2021/03/17 のログ
ご案内:「第一教室棟 教室」に幣美奈穂さんが現れました。
幣美奈穂 >  
授業の4限目は、専門科目です。
おうちの方針で、3限目までは一般教養を受けております。
これは、地元に帰った時のためです。
でも美奈穂は、体育はちょっとだけですけど苦手です。
あと、英語とかもちょっとだけ苦手です。
へにょりとなってしまいます。

そんな4限目。
今日は結界術の授業です。
色んな結界についてお勉強です。

「ふむふむなのです」

多分分かったと思いますので、こくりこくりと頷きます。
美奈穂は一番前の席をいつもとっています。
・・背の高い方が前の席だと、見えないからです。
でも、専門教科は様々な年齢の方や体格の方がおられるので、
座席が高めで広めです。
脚がぶらぶらします。

今、聞いておりますのは中国の占術の奇門遁甲です。
色んなのがありますのですね、へぇ~。

幣美奈穂 >  
ちょっと前だと、横の席に妹分のわんこさんに座って頂いていたのですけど。
実家に帰ってしまいましたので、少し寂しいです。
お隣は・・唾広なとんがり帽子の金髪な魔女さんです。
今の、判っているのかときょろきょろしましたら、あっ、視線が合いました。

『飴ちゃん食べる?』

と薄紙で捩じった飴をくださいます。
まるで、おばあちゃんみたいです。
「ありがとうございます」とお礼を言い、お口の中に入れてしまいます。
もぐもぐ。授業中です。

「ふあい、はにゃのにゃごらはやはににゃんだにょにゃまいまにゅ」

今のが判ったかと先生に尋ねられて、
お口の中の飴玉をもぐもぐしながらお応えします。
両手でお口元をかくしてます。
レモン味で美味しいです。

幣美奈穂 >  
同じ授業を受けている、三つ編みがラブリーなおじ様が、
奇門遁甲を実演してくださるそうです。
どんなのなのでしょう?
美奈穂は、えいやっ、とか。うにゃっ、とか。
そんな感じでしか結界術を使った事がありませんん。
皆様、色々考えて結界とかやってるのですね。

先生に言われまして、一度、お外に出ます。
今から、教室までの道に奇門遁甲をしてみるそうです。
あっ、隣の教室、なんの授業してるのでそうか?
覗いてみようとしましたら、先生に手を握られてお外にです。
先生のお手て、大きいですね!

幣美奈穂 >  
「奇門遁甲って、どんなのでしょうか?」

ちょっとわくわくしながら尋ねる美奈穂です。
方向を迷わせるものだそうで、色々な種類があるそうです。
へぇ~、方向音痴な方には大変そうですね!
美奈穂はもうオトナですので、迷子にはないません!
迷大人になるだけです。

「あっ、にゃんこさん!」

教室棟周辺を縄張りにしている子です。
挨拶とブラッシングをしようとしましたけど、先生に手を握られているので
行けませんでした。
暖かくなってきておりますので、とっことっことどこかにお散歩なご様子です。
それを見送ってますと、先生の携帯電話にお電話。
片手でお口を押えてしーです。
先生を見上げます。

術ができたということなので、順番に体験会です!

幣美奈穂 >  
「まだですか?」

先生を見上げます。
他の受講生の方々が順番に入っていく中で、美奈穂は先生に手を握られたままです。
次かしら?
あっ、次?
順番に入っていくのを見送りながらそわそわします。

結局、美奈穂の番は一番最後です。

「いってきまーすっ!」

先生に手をふりふりして、校舎に入ります・・なんか変な感じがします。
ですので、その変な感じのを手で、えいっ、と横にどけておきます。
3階の第4教室に行けばいいのですよね!
先生にしっかりと、行き先のメモを渡されています。
けっして、これを手から離したらいけないって言われてます。

ふんすっ。
美奈穂、お使いは得意なのですわ!

幣美奈穂 >  
角を曲がる時
階段を上がる時、
そんな時々で変な感じがありますので、それらは横によけておきます。

・・紙と教室の番号をきちんと確かめます。

「ごーるです!」

がらっと扉を開けますと、びっくりしたお顔の三つ編みおじ様が居ました。
美奈穂もつられてびっくりです!
どうやってきたのか、と尋ねられましたので。
歩いてきました!、ときちんとお応えです。

――結局、先に出た方も教室に入ってきたのは、それから少したった後。
授業終了5分前になっても教室に入ってきた方は、受講生の半分も満たないのです。
何か色々したり匂いや気配できたりとかあるそうです。
そうなのですか?
美奈穂はてくてく歩いてただけなのです。

結局、よく判らなかった、奇門遁甲という結界術なのでした。

ご案内:「第一教室棟 教室」から幣美奈穂さんが去りました。