2021/11/05 のログ
ご案内:「第一教室棟 屋上」に霧島 孝介さんが現れました。
霧島 孝介 > 「おい、おいおいおい…!」

学園にまで届く轟音、閃光。
落第街で繰り広げられている戦いの余波を感じ取り
そちらの方面で立ち昇る硝煙に下唇を噛む。

「クソッ、昨日の今日でかッ……!?」

戦争をこれからどう止めようか
自分はどう介入しようかというのを考えていた矢先に起こった作戦
落第街での風紀委員過激派による作戦が決行されてしまった。

「チッ…あぁ、クソ、どうする…!?」

頭を抱えて、島の一部が戦場になる光景を傍観して
焦燥に満ちた表情を浮かべる。

霧島 孝介 > 悩む。
こんな経験、そうそうあるもんじゃない。
そもそも介入してどうなる?
過激派とはいえ風紀委員。楯突いたら、それこそ俺も攻撃対象の仲間入り。

寮を追い出されて落第街に叩き込まれる…いや、それどころか
その落第街すらなくなりそうだし、俺も抹殺されるかもしれない!

(どうする……?)

頭を抱えて悩む。
自分には、この状況はどうすることもできない。
そう、だからバカな考えは捨てて、もう諦めちまえ。
どうせ関係の無い人だろ?そいつらが死んだってどうでもいいじゃないか
元々犯罪者なんだし、ここで駆逐されれば島のためだろ?


「――――俺は」

霧島 孝介 > 『お前の異能は、人を助けるための優しい力だ』






「俺は―――――――人を助けたい」





 




 

霧島 孝介 > 「今、ここで動かなかったら…俺は何の意味もなく、生きてることになる…!」

立ち上がって、眼鏡を外す。
それを捨て去れば、彼の周りに蒼い光の粒子が出現する。

普段の生成ではない。
彼を包むように蒼い光が集まり、形を作っていく。

ある兵器を作り出せば、それを纏い、屋上から飛び立つ。

「…やってやるさ。待ってろよ」

その『黒い塊』は周囲の景色に溶け込むように透明化し、落第街へと飛んで行った。

ご案内:「第一教室棟 屋上」から霧島 孝介さんが去りました。