2020/07/02 のログ
ご案内:「第二教室棟 屋上」に日下 葵さんが現れました。
■日下 葵 > 夕刻。太陽が水平線にもう少しでくっついて、空全体を橙に染める時間。
煽られるように光を受ける雲は普段灰色や白と、色彩を持たないその腹を幻想的に染め上げていた。
「はー、この場所がいまだに禁煙になっていないの、大変に不思議なんですよねえ」
この島でも有数の高さを誇るであろうこの学園の屋上。
その一角のベンチに深く座って、煙を吐き出す姿があった。
この時間帯に見えるこの眺めと一緒に、
何も考えずにこうして煙草に火をつけてぼーっとする時間が個人的にはとても気に入っている。
普段ならきっちりと風紀委員の制服を着て、規律も守るわけだが、
オフの日は制服なんて着ないし、今のご時世では(名実ともに)煙たがられる煙草を一服……
なんてこともしている。
その差は初めて見る人間ならまるで別人のように映るだろう>
■日下 葵 > どれくらいボーっとしていただろう。気が付けば煙草はだいぶ短くなっていた。
携帯灰皿に灰を落として、ほとんどフィルターだけになった煙草を握る。
一瞬熱を感じるが、それもすぐに消えて、吸い殻を灰皿に入れてしまう。
握った手のひらのやけどは……きれいに消えていた。
「さ、そろそろ帰りますかね。陽が落ちると寒くなるのが島ですから」
そう言ってベンチから立ち上がると、両手をポケットに突っ込んで屋上から消えるのであった>
ご案内:「第二教室棟 屋上」から日下 葵さんが去りました。
ご案内:「第二教室棟 屋上」に白亜 愛さんが現れました。
ご案内:「第二教室棟 屋上」にレイさんが現れました。
■白亜 愛 > 「へへへー」
日傘を差し、ベンチの背もたれにひっかける。固定具も万全。
今日は比較的日が出ていないので、あの子には丁度いいだろうと誘ってみた。
薄い、ぬるめのお茶が入った水筒を取り出して、中身を紙コップに注ぐ。
「へへへー」
平和そうな顔をしている。
■レイ > 「お待たせ、待ったかな?」
初めて屋上に来た。
いつもなら来る理由がないし、遮るものもないからあんまり行きたくない場所だけど。
今日は愛ちゃんが誘ってくれたし、あまり日差しも強くないからやってきている。
屋上のへと足を踏み入れれば、愛に声をかけて日傘の中に少し早歩きで入って行って。
「ありがとね、誘ってくれて。
でも愛ちゃんから誘ってくれるなんて珍しいね」
愛の隣に腰掛けながら、嬉しそうな声音で。
■白亜 愛 > 「へへへ」
来てくれて嬉しい。尻尾があったら振ってた。
「特にね、こう、深い理由はなかったんだけど、たまには一緒にのんびりしたいねぇと」
お茶を渡し、別の水筒から自分の分も注ぐ。
「なんかね。この数日は、数日……?は調子いいから、もっとリラックスできたらなと。へへ」
これくらいの風と日差しならいけるかなーって思って。
四月にしてはやっぱ暑いけどね。
■レイ > 「良かったね、愛ちゃん」
実際はそうじゃないんだけど。そう思っているんだったら、愛ちゃんが幸せそうなら私は嬉しい。
こうやって幸せそうに笑っているのをみているだけでずっとお茶を飲んでいられそう。
ありがとう、とお茶を受け取って一口含む。
お茶の味がする。でも濃くはないし気を遣ってくれているのかな。
その気遣いが嬉しい。
「今日はいい天気だね。
って言っても私にとってのだけど」
無風に近く日差しも弱い。
普通の人にとっては決していい天気ではないんだろうけど、なんて嘲るように微笑を見せて。
■白亜 愛 > 「そう?私にとってもいい天気だぞ」
だってこんなに楽しい。
もし誘える相手がいなかったら、空を見上げることもない。
「こういう日が続けばいいのにねぇ。時折こわそうな人が私を見てくるから走り回ってるもん」
あの人たち、笑い方が怖いんだよなー、と呟く。
■レイ > 「そうだねー
こうやって一緒にのんびりするのも、いいよね」
楽しそうな愛ちゃんを眺めているだけでも嬉しいし幸せになれる。
今日ぐらいは変にネガティブになったり変に気にしないでこうやって一緒にいる時間を楽しむのもいいかもしれない。
「今日はそんなことはないから。忘れてのんびりしようよ」
なんてまたお茶を一口。
何もなかった日の記憶なんだろうけど。
今日はそれよりも何もない、幸せな日にして欲しい。
ご案内:「第二教室棟 屋上」にレイさんが現れました。
■白亜 愛 > 「んー……」
お茶を飲んでほっと一息。
幸せすぎて、眠くなる。
「七夕かぁ……準備が早いなぁ」
なんかモールもできあがってるし、取り残された感。
あぁ、でも、やるなら短冊用意しないと。
「楽しみだなぁ……カレンダー、どこやったっけ……」
いつの間にか見なくなっちゃった。
見つけ出して、あと何日か書いていこうっと。
■レイ > 「...ねえ愛ちゃん」
少し、声の調子が落ち込んでしまっているだろうか。
変にネガティブにならないと決めたばかりなのに。
「愛ちゃんは七夕はまだ3ヶ月後って思ってると思うけど
もうすぐ七夕だよ」
落ち込んだ声の調子をできるだけ自然にあげて。
何て事でもないように、伝えてみようか。
■白亜 愛 > 「ほーん?ほんほん……?」
そっかぁ……、もうすぐかぁ……。
三か月後じゃないんだぁ。
「ほん?」
うん?
「今日何日だっけ?」
もしや私時を超えてるん?
■レイ > 「今日は7月2日だよ
あと...5日だね、七夕まで」
言ってしまって大丈夫だったか不安になるけど。
何事でもないように受け止めてくれると嬉しい。
「あ、そうだ
図書館にも短冊とか貼る場所とか作っていいか聞いてみようかな」
不安ゆえに、話題を逸らそうとしつつ。
■白亜 愛 > 「えぇ……私そんなに寝てたの?
どーりで最近すっきり起きれるわ」
いつの間にそんな冬眠レベルになったんだろ。
お母さん達のおまじないかな?
多分、今とても健康。
「いいんじゃないかな。最悪居住スペースとかに。
レイちゃん、私がぐっすりだからって甘やかしすぎだよぉ。にひひ」
起こしていいんだよー?私はクマじゃないぞー?と笑う。
■レイ > 「それはね、愛ちゃんが可愛すぎて起こせないんだよ
ほら、寝顔眺めてるのがたのしくってついね」
にひひと笑う愛にえへへ、と照れた笑みを返す。
愛ちゃんの幸せそうな寝顔が可愛いのは事実だし、ついつい眺めていたくなるのも事実。
...兎も角、冬眠していると勘違いしてくれたのは良かった。
「私たちだけの笹飾りとか置いてみる?
二人でだけで飾って短冊書こうよ」
ソフィア先生にでもお願いしたら準備してくれるだろうか?
■白亜 愛 > 「そっかそっかぁ。私もレイちゃんが寝てると見守りたくなると思うぞ」
まだ寝顔見たことないけど。お互い様になりそう。
なら仕方ない!
「にへへ、二人だけかぁ。それもいいねぇ。願い事を沢山盛っちゃうのもいいかも」
真っ先に浮かんだのはレイちゃんの笑顔だし。もっと沢山願っても許されるだろ!
■レイ > 「お互い様だね」
基本的に私の方が早起きしちゃうからベッドじゃないと寝ても起きちゃうから愛ちゃんが私の寝顔を見たことがあるかわからないけど。
いつか見られてみたい...ってなんだか訳のわからないことを...
「いつか一緒にしたいこととかいっぱい書こうよ
一緒にどこかに外食とか」
ーいつか私の体質がどうにかなったら。
ーいつか愛ちゃんが毎日を忘れないぐらいに幸せになれたら。
二人でやりたいことをいっぱい書こうよ。
そう、笑顔を愛に向けて。
■白亜 愛 > 「にへへ、もう手帳をぶら下げたほうがいいんじゃね?
やりたいこと、沢山あるんだから。へへへへ」
あれやこれ、それに……へへへ。
きっと何やっても楽しい。
彼女の助けになれるよう、頑張らなきゃね!
元気があるレイちゃんの笑顔は、とっても素敵だ。
■レイ > 「それでも3冊は用意しないとね
でもやっぱりもりもりの短冊の方が面白そうじゃない?」
愛ちゃんと行きたい場所はいっぱいある。
愛ちゃんとやりたいことはいっぱいある。
それこそ手帳3冊で足りるかどうか。
その為にも、二人の抱える問題をそれぞれどうにかする為にも。
私も頑張らないといけない。
この笑顔を守る為にもね、とお茶を一口。
ただのお茶のはずなのに、随分と幸せな味がした。
ご案内:「第二教室棟 屋上」からレイさんが去りました。
ご案内:「第二教室棟 屋上」から白亜 愛さんが去りました。