2022/04/22 のログ
ご案内:「第一教室棟 保健室」に紅李華さんが現れました。
ご案内:「第一教室棟 保健室」に芥芽あるさんが現れました。
紅李華 >  
 はじめてのじゅぎょー。
 たくさんお話しした。
 でもおしえるの、むずかしー。

「――累死了~」

 あたまがぼーっとしちゃう。
 もーすぐほけんしつ――んえぇ?

 ゆらーっとゆれて、ぺたん。
 いたい。
 でもろーかがひんやりしてきもちーかも――。
 
 ――保健室の前の廊下。
 なぜか髪の毛の塊が落ちている。
 ホラーめいた光景だが、一応、生ものが行き倒れているだけである。
 

芥芽ある > 説明!!!
【「はい、皆さんおはようございます! 芥芽あるです!
  今日の私は……学校の先生です!」】

芥芽ある > そういえば最近息抜きの保健室登校……もとい、お茶会をしていなかったなー、などと思いつつ!
ちょっと足を伸ばしてみようかと、ここまで!きた!わけですが!!

「なにー!?」


地面に髪の毛の塊が落ちている。
なんなら、そこから花が咲いている。
あれは……なんていうんだっけ。確か、えーっと……すもも?

なぜ すもも の 花が

怪奇現象? ねえ、怪奇現象??
いや、この島だったら今更かもしれないけれど!ど!

「け、けど、このままには、できない……よ、ねえ……」

とはいったものの。私は一介の一般教員。
こんな難事件の解決には向いていない。向いていません!
だれかー!!専門職ー!!!!

「……」

とりあえず、ちょっと遠巻きに見つめてみよう。
逃げる準備は万端に……!

紅李華 >  
 
「えぅー――」

 あたまがおもいー。
 ぼーっとしてねむいー。
 でももーちょっとでほけんしつ――

 ――髪の毛の塊から、なぜかうめき声が。
 しかも、もぞもぞと蠢いている。
 髪の隙間から、白衣らしきものが見えるかもしれない。
 

芥芽ある > 「へ?」

声?今、声がしましたよ?え?あの髪の塊の中から?
うっそぉ。しかも蠢いてるし……

これってあれ?呪いの髪の毛とかそういう??
つまり、あれ?私、呪われる?助けて!!???

「あばばばば……って、あれ?」

よくみると、白衣らしきものが見える
と、いうことは……

「すでに犠牲者が!?」

なんということでしょう。
え、いや……えっと……ええ……どうしよう……
このまま回れ右は、ちょっと……

「ま、まずは、救助……?」

髪の塊をかきわければ、助けられるかな……
もぞもぞ

紅李華 >  
 
「んえー?」

 なんだかあたまがくすぐったい?
 あれー?
 もしかして、だれかいるー?

「――救、救命啊」

 たすけてほしいかもしれない。
 だって、あたまがぼーっとしてうごけない。
 
 ――髪の毛の下から、白衣の袖が出てくる。
 ぷるぷる震えて、助けを求めているらしいぞ。
 

芥芽ある > 救命啊?……中文?为什么?

……はっ!?
いけないいけない、思考回路がちょっとおかしくなった
えっとえっと……えーっとまって
とりあえず、誰かがいるっぽいのはわかった!

「請等一下!現在帮助你」

いやでも、助けるとはいってもどうしたものか……
私、そんな特異な能力はもってな……あ、なんかお誂え向きに袖が見える。
これってやっぱり、アレかな。これをつかんでどうにかってところかなあ?

……罠じゃないよね?
でもでも人命には代えられない!寝覚め悪くなりたくないし!
勇気を出すのよ、私!ちなみにだめだった場合は諦めようね私!

「い、いくよー」

袖をつかんで……とりあえず、引っ張ってみる

紅李華 >  
 あ、たすけてくれるって。
 手をつかんでくれた。
 ずるずるずる。

「――糖、糖不赡」

 おさとう。
 とーぶんがたりない。

 ――手を引っ張れば、髪の毛ごとずるずると引きずれる。
 ホラーめいた状況だが、ここまで来れば多分、きっと、おそらく、ただの行き倒れらしいと分かるかもしれない。
 

芥芽ある > 「う、うわあ……ん?」

ずるずるずるーって引きずり出されちゃった……人がっ
わーん、よかったよー!なんか怖いものが出てきたらどうしようかと…っ

……

アレ、この毛……この子の……?
こんなやばい塊みたいなのが……いや、まって!?
よくみたら、花もついてくるんですけど?! 軽くホラーなんですけど、これ生えてるんですか?
ねえちょっと、それは聞いてない!

……って、まっておちついて。
見た目とかなんかそんな感じの何かで差別は良くないわね
個性……そう、これは個性!


「……糖?」

えーっとなにかあったかな
あ、そっか。お茶菓子に持ってこようと思ったやつがあった。

「有点心」

そんなわけで差し出……アレ、顔どこだろう。
この髪の毛の中に……?

紅李華 >  
 
「――点心?」

 すんすん、あまいにおい。
 たべていいのかな?
 ううん、たべちゃおう。

「あむ――」

 もぐもぐ。
 好吃!
 あうー、あたまにとーぶんがまわるー。

「――はぅー、謝謝ー。
 ありがとー?」

 もぞもぞ、がんばっておきて、おすわり。
 まだぼーっとするけど、ふらふらしない。
 ――あれ、なにもみえない?

「哎呀ー、そっかー」

 かみのけで見えないんだねえ。
 かみどめどこだっけ――あった!

「――おー」

 まるい! 眼镜!
 なんだかせんせーっぽい!

「你好~!
 えっと、点心、ありがとー」

 こういうときは、にっこり。
 ちゃんとお礼はできたかなー?
 

芥芽ある >  
「……」

あ、たべた。
餌付けしてる気分になるんだけど、人……で、いいよね。
うっかり人っぽい何かだったらどうしようか……
いや、お花生えてるしなあ……

まあでも、今更かな。
どうせ異世界人とか宇宙人とか未来人みたいな相手に授業してるんだし。


「不客气……ああ、えっと。
 まあ、気にしないで。どうしたの、こんなところで」


これはまた、のんびり、というか……うーん、マイペース、な感じの少女が出てきた。
可愛いわあ、美少女。見てるだけで寿命が伸びるかもしれない。

にしても……髪、ながいなあ

紅李華 >  
 
「んとねー、じゅぎょーおわった」

 なんて言えばいいのかなー。
 うーん、にほんごむずかしいー。

「ほけんしつ、かえる。
 んー、糖、たりない、たおれた!」

 わかるかな? わかるかな?

 ――不慣れな日本語で、懸命に説明する。
 袖の余った白衣で、手振りも交えて。
 そして、期待に満ちた瞳で見上げのだ。
 

芥芽ある >  
「じゅぎょー……」

授業。じゅ-ぎょう。学校などで、学問や技芸を教え授けること。

すなわち、学生か教員か……いやまあ、こんなところにいるんだし、その二択じゃないと困っちゃうけど!!

「ん?ほけんしつ? かえる?
 ……あ」


ゑ ひょっとして、教員の方?
うわああああああああ、やっちゃったあああああああああ
だってだって、こんなところで倒れてるとか思わないじゃない
美少女もえー、とか思ってる場合じゃない!

「あ、え、えーっと、はい、はい。
 じゃあとりあえず、保健室、いきましょうか。」

何事もなかったかのように気持ちを切り替えていきましょう。はい。
そう言うの得意、大得意。いや、結局心のなかで引きずるんだけどね!!

「そこで落ち着きましょう」

私もね!
 

紅李華 >  
 おー、つうじた!

「好!」

 おへんじして、んー、んー?
 むー、だめかもー?

「不行~、たてないー」

 手をのばしてみる。
 つれてってくれるかなー?

 ――どうやら自力で立てないらしい。
 袖の余った両手を差し出して、連れて行ってほしそうに見上げているぞ。
 なお、保健室の扉は目の前だ!
 

芥芽ある >  
「……」

じ、じりきでたてない!?
な、なんてあざとかわいい生き物なの!?
まったくもう、このままおも……ごほん

理性理性……私には、理性があるっ……あるよね?


「はいはい。じゃあ手を取って……はい、と。
 まずは立ちましょうねー。立てたら、歩きましょうねー」

袖だか手だかを掴んでよいしょ、と引き起こし
立つのなら、そのまま保健室へれんk……連れて行こう。

これはお仕事。これはお仕事……

紅李華 >  
 
「嘻嘻~ありがとー?」

 わーい、おこしてくれたよ!
 このままだっこしてもらおー。

 ――引き起こされた勢いのまま、全身を預けるように抱きついた。
 すっかり相手にお任せの様子で、そのまま保健室まで連れて行ってもらうだろう。

 ――保健室はごく普通の様子で、ただ、テーブルの上に大量の甘いお菓子が置かれている。
 なんなら、ガラスポットの中に、キューブ上の白い塊が詰まっているが、見るからに砂糖か何かだ。
 ベッドや椅子やらとあるが、どこに運んでも大丈夫そうだぞ。