2021/07/26 のログ
ご案内:「第一教室棟 屋上」に照月奏詩さんが現れました。
照月奏詩 >  
 昼休み。ベンチで横になっている人物がいる。もし使う人がいれば邪魔と感じるかもしれない。
 寝入ってるように見えるが、近くに虫や鳥などがよればすぐに目をパッと開ける辺り周りに警戒はしている模様。
 そうして目を開いて少しボーッとして。

「久々だな」

 ボソッと声を漏らす。
 最近裏の仕事が忙しすぎて学校にも満足に通えず、通ったとしても補習みたいなものばかり。
 こうして昼休みにボーッとできる日なんて最近めっきりなかった。
 だが問題はそれまでの日程による誤差だ。今まで昼には体力を戻す為にこうして休んでいたり場合によっては闇医者で治療を受けていたり。
 そうしてできた体のバランスが突然戻るわけもなく。言ってしまえばとんでもなくダルいわけで。

「なんか授業サボるやつの気持ちが少しわかる気がする」

 せっかく学べるのだからとサボることは極力したくはないのだが。気持ちがわかる。
 それぐらい体が重い。というより日がまぶしくて目が痛いレベルである。
 夏だからと言ってしまえばそれまでだが。

照月奏詩 >  だが、これもほんの一瞬だろう。
 ほんの数日でも調べなければいけない案件は無数に浮上している。
 調べた所でその大部分は白―といっても犯罪であることには変わりないが―であり自分達が動くような場面ではない。
 だがそれでも動かなければならない事態があるかもしれない。それだけで調査するには十分な理由だ。
 チャイムがなる。予鈴だ。

「終わりか……あー、昼飯食い忘れてた。まぁ後で食うか」

 勝ったパンを食べずにそのまま寝てしまっていた。
 ダラダラとしながら彼は教室へと戻っていく。
 夜、彼はまた闇の中へと戻っていくのだろう。

ご案内:「第一教室棟 屋上」から照月奏詩さんが去りました。