2020/06/06 のログ
ご案内:「ロビー」に伊都波 凛霞さんが現れました。
伊都波 凛霞 >  
「ふわぁ……おっと」

春も過ぎ去り夏が見えてくる季節
心地よい、過ごしやすい時期である

完璧超人と揶揄される凛霞もほんの少し気が緩む
ロビーのソファに腰掛け、小さな欠伸を噛み殺していた

伊都波 凛霞 >  
弛む季節とはいえ風紀委員が緩んでいてはいけない
誰も見ていないので小さく頬を張って、気を引き締める

「夏期講習も近いし予定の確認しとかなきゃ…
 それと、落第街の見回りのスケジュールも」

──これまで色々あって、大きな事件は大体解決したけれど、
それで自分の生活や人生が安定したレールに乗るわけじゃない

ただ真っ当に生きてゆくだけでも、それなりに大変なんだなと、平和の中で改めて感じる

伊都波 凛霞 >  
予定の確認が終われば、次は身だしなみ
朝にちゃん整えて来たとはいえ、お昼頃になればそれなりに乱れてしまう

本来化粧室にいってやるべきところだけれど、今は誰も周囲にいないし…
風紀委員として生活の規範に──なんて堅苦しいことはダメダメ
多少なり柔軟な姿勢はきっと必要です。生真面目ばかりが良識ではないのです、多分

ポニーテールを解き、手櫛で流して再びリボンで纏める
共に長い人生を歩んだ髪、手慣れた作業である

メイクも薄化粧とはいえ気を使って然り
外見に気を使う、ということは=周囲の人間に気を使うということ

ポーチから小さな手鏡を取り出してチェックチェック

伊都波 凛霞 >  
「……ふう」

色々支度を整えて、時計を見る
お昼からの講義にはまだまだ時間が空いている

手早く物事を済ましてしまうのは良いけれど、時間の空白が出来てしまうのは…考えようによっては良いのかもしれない

学生といっても色々考えることは多いのだ
明日の講義のこと、課題のこと、部活のこと
今日の夕飯は何にしよう、この時期の早朝の稽古はしんどいなあ、などなど…

「──ま、がんばって日々を邁進しますか」

うーんっ、と背伸びをして、立ち上がる
早めに講義室に行って予習をするのも大事

生真面目、というほどでもないけれどさすが優等生キャラ
そんな凛霞はショルダーバッグを肩にかけ、いつもどおり軽い足取りで講義室へと向かうのでした

ご案内:「ロビー」から伊都波 凛霞さんが去りました。