2021/10/15 のログ
ご案内:「第一教室棟 食堂」に雨見風菜さんが現れました。
雨見風菜 > 「……なんだか、数ヶ月ほど無為に時間を過ごしたような」

そう食堂で呟いたのは雨見風菜。
一般人のマナー程度ではあるが、食事姿はソツがない。

「まあ、これは私のせいではないでしょう。
 きっと、たぶん、めいびー」

雨見風菜 > 「しかし。
 マディファちゃんにバッサリ言われちゃいましたね」

先日のこと。
『糸』にナイフを結びつけて流星錘のように扱う護身術の特訓のためにマディファに協力を依頼した。
無論彼女は快諾し、実際に訓練に至ったわけだが……

マディファ(回想) > 「うむ、護身術の域を出ぬな」

散々ナイフを当てたマディファの体には傷一つ無い。
もともと、彼女の正体が機械であることは知っている。
戦闘用で、一般的な鉄よりも硬いことも。
だから風菜は別に傷をつけられるとは思ってはいなかったのだが。

「まず、ナイフよりも此奴を使うとよいじゃろう。
 じゃが、いかんせんパワー不足じゃな。
 これなら普通の流星錘の方が威力がある」

しばらく特訓はしたものの、彼女からはその言葉と、彼女特製らしい苦無をもらったのだった。

雨見風菜 > 「もらった苦無は軽くて丈夫ではあるんですけども。
 普通の流星錘よりも弱いだなんてショックですね」

もともと自分の『糸』が戦闘に向いているものとは思っていない。
とは言えそれでもちょっとショックではある。

「……まあ、使おうと考えることが有ればもう手遅れなのかもしれませんね」

自分の行状を考えれば、そう思ったほうが良さそうだ。

雨見風菜 > 「ごちそうさまでした」

手を合わせてのほほんと軽く宣言。
しかし返却口にはすぐには向かわない。
お茶をのんびり飲んで、昼休みを過ごす。

雨見風菜 > 「そう言えば。
 『編糸細工』が参考になるかと思いましたけど、全く性質が違いましたね」

しみじみと語るのはゲームで登場した異能。
風菜の『糸』と似通っては居るが、全く性質が異なっていたのだった。

「あちらは自分をエネルギーの糸にするんですもんねぇ。
 異能の糸、と言うだけで全くの別物……

 そもそも私の『糸』って何なんでしょう」

雨見風菜 > 少し考え込む。
周りからはそう見えるが、その実は自分の異能との対話。
そこで出された結論は。

「エネルギーではある、ですか。
 ううん、何とも」

思っていたような答えではなかったようだ。

雨見風菜 > 「さて、そろそろ時間ですね」

言って、食器を返却口へ。
そうして、風和は食堂をあとにするのだった。

ご案内:「第一教室棟 食堂」から雨見風菜さんが去りました。