2021/11/29 のログ
ご案内:「第一教室棟 教室」に幣美奈穂さんが現れました。
■幣美奈穂 >
「遅刻してしまいました。申し訳ございません・・」
しょんぼり美奈穂である。
朝から『Tokoyo Ultimate Battle Stage』という常世祭のイベントで挑戦されたので、
お友達の付き添いで行ってきたのです。
そして、気持ちよく寝てしまっておりました。
目覚めたら大慌てです。
大きなママにゃんこさん・・白いアムール虎に急いで送ってもらい、
辿り着きましたが、既に二限目も終わりごろです。
ただ、常世学園。
単位制なので、あまり授業参加に煩くないのですが。
たまーのたまーに来ない方などは、4年でなく10年も学生をやっておられる方もおられるという。
美奈穂は4年で、卒業しようと思えばもうできるのですが、きちんと学校で授業を受けたいので、
学園を卒業するつもりとかありません。
ですが、実家に戻った時に困らないように、一般学校の年相応の一般授業を毎年真面目に受けているのです。
しょんぼりしながら、いつもの自分の席へ。
特に固定の席などはないのですが、一般授業ですと大体同じ教室、同じクラスメイトです。
自然に「ここが自分の席」と言うのが出来上がっているのです。
そして、黒板に近い前の中央の席に座るのです。
■幣美奈穂 >
その頃、送ってくださった3mを超す巨体のママさんアムール虎。
廊下側の窓から覗いています。
授業参観のつもりなのでしょうか?
既に前を向いて、ノートに筆で懸命に板書をとる美奈穂は気付きません。
あう~・・あとでお友達にノート見せて頂きませんと!
一限目の理科と、今の地理の授業。
地理はそれなりですが、理科は苦手な方なのです。
そこでチャイムがなりまして、きりーつ、れー、ちゃくせきっ、の号令。
号令係は持ち回りです。
「ああっ、まだ・・」
次の授業の為にと、当番が黒板を綺麗にしてしまいます。
まだ書き写している途中でしたのに、としょぼんとなるのです。
お友達が、痕でノートを貸してくれると言ってくださったので持ち直します。
次の授業までの休憩時間。
一般教養を受けるののではない生徒は出て行ったり、逆に入ってくる生徒もいます。
美奈穂は3限目まではいつも一般教養なので同じ教室です。
「あともうちょっと、もうちょっとだったのですけれど・・」
美奈穂の中では、ぎりぎりのぎりぎりで負けたと思う『Tokoyo Ultimate Battle Stage』第9戦です。
「やっぱり必殺技がないのが・・」
悔しがる美奈穂です。
それ以前の問題なのですけど。
続いて、昨日のドラマのお話などをお友達から聞き、
さらに金狼と黒豹がお寿司対決をしていて、いい雰囲気だったとか、そういうお話が出てきたり。
色んな方向に話が飛びます。
■幣美奈穂 >
こう、手取り足取りでどう使うか教えて・・ぶふぅっと持病の鼻血をハンカチで抑えるお友達。
何かあったのでしょうか?
心配です。
窓から覗いている大虎ママ、目を細めて和やかな感じ。
彼女の目から見れば、ここにいる生徒は全部、子供のようなものなのかもしれません。
そして、あえて大虎ママを意識しないようにしているクラスメイトたちです。
捕食されると大変ですからね。
と、チャイムがなります。
わぁっと扉が開く前に皆さん席に。
扉の外では大虎ママを見かけた教師が顔を引きつらせてから。
刺激しないようにゆっくりと教室に。
『席に着けよ~』
というお声も、日頃に比べると囁き声です。
3限目が始まった一般教養授業の教室なのでした。
ご案内:「第一教室棟 教室」から幣美奈穂さんが去りました。