料理のお供には最適なのですけどねー。
 こう、味と匂いがこってりした雰囲気によく合うのです」

中華料理も地方によるが、案外結構こってりだ。
そこで烏龍茶の清涼感ある苦味が頼もしい。舌のリセットに最適だ。
――などというのは、へっぽこ教師の主観だったりする。

火を止めると、あとは急須にお湯を注いで、茶葉を蒸らしたら待つだけだ。
いつもの丸テーブルまでお茶セットを運びつつ、へっぽこ教師は意気揚々としていた。

セレネ > 「国にもよるかもですが食事中、音を出すというのはあまり好ましくない行動だったりしますから…
ラピスちゃんが溶けてしまったら、看病致しますね?」

例える擬音も可愛らしい。
もしそんな所を見かけたら、己が相手から丁寧に看病された時と同じようにしっかりと看るだろう。

「中華…辛い物は、どうにも苦手で…。
いや、辛くないものもあるでしょうけど。」

脂肪のを燃焼助けるだとか、何とか聞くし
己も積極的に飲んだ方が良いのだろうか。
相手の考える事とは別の方向で悩みつつも。

急須に入った茶を待ちつつ、此方にやってくる相手、見慣れた光景。