2020/07/13 のログ
ご案内:「第二教室棟 屋上」にヨキさんが現れました。
ヨキ > 夜。仕事を終えたあとの息抜きに、ヨキが屋上のベンチで寛いでいる。
手にはいつもの缶コーヒー。

日没後の風はほどよく冷やされて、高い場所にあるこの屋上を心地よく吹き抜ける。

スマートフォンを弄り、ときどき缶コーヒーを口にして、人気のない庭園にゆったりとした時間が流れる。

ヨキ > スマートフォンを仕舞い込むと、あとは照明や街の光だけが周囲を照らす。

唇を緩く結び、夜景を眺める横顔は、日本人離れした異邦のシルエット。
風が髪や服の裾を揺らし、時おり瞬きをしていなければ、そうした彫像のようにさえ見える。

黙して、何かを考えている。
考えることは、いくらでもあったから。

ヨキ > それから、しばらくの時間が経って。

コーヒーを飲み終えて、立ち上がる。
うんと伸びをして、心地よさそうに息を吐く。

ヨキが屋上を去ると、あとは静かな夜が広がるばかり。

ご案内:「第二教室棟 屋上」からヨキさんが去りました。