2020/10/19 のログ
火光雷鳥 > 「ええ…んーー、お前美少女だし性格はちょっとアレだけどまぁ、別に個性と見れば悪くないし。
あとは――…そうだなぁ、お洒落とかもっとしてみたら魅力アップするんじゃねぇか?」

あ、ちなみに俺は女の子のファッションどころか自分のファッションもいまいちだから参考意見とかは却下な。

「いや、俺のはただのありふれた発火能力なんだけど、そんな大したもんじゃねーし。」

真顔で右手を「いやいや」とばかりに左右に振って。爆破までやったのは矢張り記憶に無いらしい。
どのみち、何で勝てたのかは今でもさっぱり分からない。記憶が飛んでいるのだからそうなるのも無理は無い。

「え?何その人生がバトルみたいな考え…俺、ほぼ凡人なんでもうちょいイージーモードの人生がいいんだけど。」

何、その人生観。俺はもうちょっと平和的なやつで満足なんですけれど。
基本、やや小心者で自己評価も低め安定なので、血生臭い浮世は勘弁願いたい。

「なんでもねーーーーの!!あと、そういう意味で襲うんじゃねーよ!」

いや、或る意味で命がけかもしれんけど、下手したら俺が窒息させられて死ぬかもしれないし。
と、いうか待て待て何で襲う前提になってるんだ俺はそうじゃない!!

「まー何だ…えーと、要するにアレだ。おまえの部屋に一日お泊りって感じなんだがいいのか?」

綿津見くらげ > 「御洒落とな。
 ふむ。」
着る服と言えば学校の制服か、
あるいはゆったりめのワンピースが多い。

「どんな服が。
 似合うだろう?」
そう言えば、以前出会ったメイドに、
自分のメイド服を作って貰える話になっていた。
……果たして、メイド服が御洒落の範疇かは分からないが。

「負けるものか。
 私が。
 ありふれた発火なぞに。」
あの時の力は只事では無かった、それは確かだ。
少し様子がおかしかったのも事実だが。

「自信を持て。
 雷鳥よ。」
ともあれ、平凡な力という訳では無いのだ。
それを少女は伝えたいのだろう、多分。

「なんでもないのか。
 じゃあ。どういう意味なのだ。
 詳しく。」
何故かやたらとしつこく食いついてきやがる。

「良かろう。
 尽くそう。
 贅の限りを。」
少々不安だが、もてなすつもりはある様だ。

火光雷鳥 > 「んーー?そうだな。個人的には露出が多いのも捨て難――いやいや、これから寒くなってくるしな…うーーん。」

くらげに似合いそうな服装。はて?何があるのか…本当に女子のファッションとか全然詳しくないので分からん。
くらげの服装といえば制服姿のイメージだが、あとはワンピースとかロングスカートイメージ?

「――メイド服とか似合うんじゃね?」

奇しくもそんな見解が出たが別にこの男はエスパーとかではない。
メイド服、というのもコスプレ的なあれでなく本格的な丈の長いヤツのイメージだ。

「いや、実際勝てる見込み殆ど無かったけどさぁ。ありふれてるんだからしょうがねーじゃん。」

自分の記憶に残っているのは、せいぜい集中してピンポイントで彼女の操る水を一部蒸発させたくらいだ。
その後の爆破で水の膜を吹っ飛ばしたとかは全く無意識で本当に覚えていない。肝心な所が抜け落ちているのだ。

「自信――かぁ、本当、お前に勝った実感がねーんだけどなぁ。」

自信もそうだが、勝ったという実感や達成感があまり無い。実際思い出せない事もある。
そもそも、何で最後俺は左腕に火傷を負う羽目になったんだっけ?まぁ、いいか。

「何かすげぇ食いついてくるなお前!…ぅー…あーもう!アレだよ性的な意味でってやつ!夜這いとかそんな感じのアレ!!多分!!」

と、また自棄で暴露していくがくらげにちゃんと通じるかは分からない。通じてもあまり動じなさそうな友人だけど。
ともあれ、彼女なりに歓迎はしてくれるらしい。まぁ、嫌々とか渋々よりは全然いいんだけどさ。

(…本当、危なっかしすぎて心配になるなコイツ…はぁ)

命令を出したのはこちらだけど、本当、変に無防備で危機意識が無さ過ぎる。

綿津見くらげ > 「露出。
 ……寒い。
 却下。」
無碍も無く断られたが、寒く無ければ良いのだろうか。

「…………。
 良いだろう。
 メイド服。」
提示されたのは、偶然にもメイド服。
御洒落というよりはコスプレだが、
自分としても着てみるのはやぶさかでは無い。

「まったく。
 しょうがない奴め。
 実感させてやる、私のもてなしで。」
勝利を実感させるほどのもてなしを、
この少女はしてくれる様だが……何を出されるのやら、やはり不安である。


「性的。
 夜這い。」
雷鳥の言葉を繰り返し……

「………。
 ……………。」
なんだか急に顔が赤くなってきた。
そこまで直接的に言われれば流石に理解できた様だ。

「………。
 や……やれるものなら……やってみろ……。」
返り討ちにしてくれる、と言うが、
多少の動揺は隠しきれず。

火光雷鳥 > 「うん、流石に女の子を寒さに震わせるのはどうかと思うし言ってみただけというかね?…マジかよ!?」

いや、メイド服でいいのかくらげさんや。自分で言っておいてなんだがどう足掻いてもコスプレでは?
むしろ普段着の一環でメイド服とか色々と目立つのではないだろうか?
――本音?―――美少女メイドって見てみたいよな!!

「お、おぅ何か別の意味に聞こえる気がしないでもないけど、もてなしは楽しみにしてる…。」

と、いうか発言がちょいちょいこっちが勘違い妄想しそうになるのはどうなの!?
俺も年頃男子なのだがくらげ的には多分そういう事は全く考えてなさそうだ。多分平常運転。

――あ、顔が赤くなった。流石に或る程度ストレートに言った事でこちらの言葉の意図が伝わったらしい。
良かった良かった―――いや良くねぇーーー!!!!
これじゃ俺がただのスケベ野郎じゃないか!!…あ、うんそういう事は勿論興味はありますごめんね!!

「……お、おぅ覚悟しとけよ勝者の余裕を見せてやろう」

と、ついくらげのノリが移ったのか偉そうにのたまうが、どう足掻いてもチェリーボーイである。
むしろ内心で凄く混乱しているのは言うまでもない。おかしい、どうしてこうなった。

「ま、まぁそういう訳でお泊りはまたメールで日時相談しようぜって事で!!」

凄い恥ずかしくなったので、挙動不審にややなりながら立ち上がる。
どのみち、そろそろ引き上げて寝ないと明日は寝坊と遅刻のコンボをやらかしてしまいそうだ。

「あーー…くらげはまだフラフラするのか?俺はもうそろそろ帰って寝るつもりだけど。」

綿津見くらげ > 「………。
 ……覚悟しといた方がいいのか?」
……どんどん話がややこしい方向へ……。

「分かった。
 いつでも来い。
 大体暇、私は。」
そう言い残し……

「もう少し。
 後片付けしてから帰る。
 じゃあな、雷鳥。
 待ってる、メール。」
ふわりと宙に浮き、
校舎の中へと浮遊していくのであった。

ご案内:「第二教室棟 ロビー」から綿津見くらげさんが去りました。
火光雷鳥 > 「…えーーと、そりゃあまぁ、た、多分?」

――あれぇ?何かおかしな方向性になってる気がするぞ?
…あ、ハイ俺のせいですすいません。が、今更後には引けないというか、くらげも割りと自爆してないかなこれ!?
…うん、当日は俺の理性パワーを最大限振り絞るしかないようだ……だ、大丈夫か??

「え?あ、おぅ、了解!また後日メールするわ…つーか後片付け済ませたらゆっくり休めよー!」

と、ふわふわと一足先に立ち去るくらげを見送りつつ、盛大に肩の力が抜けたように項垂れて。

「……やべぇ、何か墓穴を掘りまくってる気がしてきたぞ…。」

ともあれ、予定とか後で確認しておこうと思いながら少年もロビーを立ち去るのであった。

ご案内:「第二教室棟 ロビー」から火光雷鳥さんが去りました。