2021/01/18 のログ
天野 創一 > 「暴力は嫌いだけど武芸は好きだよ、戦うのは同じだけど互いが互いを尊重して技を磨いていくんだ。…ああ、でもこの街だとそうも言ってられない時もあるんだよなぁ。」


フラフラと何か珍しいものがあればそちらへ向かう創一は裏路地に迷う事があり、正当防衛としてやむを得ず刀を振るう事もある。
好きではないが身を護るため。無法地帯に入るのは進んで入るのではなく迷い込んだため


「あ、あははは…別に上手い事言ったつもりはないんだけど」


言われて気づくが彼女が落ち込んでるのには苦笑い。どう反応すればいいか戸惑いは隠せない。
その戸惑いは彼女の蛇の下半身を見てからもだ。
人間の二足歩行が当たり前になっている創一からすればかなり不便そうに見え、その異形の姿には思わず眉を顰める。


「変質したってことか?…それは中々に難儀な能力だ。確かに異能は恩恵だけを与えるものではないか…」

目をそっと閉じて考える。
制御できない力は己を傷つける諸刃の刃であること…


「あぁ、もう少し話を聞きたいんだが。俺はこの後化学の講義があるから失礼するよ。場所は使って構わないからさ。」


時計を見て、抗議の時間が差し迫っている。
ひらひらと手を振ってこの場を後にする。廊下を歩く最中で名前を聞き忘れた、と後悔しながら教室へと向かう

ご案内:「第一教室棟 屋上」から天野 創一さんが去りました。
藤巳陽菜 > 「普通に生活している分には全然大丈夫だと思うのだけど……」

普通に生活してる分には全く問題ない。
暴力を振るう要素はない。

「異能で困ってる人はたくさんいるわ。
 だからこそ、この学園があったりするだし…。」

そういうので困った人間の駆け込み寺という側面もある。

「……ええ、いってらっしゃい。」

なるべく表情を笑顔で去っていくその背中を見送って自分の袋のチャックを閉める。
自分の姿を少しでも見なくても済むように。

「はあ…………。」

ため息をついて外を見る。
冬の空はずっと曇ってる。

ご案内:「第一教室棟 屋上」から藤巳陽菜さんが去りました。