2020/09/05 のログ
■フィアドラ > 「分かります!一緒になっちゃいました!」
小さくするのは上手くいくのに大きくするのは上手くいかない理由が分かりました!
自分でもふぃあどらって真似して言います。うん、自分でいっても一緒!
「なるほど!確かにいっぱい紙を……あっ!!えーと何でもないです!」
思いついちゃいました!
これひらがなおっきく書いたら簡単に全部埋まるのでは?
後でやってみましょう。
「先生はひらがな詳しいですね!ひらがなの先生なんですか?」
■絵描きさん > おにーさんは微笑まし気に彼女を見ている。
彼女が閃いてしまった悪い事には………気づいていないのかもしれない。
「ふふ、ボクは魔法の先生で、ひらがなの先生じゃないんだ。
でも、この島で暮らすには必ずこのひらがなを覚えないといけないから、知っているんだ。
もっと詳しく教えてくれる人も居るはずだよ。国語の先生とかね。」
自分は魔法の先生だという事を、三角錐の魔法帽を見せながら示すおにーさん。
「………これくらいならボクでも分かるからさ。
また何かあったら、聞きにおいでよ。それと、魔法の授業もよろしくね。」
………この子は魔法が使えても、使えなくても…面白い意見、くれそうだ。
もし来てくれたら、楽しみがおにーさんの頭をよぎる。
「ボクは魔法が分からない子にも、魔法を教えているから。
それじゃあ、またね。」
おにーさんはにこやかにその場を立ち去っていった。
ご案内:「第一教室棟 ロビー」から絵描きさんさんが去りました。
■フィアドラ > 「皆知ってるんですかひらがな……人間さんは凄いなあ…。」
こんな難しい言葉を使えるなんてやっぱり人間さんは凄いです。
「魔法の授業!私魔法は得意ですよ!!
…また色々教えてくださいねバイバイ先生!」
お父さんに教えてもらってるので魔法は人間さん達より強いと思います!
魔法には自信があるのです!
魔法の先生が去っていったあとで試しに大きく出来るだけ大きく神に文字を書いてみます。
「これは怒られちゃいます……。」
ページいっぱいに書いた「い」の文字を消しゴムで消して頑張ってマスを埋めていくことになりました…。
やっぱり悪いことはできませんね。
ご案内:「第一教室棟 ロビー」からフィアドラさんが去りました。
ご案内:「第一教室棟 食堂」にオダさんが現れました。
■オダ > ――時刻は、おやつ時を超えたくらい。
人もまばらな食堂でオダ・エルネストは、スケッチブック片手に色々な硬度の鉛筆と練り消し、それに美術室から借り出してきたこぶし大の多角形。
後期選択授業で無事にヨキ先生の美術を取った。
将来の画伯となるべく青年はカタチから入るタイプだ。
俗にコソ練と呼ばれるコッソリ練習。
これまで幾度となくコッソリ出来なかっただけに堂々と予習することに余念はない。コソ練 is 何。
「この練習が将来天才画伯の絵として、美術史に名を残し超高額取引される未来が見える……」
このオダ、生まれてこの方デッサンってなにそれオッサンの別名?としか思っていなかった。
芸術とは何だ。 美術とは、鉛筆をカッターナイフで削って雰囲気だけはばっちしだ。
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過去にあったデッサン講習のダイスを参考にやっていきます。
参照:
http://guest-land.sakura.ne.jp/cgi-bin/BBS/c-board.cgi?cmd=one;no=119;id=#119
■オダ >
さて、先ずは今回見る物体。
白い多角形のダイスを大きくしたようなもの。
デッサン用らしいそれ。
よくわからないが、持ちやすそうだったから借りてきた。
なにこれ、どう書けばいいんだ。
最初はこの白紙の中にどう描くかだっけか。
構図ってやつ。
なにそれ。
鉛筆、取り敢えず握らずにはいられない……! [1d10-1→1+(-1)=0]
ご案内:「第一教室棟 食堂」にキッドさんが現れました。
■オダ > 【構図:0】
なんだこれ……。
首を傾げる。
新しい芸術か。
ピカッホとか名乗れるかも知れない。
「芸術……芸術は奥が深いな……」
なんだこれ。
■キッド >
今日の授業は一通り終了。単位も成績も問題は無し。
風紀の出動まではまだ時間がある。
携帯端末で今日の予定を確認しつつ、残り時間を計算中。
「ん、全然余裕があるな……」
せっかくだ、食堂で時間を潰そう。
そう思って食堂へと足を運んだわけだ。
適当に軽食でも頼もうとした矢先、スケッチブックに向き合うオダの横を抜けようとした最中
その目の良さが命取り(?)となり、そのスケッチブックの中が見えてしまった。
「…………」
思わず、足を止めた。
「……なんだい、そりゃぁ……」
思わず、口に出た!
キャップの奥で訝しげな顔をしている。
何処となく、咥えている煙草もしなしなだ。
■オダ >
だが、よくみれば確かにモチーフになった多角形に似ている部分もあるような気がしてくる冒涜なるデッサン。
後ろから声がして、後ろを見る。
そこには鍛えられた身体を持つ金髪碧眼の青年のような少年とも言える相手。
「……日本語では素描、フランス語ではデッサン、英語ではドローイングという」
画家っぽく鉛筆を拳握りして芯の先を上に向けて対象物を観察するようにそちらを見る。
「芸術というものだよ」
キラりと白い歯を煌めかせてオダは言い切る。
これは芸術である。
美術における新たなる画家の誕生の瞬間を高らかに宣言する。
まだ、構図を描く下書きのような状態。
モチーフがなんであるのか、天才にしか分からない何かがありそうだと感じる気がする。
ここまでくれば逆に才能。
描いているオダにも分からない。
これ何。
■キッド >
「……成る程」
成る程、わからん。
キッドは生憎芸術と言うものに興味はない。
筆よりも銃を握る人生だった。
だが、その芸術を彩る人間の熱意や姿勢は好きだった。
好きだが、オダの自信は一体何処から出てくるのだろうか。
このスケッチブックのそれを、"芸術"と言い張るらしい。
呆れ顔のまま、咥えた煙草を離して白い煙を吐きだした。
「……一応聞くんだが……」
碧眼がちらりとデッサンを一瞥する。
多角形の……なんだ、これは。
とりあえず冒涜的な事はわかった。
何だか見ているだけで正気が蝕まれるような感じがする。
世が世のなら、『呪いの絵画』として展示されそうだ。
「アー……一体何をモチーフにしたんだ?」
おずおずと尋ねた。
■オダ > くるりくるりと指で鉛筆を回転させる。
バシッと鉛筆を握り、親指を一緒に芯の先を上に向けながら(無駄にかっこいいポーズ)
拳をテーブルの上に置かれてる多角形に向けた。
「あの白いヤツだ。 よく特徴が掴めているだろう?」
フフフ、怖かろうとでもいうように不敵に微笑み持って答えた。
無駄な自信、時に行き過ぎた自信は自分の感性が
実は大衆と違うのではないだろうかという錯覚を
一瞬与えるかも知れない。
それは正しく気の迷いであるが、迷うことなくモチーフは完璧に捉えてる最強と言わんばかりの顔で質感を与え始めた。
「君は、運がいい。
この世に新たな芸樹が生まれる瞬間を目にすることが出来るのだからな……」
謎に貫禄ありそうに声を低めて、さも本当に凄いことが起きるというように真剣な眼差しでスケッチブックに視線を戻して作業している。 [1d10-1→10+(-1)=9]
■キッド >
「えっ」
思わず素っ頓狂な声が漏れた。
特徴が掴めているとは本人の弁。
テーブルの上に置かれた多角形とスケッチブックを交互に見た。
キッドは芸術に無関心だが、目の良さには自信がある。
即ちデッサンだろう。あの多角形の。
交互に見ても…なんだ、よくわからない。
思わず顎に指を添えてシンキングフェイス。
「いや、悪いがサッパリわからん。何つーか……小学生がギザギザでも作ったような……」
酷評にいく酷評。
よりにもよって小学生と比べられた。
だが、オダの謎の自信は止まらない。何だコイツ。
なんだか、心なしか周囲の熱気と明かりが凄く上がっているようなそうでないような……。
実は、本当に天才か?いや、ない。
帽子を目深に被ってナイナイ、と首を振った。
「その自信はどっから出てくるんだ、アンタ。
まぁ、ある意味芸術的なんじゃねぇ……」
そんなわけで作業を見据えていると、だ。
何と言う事でしょう。謎の多角形にこれでもかとリアリティの高い質感が与えられていくでは無いか。
最早モチーフを逸脱し、人の尊厳を踏みにじる多角形は
現実世界へと飛び出してくるような芸術的な質感を以て
視覚的にキッドを責めてくる。いや、上手い事は上手い。
間違いなく、この質感"だけ"はプロ級だが、返ってそのちぐはぐさが不気味さを掻き立てる!
「おい、何だコイツは。アンタはフランケンシュタインにでもなったつもりか!?」
うげぇ、と顔をしかめた。
遠回しに怪物扱いしてるぞ!
■オダ > 【質感:9】
思ったとおりの質感が描けている。
そうそう、こういうのでいいんだよ。
で、これなに?
素材って石膏的な何かだよね。
多分、恐らくそう。なんか脈動しそうにも見えなくはないかも知れない。
だけど、かなりプロみたいに上手くいった気がする。
いや、将来の画伯!
これくらいは出来て当然。
ヨキ先生や真琴先輩といったその道の人の後輩としてこの質感表現くらいは当然。
これがオダリティ……世界を常に震撼させる。
「違うな、これは確信から来る確かなものだ」
「君は、現代の前衛芸術というものを知っているかな?
綺麗なものだけではなく、表現の自由を謳い現すこと。
私が描いているのは、見るものの心すら試す芸術、
これがフランケンシュタイン――怪物――というならば、
それはこの絵を見る君の心か記憶の継ぎ接ぎを感じているのではないか?」
一度鉛筆を止めると左腕を顔の横にあげて身体をやや捻り謎にスタリッシュに見えるポーズを上半身だけで取ってみせる。
芸術っ……芸術っ……!と最早、よくわからないがそういう芸術っぽい言動をしておけば説得力があるはずだ。
■キッド >
「いや、何でアンタ"してやったり"みたいな顔してるんだ???
なんだ?この狂いに狂ったデッサンのどこに自信を持てるんだ???」
確かにこの質感の出し方だけは素人目でも間違いなく凄い。
で、此れは一体何なんだ?多角形?答えになってなくない???
これに、一体何の自信を持っているんだ、コイツは。
もしかして、気がくるっているのか?
キッドの表情は最早、困惑の色しか出してない。
世界所かキッドは完全に戦慄している!
「前衛っつーかもう前に出過ぎて折れてるんだよ。わかるか???
もうボッキボキだよ、倒木してんだよ!いやいやいや、俺の記憶にいねぇよ!
こんな多角形の怪物、いてたまるか!人の記憶を何だと思ってんだ!?」
恐ろしい、油断すれば記憶を浸食されてしまいそうだ。
これがオダリティ……で、此れは一体何?
「その変なポーズもやめろ!」
ゲシッ、と軽くそのわき腹を突っ込みついでに肘で小突いてやろう。
目を覚ませ、オダ!
■オダ >
脇腹を小突かれて、鍛えられた肉の鎧が結構思いっきり突かれたが小突かれて。
思わずポーズを解き手で脇腹を押さえた。
しかし、不敵に――より深く濃く、嘲笑う。
「……フ、気づいていないのか?
そうして、感情が揺れ動かされている時点で
君は私の芸術に飲み込まれていると言うことに」
ゆっくりと鉛筆を再び握り直す。
「一度、よくよく自分のその気持ち、
今の感動が何を見て揺れ動いたのか、
その深淵をよく目を凝らして見てみろ」
奥行き、陰影。
さあ、芸術よ飛び出せ。
顕現せよ、イア イア。
「芸術とは理屈や言葉だけではない、心が感じるものだ」
そうなのかな? オダにもよく分からない。
教えてヨキ先生、真琴先輩。 [1d10-1→8+(-1)=7]
■キッド >
「何……?」
その不敵な笑みに
一体どこから湧いてきてるか分からない程意味不明な自信に
キッドの額に冷汗が浮かぶ。
この多角形モンスター(仮)に呑まれている…!?
一体何が始まろうというのだ…!
ゴクリ、思わず生唾を呑み込んだ。
「……いや、今自分から深淵って言わなかったか?やっぱりモンスターじゃねぇか!」
だが、キッドは冷静だった。
冷静に突っ込んだ。モンスターはもう仮の存在ではなくなった。
その証左と言わんばかりに、まさに立体的にスケッチブックの中にいる!
まるで、そのスケッチの中に生きていると言わんばかりに
完璧な奥行きで鎮座(?)する多角形がそこにいる……!
此れが芸術…本当に芸術か?キッドは訝しんだ。
「…………いや」
■キッド >
「何でそこまで出来て根本的な事ができねぇんだ???」
はい真っ当なツッコミー!!
■オダ > 【奥行き:7】
空気感はそれなり、見て理解した通りには書けている。
ややもう一つの世界が近づいてる感がある。
で、これこの場所の絵だよね?
分からない、よくみれば黒光りしてそうな宝石にも見えないことはないかも知れない多面結晶体。 赤い線でもペンで引けば雰囲気があるかも知れない。
よく見れば、鎮座していない。
何かよく分からない線のような七本の何かで支えられているように見える。
「違うな、言っただろう……それが前衛だ。
前衛芸術とは素人目に理解出来るものではない。
しかし、知ろうとすれば見える世界がある……」
■オダ >
「――目を背けるな、青年のような少年!!!」
これが新たな世界との対話の時だ!!
■キッド >
「いや、多分お前も素人だよな???
逆にお前何かいてるか自分でもわかってんのか???
頼むから俺に説明してくれ、な?」
何だこの黒光りする……その、宝石は。
これ、さっきの多角形なんだろう?モチーフってなんだ?
もしかして、コイツと自分の見えてる世界は違うのか?
わからない。わからないが、オダが素人だという事は理解出来た。
もしかしたらこいつはガチのマジで天才かもしれないが……。
■キッド >
「ウルセェーーー!!俺はキッドだ!!
誰だって拒否するわこんなん!!」
▼自己紹介兼拒否
■オダ > 「KID/子供……ならば "少年" でいいな」
口の中で噛みしめるようにして、納得して言葉にする。
「私はオダ。 オダ・エルネストだ。
この芸術の世界、いや、全世界に挑戦する男だ!」
謎に尊大に高らかに宣言する。
しかし、思ったよりも才能に満ち満ちている自分の実力が恐ろしい。
数億年前に暗黒星で造られてそうだし、所有者を転々としてそう。 19世紀にエジプトの遺跡で発掘されたりどっかの町にて新興宗教の神体となりそうな結晶体の絵にも見える。
「さあ、仕上げだ――」
闇よ、彷徨うものよ。
芸術の神と成れ。 [1d10-1→1+(-1)=0]