2019/02/13 のログ
ご案内:「ロビー」に美澄 蘭さんが現れました。
■美澄 蘭 > お昼時。食堂は混み合っている頃合いだろうか。
「ふう…」
蘭はロビーの椅子に腰掛け、テーブルに勉強道具を広げた。
午後最初の時間割はスケジュールに入っていないので、今は勉強にあて、混雑を避けようという魂胆である。
…もっとも、弁当持参組や購買部で昼食を購入して済ませる者などが、ロビーまで圧迫してくる可能性は普通にあるが。
■美澄 蘭 > (とりあえず、次の試験の範囲を簡単にでもさらわないと…)
少女がテーブルに広げたのは古典国語のノートやテキスト、それに辞書や文法の参考書である。
ノートやテキストの中身は、本土の大学入試…それも、一定以上のレベルのそれに対応しているもののようだった。
(入試重視だから単位認定の試験はそんなに難しくないって言われてるけど、油断は禁物よね。
文法と…後はマニアックな語句は確認しないと)
そして、右手に筆記具を持ち、左手で参考書のページを押さえながら、少女はテーブルの勉強道具に向かい始めた。
■美澄 蘭 > ひと段落したところで、顔を上げる。
…試験シーズンなのもあってか、いつもよりロビーで昼食をとる人が多いかもしれない。
(ちょっと飲み物でも…と思ったけど、この広げ方のまま席を立つと邪魔になりそうね)
軽く勉強道具を畳んで重ねてから、自販機の方に向かう。
■美澄 蘭 > 自販機のラインナップを眺める。
時期が時期なのもあってか、チョコレートフレーバーの温かい飲み物が多い。
(…そういえば、この時期だったわね)
2年前のバレンタイン。先輩に背中を押され、踏み出してみて…
色々あって、今左手の薬指に銀色が輝いている。
何となく懐かしくなって、チョコレートフレーバーのミルクティーを購入した。
■美澄 蘭 > そうして、温かい飲み物を傍らに再度勉強道具を展開し、勉強を再開したのだが…
(うーん…やっぱり人多いなぁ…)
何となく肩身の狭い思いをして、少しずつ勉強道具を寄せたりしながら自分の専有スペースを減らしていたが…
(…この状況で勉強は色々辛いわね…もう、一旦食堂見に行っちゃおう)
寄せていた勉強道具を本格的に片付け、立ち上がる。
蘭はそのまま、食堂の方に向かって歩いて行った。
ご案内:「ロビー」から美澄 蘭さんが去りました。