2020/10/03 のログ
ご案内:「第一教室棟 保健室」に火光雷鳥さんが現れました。
■火光雷鳥 > 「痛つつ…!!染みる!すんっっごい染みる!!」
そんな情けない声を漏らしつつ、保健室で一人この前の友人との模擬戦闘で負った負傷の治療中。
何でも火傷に効くらしい塗り薬が保健室にあると聞き、保険医が不在ではあるが先ほど職員室で許可は貰って来た。
場所も予め聞いていたので、保健室にお邪魔して薬品棚から該当する塗り薬を拝借。
ついでに、包帯も新しいのに取り替えさせて貰おうと、そちらも拝借して現在手当て中なのだが。
「いや、これマジで染みるんだけど!?もうちょっとソフトな感じだと思ったのに!」
何かスパイスでも練り込んでるんじゃないかな?って、くらいピリピリするんだけど!
だが塗り薬を確認するがブツは間違っていない。仕方なく我慢して患部――左腕に一通り薄く塗ってから新しい包帯を巻いておく。
ぶっちゃけ、応急処置とか全然経験が無いので包帯を巻くのがへったくそだが。
■火光雷鳥 > 「…よし、こんなもんか……うわぁ、俺ってば包帯巻くの下手過ぎねぇか?」
左腕の火傷部分に包帯を巻き終えてちょっと確認…巻き方がおかしいのか、ちょっと隙間が空いてたりぶかぶかだったり。
滅茶苦茶不器用、という訳ではないのだが…もうちょっと応急処置のやり方を勉強しないといけないか。
「…うーん、俺、異能の扱いとか立ち回りが素人だし、怪我もちょくちょくしそうだし…。
やっぱり、応急処置は覚えておいた方がいいよなぁ…。」
まだ島に来てやっと1ヶ月。多少島には慣れてきたものの、まだまだ行った事の無い場所、見た事が無いものが多すぎる。
ご案内:「第一教室棟 保健室」にセレネさんが現れました。
■火光雷鳥 > 取り敢えず、薬を塗って包帯も新しいものに取り替え終えたので一息。薬品棚に薬や包帯などを戻しつつ。
ちょっと一息つきたいので保健室のベッドの一つに腰を下ろして寛がせて貰おう。
「…何とか勝ったけど、模擬訓練とはいえ戦うのってこえぇなぁ、やっぱり。
殴り合いの喧嘩とは全然違うし…本当、この島でやっていけるのかなぁ、俺」
その時の友人の話では、どうやらこの火傷も自分の能力の余波、というか暴発でこうなったらしい。
ここまで火傷するほどのパワーは無かった気がするのだが、まぁあれこれ考えても分からない。
「…まぁ、戦うなんて俺にゃ向いてねーっつぅか、痛いし怖いし死にそうだしで嫌なもんだけど」
別に、漫画やゲームの登場人物たちのように主人公補正や強さがある訳じゃない。
異能がある、という点では普通じゃないかもしれないが…それ以外、特段普通と外れた所は無いとは自分では思っている。
…あ、髪の毛と目の色は仕方ない。異能発現の後遺症みたいなものらしいし。
■セレネ > 「――あら、患者さんです?」
体調が悪くも怪我や病気でもないが本日もやってきた保健室。
いつも仲良くしてくれている保健医は今日は居ないらしい。
が、代わりに室内に居たのは赤い髪の男子生徒。
腕に包帯を巻いている辺り怪我人だろうと思い開けた扉を閉めて相手の傍へと歩いていこう。
…巻いている包帯を見るに、生活委員の人からされたようにも見えない。
「……あの、もし良ければ包帯巻き直しましょうか?」
そのままだと包帯の意味もそこまでなさそうだし、と。
小さく首を傾げて問いかけた。
■火光雷鳥 > 「―――へ?」
思わず間抜けな声と共にそちらに顔を向ける。…どうやら、考え事というか独り言を呟きながらぼんやりしていたら、何時の間にか誰か来ていたらしい。
「…え?いや、どうもこんちは…って、いやいや!いきなり初対面の人に巻いて貰うのは悪――」
そして包帯が案の定緩すぎたのか、ハラハラと解けるようにして半ば床に垂れ落ちてしまう。
少々の沈黙を挟みながら、包帯の有様と美少女を交互に見てから…
「……すんません、やっぱお願いします…。」
がっくりと項垂れるようにしつつ頭を下げて素直にお願いした。まぁ賢明だろう。
一応、解けた包帯から覗く素肌は中度くらいの火傷の状態ではあるが、既に薄く塗り薬が塗られているのでそちらは問題なさそうで。
■セレネ > 挨拶と共、包帯の巻き直しを断ろうとした相手。
意外と遠慮する性格なのだな、なんて失礼な事を思いつつ
「ふふ、えぇ。」
項垂れるように頭を下げた相手に小さくクスクスと笑ってしまうと、
解けてしまった包帯の先を素早く拾い上げて。
包帯に埃がついていないか、相手の怪我の状態等眺め。
「…腕を火傷、とは。何かあったのですか?」
床に両膝をつき、手慣れた手つきで包帯を巻き直しながらもう一つ質問。
あまりに酷そうなら病院を勧めたが、診た限りは大丈夫そうだと判断。
適度に締め付け、動きが阻害されないよう力加減を調節しつつ包帯巻き巻き。
■火光雷鳥 > 見た目が赤毛に赤目、と中々に目立つか気合の入った外見だが…中身は割と一般男子だ。
この場合、常世島の一般男子、というより本土の一般男子、かもしれないが。
初対面の、しかも美少女――ほんと美少女ばかりだなこの島!!…こほん、失礼。ともあれ、クスクスと笑われれば気まずい、あと恥ずかしい。
「あーー…この前、友達と演習場の訓練施設?で、模擬戦闘をしたんすよ。
俺、この島に来たばかりで異能もまだ上手く扱えないんで、その慣れも兼ねてというか。
で、まぁ何か途中から記憶が抜けてんですけど、能力を軽く暴発させて腕を火傷したっぽくて…。」
別に何が悪い、という訳ではないが自分の失態を初対面の人に話すのはちょっと罰が悪い。
だが、包帯を巻き直して貰っている感謝もあるし、何より無言だと…間が持たない!!
「…けど、包帯の巻き方手馴れてるんすね。応急処置とかやっぱり慣れてるんですか?」
膝を付きながら、左腕の包帯をきちんと巻き直してくれる少女にふと気になり質問を。
少なくとも、迷いが無い上に丁寧な巻き方なのは素人目でも分かるのだ。
■セレネ > 相手が怪我をした経緯を小さく頷きながらも聞く。
能力を暴発させて火傷をしたという事は、彼の異能は炎に関する何かなのだろうと頭の中で推論を立てて。
「記憶が抜けて…?
途中、気を失う事…例えば頭を打ったとかありましたか?」
能力の暴発より其方が少し気になった。
ほんの少しだけ目元が険しくなり、相手の目を見て問う。
「えぇ、よくやっておりましたので。」
巻き終えた端を、折り畳んで巻いた包帯の下に入れ込んで終了。
キツ過ぎたり動かしづらいとかはありませんか?と一応の確認をして
問題ないと相手が言うのなら立ち上がりスカートと膝を軽く払おう。
己はベッドに腰掛けず、一、二歩下がって両手を身体の前で軽く重ねて姿勢正しく立ったまま。
■火光雷鳥 > 「あー…友人の能力でこう、振り回されて投げ飛ばされて…その時にちょっと頭は打ったかも。
俺、受身の取り方とかも教わってないんで…まぁ、正直喧嘩を多少した事があるくらいですし」
つまり、異能だけでなく戦闘に関する知識や技術も素人、という事に他ならない。
おまけに能力はありふれた発火能力――別段、強力でもないし弱点も水系の能力や魔術と分かり易い。
何より、ありふれた能力だからこそ研究資料も豊富で対処され易い。アドバンテージが低いのだ。
「…で、まぁ途中から意識が朦朧として…気が付いたら、友達を追い詰めてたぽくて、慌てて止めようとしたら、何か制御か何かをミスって腕を火傷した…感じですかね?」
やや疑問符を付けながら、なのは矢張り記憶が一部抜け落ちているからだろう。
確かなのは、軽く頭を打った事くらいか。あぁ…でも。
「あ、でも意識がハッキリした後も暫く頭痛はズキズキ続いてましたね。
で、その後に勿論医者に行ったんすけど、脳は”異常無い”って診断結果で。」
今は勿論頭痛は全く無い。包帯の巻き具合についてはバッチリなので、確認には「丁度いいっす」と笑顔で礼を述べようか。