2020/11/27 のログ
ご案内:「第一教室棟 ロビー」に雨見風菜さんが現れました。
雨見風菜 > 放課後の教室棟、ロビー。
ベンチに腰掛け、紙コップでココアを飲んでいる風菜が居る。

雨見風菜 > 一息。

「ミーちゃんはともかくとして。
 キーちゃんまで生徒、それもほぼ同年代なんて思いもしませんね……」

先程あった、とある誘いを思い出す。
と言うのも、同じ喫茶店でアルバイトしているよしみで、文化祭でバンドをやらないかという誘いだ。
ミーちゃんがキーボード、キーちゃんがギターをやるらしい。

「うーん、私がボーカルでいいんでしょうか……。
 いやでも、ベースやギターなんて触ったことないですし、他の楽器だってあんまり……」

そうひとりごちながら、のんびりしている。
風菜が誘われたのは、ボーカル。
と言うのも、しばしば楽しそうに歌っているのを見られたかららしい。
なので、二人からはいつものように楽しそうに歌ってほしいと頼まれている。
とりあえずは、少し考えるから待ってほしいとは答えている。

雨見風菜 > ふと携帯端末を見れば、メールの着信。
キーちゃんから、ドラム担当が確保できたというメールだ。

「……」

少し考えて、返信を返す。

「さあ、後は野となれ山となれ、ですね」

ご案内:「第一教室棟 ロビー」にフィアドラさんが現れました。
フィアドラ > 授業が終わって今日はアルバイトもない日。
今日はどこに行ってみようかなあ?なんて考えながら歩いていると、見たことのある人間さんの姿が!

「あっ!!風菜!!こんにちは!元気でしたか?」

そう、風菜と私は一緒にご飯を食べた仲!
友達って言えるかは難しいですけど他人よりは近いそれくらいの仲なのです!

「……何か考え事してたんですか?」

手に持ってるスマホと風菜の顔を交互に見てから聞いてみます。
そう、スマホ……私は持ってないですけど皆がもってるやつで電話とかメール?とか出来るのです!
多分、そのメールか何かを見ながら考えてたのでしょう。

雨見風菜 > ふと声をかけられる。
この元気な、天真爛漫とした声は……

「あら、フィアドラちゃん。
 元気ですよ、体調には気をつけてます」

振り向いて、ニッコリと笑顔で返す。
さて、友人かと問われれば、まあまだ知人ぐらいではあるが。

「ちょっとバンドをしないか、と誘われまして。
 まあ、少し考え中なんですよ」

嘘。
どうするかはすでに決めて、先ほど送った。
だが、秘密にしておくのもいいだろう、という理由。

フィアドラ > 「寒いと人間さんは弱っちゃうので体に気を付けるのは大事です!
 えらいです!!」

最近は冬という時期になって寒くなってきたので人間さんは風邪とかひきやすいそうなのです。
なのでちゃんと気を付けてる風菜はえらいと思います!!

「バンド……バンドってなんでしょう?
 あの、ごめんなさいまだこの世界の事に詳しくなくて……。」

初めて聞いた言葉です。バンド……バンド……。
しないか?って誘われるのだから遊びか何かなんでしょうか?
でも、遊びなら誘われても迷ないし……何でしょう?

「うーん…何か難しいことだったりします?」

雨見風菜 > 「そうですね、大事ですよね」

本当この子強いなぁ、とつくづく感じる。
詳しいことは知らないのだけども。

「何人かでグループを組んで、音楽を演奏したりするんですよ。
 えーと……まあ、ゲームなんですけど、こんな感じで」

言って、携帯端末にインストールしているバンドゲームのムービーを見せる。
お揃いの衣装に身を包んだ少女たちが、楽器を演奏しながら歌い踊っている。

「練習したりしないといけませんからね。
 難しいと言えば難しいかもしれません」

フィアドラ > 「音楽……あの音出したりするやつですよね!
 私、音楽好きですよ!!」

画面を見て見ればなるほど、人間さんたちが楽器で音を出しています!
……こういうのはテレビで見た事あります!

「練習しないと確かに難しそうですよね……楽器とか……。
 使って好きな音が出せたら楽しい気持ちになるってのは分かるんですけど……。
 そういえば風菜は何か楽器とか使えるんですか?えーと……これとか?」

そうやって指さしたのはいっぱい白い四角のボタンがついている楽器。
糸を押さえて音を出すやつよりもこっちの方がなんで音が出てるのかわかりやすいです!

雨見風菜 > 音楽が好きだというフィアドラに自然と笑顔になる。

「良いですよね、音楽。
 とは言え、音楽にもいろんな分類があるんですよね。
 私の好きなのは、結構安定してないんですけども」

もっぱらゲーム系の楽曲が好きな風菜である。
まあ、それはさておき。

「私は楽器はあまり経験ないんですよね。
 それは……キーボードですか。
 他の人がしてくれるそうです」

原理としてはギターやベースのほうがよほど単純である。
だが、フィアドラの考えは風菜にはわからないので指摘しようはない。

フィアドラ > 「確かにいっぱいありますもんね!
 私は……えーと……このまえテレビで聞いたんですけど……。
 てーん、てれてーん?ってっててーん?うーん?こんな感じのやつが好きです!」

前テレビで流れてた歌なんですけど女の人間さんが歌ってて凄い耳に残ってるのです。
……ちょっと私の歌はあまり上手ではなかったのですけど。

「じゃあ風菜はどうするんですか?
 あっ!!踊るんですね!!」

さっき見た動画で人間さんが踊っていた踊りを真似して踊ってみます。
ぴしっ!!

雨見風菜 > 「……なるほど?」

歌って見せてはいるのだろうけど、ちょっとよくわからない。
表情は崩れないが、流石に首を傾げてしまう。

「踊るだけじゃなく、歌う方ですね。
 まあ、そもそも踊るのかどうかはわからないんですが」

フィアドラの、動画を真似た踊りを眺めながらそう返す。
こっちは元を見たからか、なんとなく合わせようとしてるのは分かる。
無論、普通は一度見ただけで覚えきれるようなダンスではないのだけど。

フィアドラ > 「踊ったほうがいいですよ多分!!
 ……でも、まだいくのかどうのか迷ってるんですね。」

そう、踊るにしても踊らないにしても風菜はまだ迷ってるのです。
……確かに失敗したら恥ずかしいので少しわかります。

「私はいままで音楽した事なかったので今はあんまりうまくできないですけど
 いつかは楽器とかもやってみたいです!
 ……授業とかでもあるんでしょうか?」

音楽は私の世界ではもっとなんていうか歌ったり何かを叩いたりして音を出しているくらいだったし
それも他の種族がやってたので私は殆ど触れてないのです。

雨見風菜 > 踊ったほうが良いと力説するフィアドラの言葉に、思わず笑顔が溢れる。

「ええ、そうなんですよね。
 私なんかで大丈夫かなって」

失敗したら恥ずかしい……のではなく、彼女たちに迷惑になりそうで。
そう、悩んでいた。

「うーん、どうなんでしょうね。
 この世界の、島の外……日本では、いくつかは授業でやりますね」

幼少の頃を思い出す。
あの頃は……あの頃から他の子に比べて胸が大きかったな、と思考が脱線した。
まあ、風菜はリコーダーはそれなりに扱えては居た。

フィアドラ > 「誘ってくれたんだったら大丈夫ですよ!!
 相手の人も風菜に来て欲しいなあって思ったから声かけたんですよ!
 大丈夫じゃなかったら……えーと…笑いながら謝れば大丈夫です!」

失敗しても大抵はちゃんと謝れば許してくれるのです!
許してくれなかった事はないです!

「そうなんですね!皆授業受けてるなら楽器とか皆使えるんですね!」

授業でやってるなら皆色々な楽器が使えるのだと思います!

「けっこう話しましたね!」

時計を見るともう一時間くらい経っています。
最近は太陽がすぐに沈んでしまって直ぐに真っ暗になってしまいます。