2021/04/24 のログ
ご案内:「第一教室棟 保健室」に照月奏詩さんが現れました。
照月奏詩 >  
「……退屈だなぁ」

 4月。行事の1つとして健康診断がある。
 実はこういう行事、自分のような学生には非常にありがたい。
 というのも、まず自身は当たり前だが公式な医療サービスなど受けられる立場にないわけで、怪我ならば闇医者で事足りるが病気ともなるとそうもいかない。
 だが、この様に行事として健康診断を開いてくれると2級とはいえ表向き学生で通っている自分は健康診断を受けられる。これは非常にありがたい。
 薬などを使っているわけでもないし、その辺は問題ないだろう……食生活含めかなり不摂生なのは否定できないが。
 ただ、受けられるのはありがたいが問題もある。それは非常に退屈ということ。
 今だってそうだ。結果が出るまでお待ちくださいとか言われて待っているものの、その間何をしてまっていろというのだろうか。
 本来なら携帯でゲームなりをするのだろうが……あいにくそういうものに興味などなかった。
 結果退屈だなぁとボヤきながらボーッとするだけである。

照月奏詩 >  
 保健室の椅子に座ってボーッとする。他の人は今のところいないが健康診断を受けていたのは自分だけではないし、そろそろ誰か来る可能性もある。
 まぁ来たからといって話しかけるとは限らないわけだが。
 
「にしても、危なかった」

 異能検診を危うく受けさせられそうになったのは非常にまずかった。
 というのも、自分は能力に関してだけは本当に詐称している。ただのバリアを貼るだけという事になっているのに実際の能力を認知されたら面倒どころではない。
 風紀にスカウトされるから? むしろ風紀に捕まる案件だ。なにっせ普通に風紀に攻撃を仕掛けているのだから。
 だからそれだけは避けなければならなかった。まぁ本人希望でという事だったので回避はできたが。

照月奏詩 >  
 そうこうしているうちに名前が呼ばれる。結果が出たとのこと。
 
「すぐ向かいます」

 そういって立ち上がるとそっちへと向かった。

 結果からすると問題なし。むしろ肉体面の能力が想定より高いのではといわれた。
 そういえばそれを忘れていたなぁと思うもそこまで問題にはならず、少し授業がハードになっただけであった。

ご案内:「第一教室棟 保健室」から照月奏詩さんが去りました。